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作者紹介

監督:ロマン・カチャーノフ

(Р. Качанов)

1921年、ロシア・スモレンスク生まれ。1938年に美術学校を卒業後、1946年にソ連国営スタジオのソユーズムリトフィルム付属のアニメ美術コースを修了。翌年から、イワン・イワノフ=ワノやレフ・アタマーノフの作品に美術監督や助監督として参加した。1958年にアナトーリ・カラノーヴィチと共同製作の『老人と鶴』を発表し、人形アニメーションの監督としてデビュー。『恋する雲』(●●)で注目を集め、『ミトン』(67)でアヌシー国際アニメーションフェスティバル一等賞を受賞し、その才能と技術力は世界の著名なクリエイターに絶賛された。『ママ』(72)など都市生活者の視点を描いている斬新な作品を発表したのも特筆すべき点である。1969年の『こんにちはチェブラーシカ』(タイトルはこれで良い?)は国民的人気を博し、83年までにシリーズ4作品を制作した。『第三惑星の秘密』(81)など、セルアニメーションも手掛けている。弟子にユーリー・ノルシュテインがいる。元ボクサーという意外な一面も併せ持つ。1993年没。