2004年04月


04月01日(木)
5月22日(土)からの新企画展示「ピクサー展」にむけて、準備が着々と進んでいる。
吾朗さんのスケジュール表には「ピクサー展強化週間」との文字が入っており、ほかの予定を入れさせない構えを見せている。展示するパネルや年表、キャプションを次々と完成させてはチェックをし、また作り直して、とまさに強化週間の日々だ。

そのピクサーアニメーションスタジオから、アニメーターの方が5人、美術館に見学に訪れた。吾朗さんが挨拶の後、企画展の内容を説明し、とある部屋を再現するアイディアに歓声が上がったそうだ。

今日からカフェでは新メニュー「いちごのムース」(680円)と「チーズ入りたまごパイ」(15時以降、530円)がスタート。また、「大麦入り農家のスープ」がパンがつかない単品(700円)になった。ちなみに今後ご紹介するもののお値段は、すべて税込み価格です。


04月02日(金)
小林さんが、せっせと貯めた某会社のポイントで簡易洗濯機を手に入れた。水色のかわいらしい洗濯機は、早速、休憩室の隅っこで、布巾やタオルを入れて、小さい身体をカタカタ震わせている。

ショップでは新商品がスタート。傾けると美術館のオリジナルキャラクターが美術館に入っていくというフローティングペン(735円)と、ノルシュテイン作品『霧の中のハリネズミ』のハリネズミとミミズクのマスコット(各682円)。どちらも人気を呼んでいるとのこと。


04月05日(月)
閉館後、館長からスタッフ向けにピクサー展についての説明会が開かれた。開催までおよそ一ヵ月半。いよいよ追い込みとなった。


04月06日(火)
ピクサー展で実際に展示するコルクパネルに、吾朗さんが次々と絵を貼っていく。絵の量がとても多いからか、どれをどの位置に持っていくかを悩んでいる様子だった。


04月07日(水)
某雑誌の取材で、撮影モデルとなった郎くん、石光さん、石渡戸さん、井上さん、横山さん。みんなちょっと照れつつも、さわやかな笑顔をカメラに向けていた。撮影後、事務所に戻った郎くんは、「撮られるのは嫌いじゃないな」と報告していた。

土星座でノルシュテインの代表作「話の話」の上映が始まった。


04月08日(木)
ピクサー展の一角、通称ラブラウンジなるスペースに使うヘビ柄のガウンを探す担当になった田坂さんが、苦戦している。探しに出かけた歌舞伎町、上野でも見つからず、とうとう買うのはあきらめて、作ろう! と繊維問屋にも行ったが、ヘビ柄の布自体が見つからない。困った田坂さんは、展示メンバーだけでなく他の社員にも見本を見せて、なんとか見つけてと協力を求めている。それにしても、今時誰がこんなの着るんだ、という柄なんですが。


04月09日(金)
カブトムシの世話を任命されている郎さんは、世話疲れのせいか、最近自分の席に戻るたびに「ロサンゼルスに行きたい…」などと現実感のない言葉をボソッとつぶやいているそうだ。


04月12日(月)
閉館間際、トトロのニセ受付前で、お母さんに「またこようね」と言われた小さな女の子が、大きな声で「ま・た・く・る・ね」「ま・た・く・る・ね」「ま・た・く・る・ね」と3回も念を押すように言っていた。それを聞いた井上さんは、「あー今日もいい一日だった」と微笑んでしまったそうだ。


04月13日(火)
トライホークス室長、石光さんを中心に「お話の会」の講習会が開かれた。講師をお招きして、スタッフの話しぶりに講評をいただき、スタッフたちは普段やっている中での疑問点などを質問した。質問事項がたくさん出て、とても有意義な会になったとのこと。


04月13日(火)
ネコバスルームの柵の先端の丸い部分を交換した北嶋さん。取り外した丸い部分をみながら、北嶋さんと吾朗さんは「いったい何人の子どもがここをさわったんだろうねぇ。」と思いをはせたそうだ。

安西さんと三好さんと田坂さんの3人が、ピクサー展に展示するために、ジブリに飾ってある絵を取りに行く。ピクサーのスタッフたちのサインが入ったとても楽しい雰囲気の絵をしばし借りることになった。


04月14日(水)
開催まで後一ヶ月と少しとなり、もろもろやることが満載のピクサー展について、滝口さんと生江さんが休憩室で熱心な打ち合わせをしていた。


04月15日(木)
カフェでは、ピクサー展に向けてアメリカンなデザートを試作中。田中さんはコーヒーを使って試作品を作ったのだが、「失敗しちゃってドロドロなのができちゃいました」と嘆いていたそうだ。なんとか完成にこぎつけてもらいたい。


04月16日(金)
三好さんと田坂さんが倉庫へ行ってピクサー展示のための什器運び出しの手配をした。また、夕方に名古屋出張から帰ってきた安西さんは、落ち着く間もなくいろいろな確認ごとに追われ、さらに、業者さんの計測に立ち会うため、美術館へと向かった。


04月17日(土)
5月末に某地域で開催される消防訓練に、堀口さん、深谷さんが参加を宣言。当然郎さんにも声がかかり、「ユニフォームをそろえなきゃなぁ」と3人は今から張り切っている。テニス部で鍛えた郎さんは「伊達に体育会系じゃないですからね、やるからにはトップでしょ!」と最近自転車通勤で鍛えた足をムキムキさせていた。


04月19日(月)
アトリエで電話を取った今井さんが、突然「ジャスト・モメント・プリーズ」と言って電話を置き、慌てて「英語が話せる人いる?」と事務所の中を見回した。他の全員の目が黒瀬さんに集中したものの、得意なのはドイツ語だったので断念。結局、宍戸さんが電話に出たのだが、なぜか普通に日本語で話し始めた。どうやら英会話スクールへの間違い電話だったらしい…。


04月20日(火)
事務局長を務める西方さんが退職することとなり、夜、カフェにて送別会が開かれた。新たな目標への決意をこめた挨拶を聞き、一同拍手で見送った。


04月21日(水)
ピクサー展の準備のため、ジブリに行った安西さんと三好さん。ジブリの人たちへの用事をいろいろ済まそうと思っていたのだが、お目当ての人がことごとく打ち合わせ中で振られてしまった。消沈して広報室でしばらく待っていると、神村さんがラジオで評判を聞いて買ったという5,000円!! のバウムクーヘンを持って登場。みんなで切り分けて食べたところ、さすがに高価なだけのことはあり、ふわふわしっとりおいしく、安西さんたちもすっかり元気になったそうだ。


04月22日(木)
ピクサー展開催期間中、土星座で上映するピクサーの短編映画フィルムが到着した。
担当の滝口さんは、約60本が一気に到着したため中身の確認に追われて大変だったが、これでいよいよ本当に上映ができると、一安心したそうだ。


04月23日(金)
来る5月28日に三鷹市役所で行われる防災訓練コンクール出場がいよいよ具体化してきた。やはり堀口さんは「発声練習しなきゃ」と、張り切っているのだが、コンクールは軍隊訓練並みの厳しさとか。勝利への鍵は「美しく機敏な動きで消火にあたること」だそうだが、周囲からは心配の声が漏れている。


04月24日(土)
朝礼で新事務局長の中島さんが紹介された。これで美術館には「中島さん」が3人になる。しかし、新事務局長の中島さんだけ「なかじま」と濁点がつくことが判明した。


04月26日(月)
閉館間際にマックロクロスケの穴だまりで永生君が豪快に転倒。子どもたちはもちろん、子どもたちと一緒に一日中遊んで疲労気味のお父さんお母さん、スタッフも大笑いしてなごんだそうだ。ちなみに運動神経のいい永生君には怪我はなかったとのこと。

今日から事務所に総務アルバイトの野村さんが出勤。

ピクサー展のために日曜日に安西さんが購入した電化製品類が続々と届く。パソコンのモニター、DVDプレイヤー、アップコンバーターなどなど。開催日がせまり、出勤日だと外へ行く時間がなかなか取れないため、休みの日が貴重な買出し日となっている。


04月27日(火)
ピクサー展で工事をお願いする業者さんが美術館に下見に来たのだが、あいにくの雨と、とても強い風。そのため美術館の出入口は、周りの木々から落ちた葉っぱで一面が緑になっていた。


04月28日(水)
ホワイエのポスターケースの展示を担当している滝口さんと三好さんが、現場でその展示方法を検討した。上映する短編映画のオリジナルマスコットやドライフラワーを使った立体的な展示になるらしい。


04月29日(木)
美術館アトリエでは西方さんと中島さんと中嶋さんが引き継ぎ作業で大忙しの様子だった。


04月30日(金)
ピクサー展開催期間中のメニュー開発のため、サンフランシスコ出張に行っていた堀口店長と佐藤シェフが無事帰国。ピクサーのジョン・ラセターさんの好物である鳥の胸肉とサラダをさっそく新メニューに活かしたい、と意欲満々の様子だった。