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日本語吹替版翻訳・演出を高畑勲が担当。
個性的なサブキャストの声を香川照之が熱演!
日本では、「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョとなりの山田くん」の高畑勲監督が、「キリクと魔女」に引き続き日本語版監修・翻訳・演出を行った。
アラビア語はオリジナルの音声を生かし、フランス語の部分だけを日本語に吹替えるという非常に困難な作業となった。
両言を話す登場人物の場合、キャストたちは、限りなくオリジナルの声優に近い演技をするだけではなく、その声質や発声方法までも揃えなくてはならない。
この制約の多い難しいアフレコに参加したのは、3年連続日本アカデミー賞助演男優賞に輝く香川照之。
登場人物の中でも最も個性的でグロテスクな役柄クラプーを見事に演じている。
また、才気煥発、ひときわチャーミングなシャムスサバ姫を、8歳の新人子役、岩崎響が好演している。