2003年04月
04月01日(火)
ショップの棚卸しが行なわれる。「大変なことになりそう」と恐れをなす草野さんだったが、思いのほか早く終了。頑張ったスタッフを気遣って小葉松さんが弁当を用意し、みんなで花見弁当を楽しんだそうだ。
04月02日(水)
カフェでは本日より新メニューがスタート。「大麦入り農家のスープ」が春野菜を取り入れた春バージョンになった。鶉の卵が入ったロールキャベツがスタッフに好評だが、厨房の川村くんは、春キャベツの確保に苦労しているとのこと。
同じ日に「おもいでのチョコレートケーキ」も始まった。子どものころ、誕生日にはチョコレ-トケーキを食べていたという堀口さんは、懐かしい気持ちになるそうだ。
04月03日(木)
2001年10月開館から100万人目のお客さまをお迎えした。名古屋から来た8歳と 4歳の兄妹で、吾朗さんから記念品を贈られると照れながら「嬉しいです」と答えるかわいらしい2人であった。
アトリエで花見が行なわれる。久石譲さんから贈られた樽酒が振舞われ、美しい桜を肴に皆思い思いに楽しんだ。一番遅くまで粘っていたのは、盛田さんと「国際情勢」を語っていた堀口さんと天内くん。といっても盛田さんが一方的に話しているようにしか見えなかったのだが。
04月04日(金)
昨日の花見の樽酒をジブリの神村さんが回収に来る。運ぶのを手伝いに、三好さんがおでこにでかい冷湿布を貼って現れ、「昨日飲みすぎました…」と弱々しく言うので、笑いとともに罵声を浴びていた。
04月05日(土)
久々にまとまった雨が降った。土星座のスタッフは朝から雨対策を万全に整え、水が土星座内に入らないようにビニール袋などを用意していたが、予想に反して大量の桜の花びらが落ちていた。しかしホワイエにあるマットが大活躍し、ほとんどを取ってくれた。
04月07日(月)
大口さん宛にイギリスから小包が届く。以前来場したお客さまからで、ショップで言葉が通じず困っていたとき対応した大口さんに感謝して、「○リー・○ッター」のキャラクターであるヘドウィックの人形がプレゼントされたそうだ。大口さんが対応したとき、たまたま机の上に「○リー・○ッター」の本が置かれていたので送ってくださったらしいが、実はこの本、ファンタジー好きの深谷さんのものである。
04月08日(火)
美術館アトリエからジブリの1スタに引っ越すことになった広報の田村&机コンビが荷作りを始める。そのあまりの量に荷物を取りに来たジブリの西岡さんが絶句。下見に来たときは「これくらいの量なら大丈夫だよ」と言ってたのが、「こんなに無理だよ!」と180度意見を変えていた。
04月09日(水)
橋田さんが九州旅行に行くらしいと噂され、2階事務所では「九州、いいなあー橋田さん」の大合唱。しかし堀口さんが「僕も橋田さんに生まれてばなぁ!」と言うと、皆しばしの沈黙の後「ツライと思うよ…」と答えていた。
04月10日(木)
トライホークスで、子どもたちのために絵本を朗読する「お話の会」が開かれる。時間になると2階にいた親子連れのお客さまに声をかけて集まってもらい、石光さんと土屋さんが「はじめてのおつかい」などの本を読んだ。大型絵本を開きながら読んだので、見るほうも楽しかったようだ。もちろん読み聞かせをしたスタッフも楽しかったのだが、やはり緊張したとのこと。
04月11日(金)
「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」の展示に、4歳くらいの男の子が興味津々。スタッフにいろいろと質問をぶつけてきた。オーニソプター「アルシオーネ」の実物大模型で「どこがエンジン?」「ブレーキは?」と聞き、潜航艇カンブリア号をチェックしていたスタッフに「何をしているの?」と熱心に尋ねてきた。男の子と話をしたスタッフも、嬉しい時間を過ごせたそうだ。
04月12日(土)
ショップのユニフォームが新しくなる。といっても、模様はこれまでと同じようなギンガムチェックなので、ぱっと見あまり変化は無い。変わったのは通気性が向上したことと、袖口が広くて動きやすくなった点だ。
04月14日(月)
トライホークス「お話の会」第2回が開かれる。この日は石光さんと菅井さんが朗読。2回目ということもあり、余裕をもって読めたそうだ。前回よりも聴く人が増えたのも嬉しい。また、様子を見ていたスタッフによると「暖かい感じのする会だった」とのこと。
04月15日(火)
これまで美術館地下の作業室で黙々と作品保存作業をしていた槙原くんが、アトリエの2階に引っ越し。予定より早く作業は終わったが、槙原くんは「同じ部屋にいる三好さんから、見たこともない昔のアニメの話を振られたらどうしよう」と不安を漏らしている。
深谷さんとケーキハウスのスタッフが「フィルム付きっぷ」を制作している業者さんの工場へ見学に行く。工場できっぷができる過程などを見学したそうで、菅野さんは「想像通り大変な作業でした」と感心して帰ってきた。
04月16日(水)
今日から研修の新人スタッフに、総務の小林さんが、シフトの出し方や休憩室の使い方など説明した。小林さんにとって今回のような長い説明は初めてだったので、準備にかなり時間をかけたそうだ。説明が終ると、ショップの新井くんが体育会系のノリで「ありがとうございましたッ!」と勢い良く言ったので、努力が報われた気がして嬉しかったそうだ。
04月17日(木)
近頃修学旅行生と思われるお客さまが増えている。授業の一環ということで、スタッフへの質問が多く、時には鋭いものもあり、スタッフの緊張感もちょっと増しているようだ。
この日は外国からのお客さまも多かった。「鯉のぼり」を持ってきた方や赤いアフロヘアーの方などがいて、館内が少し華やかな雰囲気に。
04月18日(金)
新人スタッフたちが研修で「自然文化園」「山本有三記念館」などの美術館周辺施設を見てまわる。とても暑い日だったので、引率担当の深谷さんは美術館に戻ってくるなり「暑くて鼻血がでるよ~」とぐったり。しかし、北嶋さんから「子どもじゃないんだから!」と厳しい言葉を浴びせられていた。
04月20日(日)
石光さんが地下にある作業室から2階の事務所へと引越しをする。荷物が多いわりにはあっという間に作業が終わり、石光さんは「2階は明るいし、コピー機が近くて嬉しい」とホッとした様子。一方2階にいるスタッフは「石光さんが来てお菓子が増えて嬉しい」と言っている。
04月21日(月)
先週から研修を行なっていた新人スタッフがいよいよ現場に入ることに。各エリアのリーダーが挨拶と紹介をしたが、「美術館の顔のケーキハウスです」「人気のネコバスルームです」などなど、それぞれのエリアの自慢合戦になったそうだ。
04月22日(火)
仏像を愛する田坂さんがついに仏像彫刻教室に通い始めた。彫刻刀で傷つけたと思しき絆創膏だらけの手をみんなに披露する田坂さん。輝く笑顔で「仏の手」を自慢された西方さんは「20代の女が仏像彫りとは…」と嘆いていた。
04月23日(水)
雨の降る冷え込む日だったが、修学旅行生が元気に美術館に来場してにぎやかだった。ある男の子が「めいとこねこバス」を見終わったあと「俺も空を飛びたい!!」と素直に感動を表していて、澤登さんは「かわいいなぁ」と思ったそうだ。
04月24日(木)
偶然にも、永生くんが通っていた保育園の子どもたちが来場する。永生くんを覚えてくれていた先生もいたそうだ。子どもたちは土星座の天井を見て「お月さまだ!」「飛行機だ!」と口々に叫ぶなど、館内を楽しんだようだった。
04月25日(金)
早朝からテレビの取材が入っているにもかかわらず、予定時刻の25分前に起床するという荒技を見せた田村さん。しかも、起きてから15分で美術館に到着し、現地で待っていたジブリの西岡さんを驚かせていた。取材は無事に終了し、朝のことなどどこ吹く風の田村さんは、「まあこんなもんかな♪」と鼻歌で余裕をかましていた。
04月26日(土)
ショップでオリジナルクッキー(1500円)と、オーニソプター「アルシオーネ」の模型キット(3000円)の販売が始まる。模型キットを「ぜひ作って楽しんで欲しい」とアピールしていた草野さんは、5種類あるクッキーの味のなかでは紅茶味がお気に入りだそうだ。
04月28日(月)
2階事務所の新スタッフとして、高橋さんが業務を開始。慣れないながらも懸命な姿が初々しい。「今の仕事がきちんとできるようになったら、もっといろいろなお仕事のお手伝いがしたいです」との前向きなコメントに、居合わせたスタッフは嬉しい気持ちになった。
04月29日(火)
トライホークスのスタッフが、カフェ入口のメニュー黒板に貼る「売り切れ」という表示札を作る。ジジやブタなど5種類の楽しい絵が描かれていて、「札を見たお客さまが喜んでくださるんですよ」と、松下くんは作ったスタッフに感謝していた。
04月30日(木)
最近、仕事が山場を迎えている中嶋くんと西方さん。向かい合った机で2人は黙々と仕事をしている。