2006年07月


07月01日(土)
ショップ「マンマユート」では新しいTシャツ、カフェ「麦わらぼうし」からは新メニューが販売開始された。Tシャツは、天井扇をデザインしたもの(白、黒、黄色)とネコバスをデザインしたものの2種類。新メニューは、“甘夏のムース”と“トマトとそぼろの黄いろいごはん”(テイクアウト)の2つ。


07月03日(月)
8月20・21日に開催される夏恒例の三鷹阿波踊りに向け、深谷隊長を始めとするスタッフ総勢約20名の練習が始まった。練習のスケジュール調整を行うのは松下くん。
今年は厚樹くんが引退し、新たに天内くんが初参戦する模様だ。「30を過ぎてこれ以上やってもうまくならないし、もう極めましたから」と引退の理由を語る厚樹くんであった。


07月04日(火)
カフェ内のニセ窓がついに完成した。矢崎さんは「店内が明るく広く感じられるようになりましたね」と喜んでいた。他のスタッフにも評判が良く、お客様の反応が楽しみだ。

堀口さんが冬以降の苺の入荷の打ち合わせのため、山梨県の苺農家を訪問。
大口さんは、帰ってきた堀口さんに「ジャージー牛乳のお土産はないの?」と不満を漏らしていたらしい。

スタジオジブリ最新作『ゲド戦記』の美術館スタッフ用の試写がジブリで行われた。前館長の吾朗さんの初監督でもある本作。スタッフは思い思いに映画を楽しんでいたようだ。


07月05日(水)
“麦わらぼうしのチョコパフェ”が人気だ。その秘密はカラフルで大粒のこんぺいとう。『千と千尋の神隠し』に登場するススワタリの大好物でもあるこんぺいとうをパフェの上に乗せるようになったのだが、「こんな大きなこんぺいとうは初めて!」と好評を博している。黄、緑、赤の3色があり、パフェに乗せる旗の色とコーディネートしている。「初めての子どもは歯を痛めるんじゃないか」と心配そうな堀口さんだが、子どもは真っ先に美味しそうに食べているそうだ。


07月06日(木)
7月29日(土)から全国東宝系で公開されるスタジオジブリ最新作「ゲド戦記」。公開を前に「ゲド戦記」に関連する展示を昨日から開催中だ。1階廊下を中心に背景画を11点、トライホークスに美術ボード10点を展示。2階廊下には、美術館前館長である宮崎吾朗監督が、スタッフとともにどのようにして初監督作品に挑戦したのか、その奮闘振りをパネルで紹介している。美術館を訪れたら、是非一度目にして欲しい。


07月07日(金)
朝、FFCさんがごあんないじょのカウンター内に蚊がたくさんいたよ、と教えてくれた。スタッフが、そうかなぁ、と思いつつ座っていたところ、4~5匹がブーンと飛んでいた。今年初の液体蚊取りをつけることに。いよいよ夏の到来のようだ。


07月08日(土)
絵コンテ室にて、「ハウルの動く城」の絵コンテA~Eパートの全巻を読破された女性がいた。約4時間をかけての読破は新記録。声をかけると、「映画を見ただけではわからない、作り手の方々の細やかな部分を見たくて」とのこと。


07月10日(月)
最近、トライホークスでは「アードマン展」のパンフレットを希望する方が目立つ。
「アードマン展」は日本の方だけでなく、イギリスの方からも好評で「ジブリとの友好、素晴らしいです!」と言う方も。パンフレットは14日から販売予定。


07月11日(火)
日ごろからチケットを販売していただいているローソンの方々に感謝の意を込め、関東地区のローソン従業員の方々を美術館ご招待するイベントが行われた。ホワイエにはテーブルをおいて、ローソンと美術館との歴史に関する展示も行った。夜勤明けで疲れているのに来てくれたクルーさんもいて、思い思いにゆったりとした美術館を楽しんでもらえたようだった。


07月12日(水)
ホワイエで「あの絵(ホワイエの壁画)って前はなかったですよね。誰が描いたんですか?」と質問があり、ジブリの美術スタッフが制作したことを伝えると、「えー、映画でも実際に描いている人たちですよね!?すごい!」と感激されていた。完成以来、お客様の反応もよく、特にニセ輪は本物だと思って触ろうとする方も多い。


07月13日(木)
ケーキハウスにある段差解消機は、1階の入り口から地下1階に降りられるようになっている。本日ご利用になった女性が「こんな素敵なリフトは初めてです!」と、とても喜んでくれているのを聞いて、嬉しそうな山本君だった。
また、山本君は、小学生から子どもの頃の夢を聞かれ、”プロ野球選手”と答えたところ、「なんでその夢をあきらめたんですか?」と突っ込まれてしまっていた。


07月14日(金)
閉館後、美術館のステンドグラスを制作された八田さんご夫妻による講習会が行われた。ヨーロッパでは1000年以上の歴史を持つというステンドグラス。スタッフは、八田さんが語るステンドグラスの歴史とその制作工程に熱心に聞き入っていた。また、実際に目の前でガラスカットをしてくれたときには、「おぉー」と歓声が上がっていた。美術館への納品時の苦労話も聞けて、スタッフにはとてもよい勉強になったようだ。

トライホークスでは、「アードマン展」のパンフレット(税込500円)の販売を開始した。展示物の写真がふんだんに盛り込まれている他、展示ができるまでのエピソードなども掲載されており、見ごたえがある。


07月15日(土)
三鷹市役所で三鷹商工祭りが行われた。深谷さん、石迫さん、安野君が美術館ブースを準備していたが、天気が崩れ、大粒の雨と雷が約40分ほど続き大変なことに。美術館では入り口のテントが雨の重さで倒れたり、開館以来初の全館停電に見舞われた。”雨男”の本領をここでも発揮してしまった安野君に対し、深谷さんは広報部の田村さんにわざわざ電話でクレームをしたらしい。

雨も無事にやみ、木村くん(ボーカル)、堀口さん(ベース)、中島館長(ドラム)、渡邊さん(ギター)、草野さん(キーボード&ボーカル)、美術館OBの宮田くん(ギター)がメンバーの”ジブリ美術館バンド”がライブを行った。最後の曲では、小さな女の子を連れたお母さんが、バンドの音楽に合わせて楽しそうにダンスを踊っていた。


07月17日(月)
8月4日にTV放映される音楽番組のコメント収録のため、閉館後に手嶌葵さんが来館。
以前、手嶌さんのファーストアルバム「ゲド戦記歌集」の曲を映像展示室前で収録したというご縁があり、今回のコメント収録となった。とてもシャイではじめは緊張していた手嶌さんも、TVクルーの方々の温かい雰囲気に和んでいたようだった。


07月18日(火)
カフェの小池さんは、突然、井の頭公園からハトを連れてくることがある。本人曰く「ガバっと捕まえてくるのよ、ガバっと」。どうやらケガをしているハトをたまに見かけるそうで、手当てをしてあげているそうだ。


07月19日(水)
ギャラリーの「水グモもんもん」がリニューアルされて復活。”ケガ”の多かったもんもんだが、足の構造がバネになり足先が台座に固定されたので足が折れる心配もなくなった。だが、頑丈になった分、思い通りにならない子どもたちのエネルギーは泡の方へ。パンチしたりする子も多かったようだ。


07月20日(木)
トライホークスにて「星のノート」(税込1,600円)が販売開始された。石光さんによると、宮崎駿監督作の素敵なラッピングデザインがあったので、せっかくならブックカバーだけでなくノートにしたかったとのこと。青、黄緑、赤、オレンジの4色があり、重量感のあるしっかりとした装丁になっているため、日記など大切なノートとして使用できそう。


07月21日(金)
井の頭公園にある自然文化園に水グモがやってきた。中島館長、安西さん、深谷さんと田村さんは文化園に視察。本物の水グモは宮崎監督が言うより「ファニー(面白い)」な感じだった、と深谷さん。8月2日から土星座で上映される「水グモもんもん」とのコラボレーションで、8月12日から展示される予定なので、是非一度ご覧ください。


07月22日(土)
三鷹市立第四小学校にて「むらさき祭りin四小」が開催された。
毎年屋外上映が行われるのだが、今年は企画展示を行っているアードマンスタジオの「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」が上映された。およそ1500人のお客様に好評だったようだ。


07月23日(日)
むらさき祭り二日目。堀口さん率いるジャズバンドが、第四小学校の子どもたちや、歌手の斉藤こず恵さんとのジャズセッションを行った。深谷さんによると、ジャズの素敵な雰囲気たっぷりの演奏でかっこよかったらしく、とても好評だったらしい。

一方、天内くんが阿波踊りの高張(たかはり)提灯を持ちながら踊ったり、ヨサコイコーランの旗を持ったり、と大活躍。はじめは深谷さんの指令だったのが、積極的に自分から踊りだすように。最後に、郎くん、深谷さんも加わり、四小音頭とヨサコイソーランを踊って大団円だった。


07月24日(月)
むらさき祭りの疲れで、深谷さんは一日抜け殻状態だったらしい。

美術館の立ち上げから携わり、マンマユート団の初代社長だった盛田さんが来館。
仕事に代わって学業の道を選んだ盛田さんだが、その情熱は変わっていなかったそうだ。


07月25日(火)
石光さんがダイエット競争に勝利。一ヶ月弱で約4kgものダイエットに見事成功したそうで、あまり好きではないという野菜中心の食事でなんとか乗り切り、表情は誇らしげだ。ご褒美に小葉松さん、郎くんにご馳走してもらえることになったそうだが、「その日がリバウンドの始まりだね・・・」と小葉松さん。


07月26日(水)
佐藤シェフや堀口さんから色々なアドバイスや意見を受け、混乱しながらも自分の味を見つけるために毎日のように残業して試作に取り組んでいた川村くん。その努力が実り、酸味のきいた生野菜がたっぷりの冷製パスタが誕生。トトロの12ヶ月のお皿にのせた夏らしいパスタは、8月5日から。この夏一押しのメニューです。


07月27日(木)
小学生の男の子が、「世界をつくる所」の部屋を一通り見て、「もえちゃうね」と言っていた。この”もえ”は”萌え”なんだろうか、と二宮さんはちょっと気になったらしい。


07月28日(金)
佐藤シェフ、堀口さんが沼津のアイス工場に視察に行った。アイスクリームの職人さんたちと、日本で初めて食べられたアイスなど歴史の話もしながら、今後の新商品について熱く語り合ったそうだ。

沼津からの帰りに、三鷹市内のブルーベリー農家を発見。その方の畑を見ながらブルーベリー作りの苦労話などを聞き、サンプルを購入した。堀口さんは早速、村上くんにサンプルを渡し、何か新しいメニューをつくるように指令を出したそうだ。


07月29日(土)
8日に行われる一夜限りのイベント「ジブリ美術館の夜」のため、堀口さんと厚樹くんがカフェデッキにある赤松に照明を当てる実験をした。これは、堀口さんが前からやりたいと思っていたことで、実現しそうだと、とても嬉しそうに語っていた。


07月31日(月)
約1年間、財団の事務局長を務めた熊倉さんの送別会が草屋にて行われた。美術館、ジブリから大勢のスタッフが駆けつけ、盛大な会となった。熊倉さんにはたくさんの贈り物が贈られ、中でも特に目を引いたのが金のマイク。カラオケ好きの熊倉さんは、早速二次会でゴールド・マイ・マイクを手に森進一を熱唱したそうだ。熊倉さん、お疲れ様でした!