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作品解説

イギリス初の長編アニメーションであり、
伝説のH(ハラス)&B(バチュラー)最高傑作。

 イギリスの「ハラス&バチュラー」といえば、1940~70年代にかけて、ヨーロッパで最大、かつ最も影響力のあるアニメーションスタジオであった。長編映画はもちろん、戦時中のプロパガンダ映画から、実験的アートフィルムに至るまで、実に2000以上もの作品を残している。
 また、子ども向けの娯楽商業作品とはまったく別のアプローチで、芸術作品にまでアニメーションを昇華させ、大人をも観客の対象としたことは非常に画期的であった。
 しかし、日本においては、その功績どころか名前さえもほとんど知られていないのが現状である。三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーは、彼らの代表作である「動物農場」を劇場初公開する。古きよきヨーロッパのアート感覚や乱暴なまでのグロテスクさで描き出される動物たちの心理描写、擬人化された動きや表情など「ハラス&バチュラー」の知られざる魅力をお楽しみ頂きたい。