2010年6月


6.1(火)

・6月に入り、カフェでは新しい店長をお迎えすることになりました。不思議な縁でやってきた、板谷慎一さん。実は前職は全く関係のないお仕事なのですが、そのマネジメントのスゴ腕っぷりをみこまれて、よりカフェを盛り上げてくれる存在になりそうです。


6.2(水)

・他部署よりも一足先に衣替えをしたショップ。爽やかな色に細かいチェック、甘さのないシャツは、男性スタッフの方が似合うともっぱらの評判。そこへさっそうと現れた須田さん。彼女は普段からボーイッシュな格好が多いのですが、全員一致で<ベスト・オブ・夏服>に決定!爽やかで軽快な夏気分が盛り上がっていきます。
100602.jpg
<夏服で品出し中です>


6.3(木)

・カフェではお誕生日のお客様に、ささやかながら歌のプレゼントをしています。その際にウクレレの伴奏も一緒に行っていますが、木村くんがウクレレデビューをすべく、ひっそりと特訓を重ねていたとの事が判明。日々の練習の甲斐あって、デビューOKの許可がおりたそう。木村くんはそわそわしながら初演奏の機会を待つのでした。木村くんのデビューと一緒にお誕生日を迎えていただくお客様がいつ現れてくださるのか、今から楽しみです!


6.4(金)

・山崎事務局長がショップにて包装作業デビューを飾る。A型故か(?)、商品に合う大きさの袋を選び、きっちり詰め込むという確実な仕事ぶりを発揮していた。「こう見えても新人で…」とお客様とのトークも忘れず、2時間で着々と上達していました。


6.5(土)

・2階ギャラリーに新展示を加えるべく、藤原さんたちが追い込み作業に追われている。6月下旬にはお目見えの予定だが、今回は松島さんが作業に初参加。デビュー戦とは思えない細かな仕事ぶりに、完成が楽しみです。
100605.jpg


6.6(日)

・6/14まで土星座では『ちゅうずもう』を上映しています。満席の時には「通路の階段にも座ることができます」と、ご説明することがありますが、「通路」と発言したかった渡辺さんの口をついてでた言葉は、「ちゅうろの階段に座って…」。言った本人もお客様も「『ちゅうずもう』を『ちゅうろ』で?」と大笑いだったとのこと。


6.7(月)

・7/17の『借りぐらしのアリエッティ』と同じ日に劇場公開を迎える『赤毛のアン~グリーンゲイブルズへの道~』。ポスターに使われているアンの絵柄がカワイイ、と声をかけてくれるお客様もいて、アンの人気の高さを思わせるのでした。窓辺で空を見上げながら「楽しもうと決心すれば、たいていいつでも楽しくできるものよ。」と微笑みを浮かべる前向きなアン。梅雨入りでうつうつとしがちな日々に、めげないガッツをもらえそうです。


6.8(火)

・三鷹駅に最近頻繁に出掛けている深谷さん。何やら掲示物の企画で忙しそうな様子だが、「来週、おれは三鷹駅の人だから」と言い残していた。


6.9(水)

・なにやら山﨑さんがまた外国語メモを作成している。サウジアラビアからのお客様のためにサウジアラビア語の一言ご挨拶を学び、「ようこそ」や「こんにちは」をぶつぶつと言いながら、「おもてなしの心…」とつぶやいていた。


6.10(木)

・「あー、忙しいなぁ…、疲れたなぁ。」と思ってふと見てみたら、もっと忙しそうな人が座っている。
100610.jpg
<ショップでお世話になっているぬいぐるみ作家さんが作られた渾身の一作>

事務所の面々は「もっと働かねば…」と思うのだった。


6.11(金)

・アリエッティの制作を終えたジブリ美術部の吉田さんが美術館の絵の修復に入ってくれることになった。初日の今日は、ホワイエでの作業。「久しぶりの人前での作業はドキドキしてしまうんです。」と緊張した面持ち。美術館の青い制服を身にまとい運営のスタッフと見分けがつかないので、「お客様から質問されても答えられない、どうしよう…。」と、二重にドキドキしていた吉田さんだった。
100611.jpg


6.12(土)

・サッカー経験者がほとんどのショップ男子。いよいよワールドカップ開幕という事で、今週はみんなそわそわしていた。中でも白木君は、選手名鑑が載っているサッカーマガジンを片手に、どこが優勝するかを予想する毎日。あまりよくわからない女性スタッフを巻き込みながら、いつの間にか全員がワールドカップに興味津々になっていたのでした。


6.13(日)

・ショップの“ケアレディ”たちは夏を迎えるにあたり、救急車を要請するところまでのシミレーションで訓練をしている。回を重ねるごとにみんなレベルアップしており、演技にも熱が入ります。いつ何があっても落ち着いていられるよう、日ごろからチームワークを高めてます!、とのことだった。

100613.jpg


6.14(月)

・ジブリの作画研修生のみなさんは美術館でのお仕事が今日で最後日。カフェで働いてくれたチャンさん・西村さん・伊藤さんから「カフェの皆さんへ」とこんなすてきなプレゼントがありました。
100614.jpg

思いがけないプレゼントにカフェスタッフ一同とてもびっくりしていたが、一人一人特徴を掴んだ似顔絵の上手さに感激し、みんなで「似てる~~!」と興奮しながらまじまじと見ていました。この似顔絵はカフェの宝(?)となったのでした。頑張ってくれた作画のみなさん、ありがとうございました。


6.15(火)

・ショップに配属されていた作画研修生の菊田さんの最終日は、毎日の朝礼であるサプライズが。“ひだまり”という、ちょっといい話をする時間があるのですが、最初で最後の“ひだまり”担当になり、朝からそわそわと落ち着かない様子。みんなの前で、「自分がなぜアニメーターになりたいと思ったのか。」という話をしてくれ、朝からみんなの心に陽だまりができました。約2ヶ月間一緒に過ごし、菊田さんが居るのが当たり前になっていたので、これから寂しくなると思いながら、エールを送りました。

100615.jpg
<終礼の様子。みんなほろり>


6.16(水)

・企画展示のこねこバスルームで活躍中のこねこバスたちは、1日中働いて夜になるとおうちに帰ります。そうです、あのネコバスルームへ。そして一晩一緒に過ごしたら、また朝から企画展示室に出勤して、がんばってます。

100616.jpg
「じゃあ、行ってきます!」


6.17(木)

・開館前の階段で、「キェーッ!キェーッ!!」とどこからかとんでもなく悲痛な叫び声が聞こえてくる。ガラス張りの階段の中でヒヨドリが一羽迷い込み出られなくなっており、心配した親鳥が階段の外側周辺を飛び回っている状態。なんとかせねば、と西川君が救出して外へ連れ出すと弾丸のように飛び去っていった。

100617.jpg
<”迷子になろうよ、いっしょに。”…は、ムリでした。>


6.18(金)

・「この森に上れたらいいなぁ…」と、こねこバスルームにある塚森のトンネルを見ながらつぶやいている小学生の男の子。「トンネルの中に何かいるのでは」と暗さに怖がる小さな子ども達が多い中、もう少しお兄さんになると、この塚森の世界へ思いを馳せているようだ。


6.19(土)

・もうすぐ夏本番。お待たせしました!ラムネの季節がやってきました。今年は6月26日(土)から販売を開始いたします。毎年販売開始日に雨が降るというジンクスがあり、ワゴン販売担当の松田さんは天気が心配なご様子。ジンクスを破ろうとテルテル坊主を作っているらしい。今年は以前ユニフォームとして着用していた「風の谷のビール」のオリジナルラベルTシャツに新色が登場する予定も進んでおり、後は届くのを待つばかりです。そちらもお楽しみに!

100619.jpg
<右が新色のミントグリーンです>


6.20(日)

・ お誕生日のお客様へのウクレレ演奏にむけて、練習を重ねたカフェの木村くん。ついに初演奏の日がやってきた。周りのスタッフはとても上手に弾けていたように思えたのだが、当の本人は少し納得のいかない表情。理由を聞いてみると、「コード進行がスムーズに出来ないところがあった」との事で、音楽にこだわりを持つ木村君らしい答え。リベンジすべくその日の夜から早速練習に励んでいた。


6.21(月)

・最近活動休止していた、美術館のフットサルチーム“GFC”が、ショップ佐野君の声掛けのもと再結成。先日の日誌でもお伝えした、ワールドカップ熱に浮かされるショップの男性スタッフはほぼ全員が参加し、運営やカフェのスタッフも混じり総勢13人が参加。コートを所狭しと走り回り、全員シュートを決めるという、かつてないスピード感あふれる試合となった。「熱が冷めないうちにまた!」と約束し、年齢によって時間差でくる激しい筋肉痛に顔をゆがめるのでした。
100621.jpg
<ジブリカップ、燃焼中>


6.22(火)

・カフェでは休館日を利用してアルバイトスタッフの研修を行った。研修では自分でカツサンドを作るプログラムもあり、作業に悪戦苦闘しながらも美味しそうなカツサンドが出来上がっていった。板谷店長も始めてのカツサンド作りであったが、色々と質問しながらも手際よく作り上げている。そんな中、教える側のベテランスタッフ肥田木くん。実はあまりカツサンドは作ったことがない、との自己申告があり、自らもチャレンジすることに。欲張って大きなカツを選んだからか、新人さんに自信をつけさせるための優しさ(?)からか、出来上がりは…。ともかく、良い研修になったことでしょう!
100622.jpg
<なかなかいいかんじの板谷店長>


6.23(水)

・本日より、2階ギャラリーにて「赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道」展がスタート。オープニングのイメージボードやプリンスエドワード島の美術ボードなどの展示を、テレビシリーズを知っているお客様は懐かしそうにご覧になっている。また、丹念に資料を読み込んでいる海外の方や、グリーンゲーブルズの草花に囲まれた白い壁のポーチを見て、「赤毛のアン」気分の女の子が「こんな家いいね」とスカートをヒラヒラさせてまわっていたり、ギャラリーは明るい雰囲気につつまれました。世界中のあらゆる世代に「赤毛のアン」が愛されている様子が伝わってくるこの展示、お越しの際はぜひギャラリーにも立ち寄ってみてください。


6.24(木)

・「スタジオジブリ・レイアウト展」が、札幌芸術の森美術館で開催される事になり、ショップマンマユートのオリジナル商品の設営に、郎さん・菅野さんが向かいました。緑の森に囲まれた素敵な美術館は、ピクニックや遠足で賑わう場所でもあるとのこと。体の空気が全部入れ替わるような環境で、ショップの仕事も手際よくはかどったそう。余談ですが、ショップの設営より先に札幌入りしていた、イベント事業部の三好さんの雨男っぷりはスタッフ間では有名な話なのですが、今回梅雨のない北海道に大雨を降らせたそう。その後はからっと晴れ、更には今までにない猛暑になるという、札幌に居ながら不思議な体験をさせてくれたそうです。
100624.jpg
<新緑の中に、ポニョのレイアウトの看板発見>


6.25(金)

・今年はいつ現れるだろう?と楽しみにしていた青虫がついにカフェデッキにやってきた。みかんの葉をモリモリと食べ、すっかり成長していたその青虫は、例年の青虫たちを越える大きな大きなサイズ。どんなアゲハ蝶になるのか、今から心待ちにしているのだった。
100625.jpg


6.26(土)

・待ちに待ったカフェデッキでのラムネ販売の初日。松田さんの心配の種であった「初日は雨」のジンクス。今年は破られました!!松田さんによると、今年から共に担当になった澤さんは晴れ女と判明。澤さんが休憩に入ると雨がぱらついてくるなど、相当の晴れ女っぷりを発揮してくれたらしい。新しいTシャツも届き、気持ちの良いスタートとなりました!
100626.jpg


6.27(日)

・ 屋上の夾竹桃の花が満開に。快晴の空の中に咲くたくさんの白い花は、見る人達の目を楽しませてくれている。
100627.jpg


6.28(月)

・先週に引き続き、ホワイエでの修復作業をしてくれている美術部の吉田さん。その作業の周りを仕切っているロープの紐で遊んでいた男の子に、「一生懸命絵を描いている人がいるから邪魔しないの!」とお母さんが注意。するとその男の子は突然「ガンバレ~!」と吉田さんにエールを送っていた。 そのエールのおかげで、作業も順調に進んでいるようだった。


6.29(火)

・梅雨に入り雨続きで、なかなか出来ずにいた亀風呂を久々に清掃。亀風呂掃除が大好きな澤登さんは、ジリジリと照りつける太陽の中、暑さに負けずに腕まくり。きれいになった様子を見ながら、うっとりとしていた。


6.30(水)

・暑い夏に向け、運営スタッフも強化をはかっています。今日から福本さん、譲原(ゆずりはら)さん、新井さん、栗原さんの4名が研修を開始。みんな早く親しもうと4人の名前を覚えたいのですが、めずらしい苗字の「ゆずりはらさん」を、「うるしはらさん」「ゆずはらさん」など、間違いを連発。最終的には、「ゆずさん、でいかがでしょうか」と、勝手な相談をお願いしだす先輩スタッフ達だった。