2012年5月


5.1(火)

・5月になり美術館の周りの緑も元気よく育ちはじめ、屋上からの景色が爽やかです。
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<ロボット兵目線だとこんな感じかな?>
外壁のツタもみるみる濃くなり、今回は深谷さんが記録撮影の巡業に。
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<アリエッティ目線での撮影でしょうか>

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深谷さんの植えたブナ、
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山﨑さんの植えたクヌギも青々と元気に育っています。


5.2(水)

・今年の9/29~10/28まで「第29回全国都市緑化フェアTOKYO」が開催されます。井の頭恩賜公園の会場は、美術館のすぐお隣。徐々に会場が整備され、美術館のバス停付近もこんなに広くなりました。
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5.3(木)

・昨日から降り続いた雨で、西園にとても大きな水たまりができました。
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出口で番をしていた成田さんから、「水たまりに"カルガモ"が来てます!」との情報が。
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つがいでしょうか?雨にぬれた新緑の中を、仲睦まじく泳いでいました。


5.4(金)

・トライホークスのウィンドウは、「こどもの日」に合わせて春の遠足を思わせる美味しそうな飾り付けになりました。
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5.5(土)

・カフェの小池さんがたくさんの菖蒲を配っています。頂いたのが閉館後だったので、もうほとんどのスタッフは帰宅した後。まだ残っていた女子スタッフが少しづつ分けあっていましたが、菖蒲湯に入りますます頑強になる女性が増えそうです。
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5.6(日)

・雨続きのゴールデンウィーク。今日は降ったりやんだりのご機嫌斜めなお天気だったのですが、パッと一瞬晴れ間が射しました。その瞬間にカフェ近道から外に出たお客様から、「わあ~!気持ちいい~!」と歓声が。思わず手をいっぱいに伸ばして深呼吸。近くで見ていた小さなお客様も、「気持ちいいね~。」と、大人顔負けの力いっぱいの深呼吸を見せてくれました。雨上がりの公園の木々は透き通るように緑色に輝いています。


5.7(月)

・2階テラスにあるみかんの木。この木を眺めていらした男性のお客さまは、「この木は、どういったみかんがなるのでしょう。秋が楽しみですなぁ。」とうっとりされています。お客様と同じように、スタッフも秋に実るみかんを想像しながら、水をあげたり日を当てたりしては収穫をうっとり夢みています。


5.8(火)

・経理チーム3人が打ち合わせを終え揃って事務所に現れると、全員がチェックのシャツなことに気づく。チェック柄にも微妙に個性がありました。 寡黙で照れ屋な厚樹さんは赤。数字に厳密な鵜木さんはショープな緑。美術館の気象予報士(?)、西岡事務局長は、モノトーン。なぜか嬉しそうな3人ですが、とりたてて四角四面な人物はいないです。
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5.9(水)

・閉館後、誰もいないはずの中央ホールからやけに大人数の声が聞こえてくる。この騒ぎの主は、運営スタッフ。二宮さんを筆頭に、大勢で配布チラシをまとめる作業をしている。
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<家内制手工業...>
人海戦術は功を奏し、たくさんのチラシはお客様の手に渡るのを待つばかりとなりました。さっそく明日から配布が始まります。


5.10(木)

・土星座で上映中の『めいとこねこバス』に登場する、"こねこバス"のぬいぐるみが大人気。「すぐ抱っこします。」と、レジに大事そうに抱いてきた男の子。買った印のテープを貼ってあげると、大喜びで駆けだして行きました。
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5.11(金)

・イケメン王子と呼ばれる運営の西川くん。出口に立っていると、小学生の男の子から「お兄さん、ここで一番のイケメンでしょ?」と言われ、満更でもない様子。「他にはいなかった?」と質問すると、「ネコバスのところに、もう一人いたかな?」、と男の子。なんだかモヤモヤする西川くんでした。


5.12(土)

・カフェでは、6月2日からの新メニュー開始に向け、着々と準備が整ってきています。新メニューは、「まんまるな○○」や「カリっと○○」や「ふわふわ○○」などなど、ネーミングものびのびしています。「これは腹ペコさんにぴったりだね!」「夏に向けて身体に合いそう!」「こんなに大きい!」など、スタッフの声があがっています。もちろん食べるだけではなく、お料理の内容やお客様への説明など皆で話し合い料理の知識も蓄やしています。早くお客様の声が聞きたいスタッフでした。


5.13(日)

・『めいとこねこバス』に登場する、"ねこ列車"のぬいぐるみを見たお父さんが、「これって"一匹""二匹"って数えないで、"一両""二両"って数えるのかな?」と、ながーい"ねこ列車"を持ちながら首をかしげていました。横目で見ていたスタッフは、(私たちはつい、"一本""二本"と数えてしまいます。)と、心の中で思うのでした。
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<だって長いんだもの...>


5.14(月)

・この一年の間に、ショップスタッフは阿波谷さん、渡辺さん、と次々にご成婚が。でも二人とも挙式はせずにいたので、同僚有志がサプライズパーティーを開いたそう。当日、普段と比べものにならない正装でオシャレに気合いを入れたショップスタッフを見て、「今日は何ごと??」と、ほかの部署もビックリ。ヒミツにされていた二人は、会場でクラッカーで迎えられてあまりの驚きに絶句し、ポロリと涙が。木村くんがラジオのディスクジョッキーのように各スタッフからでた質問を投げ掛けるコーナーがあったり、50㎝もある巨大パフェでファーストバイトをしたり、商品部の今井さんなど既婚者からの夫婦円満の秘訣が指導されたりと、お祝いの宴は盛り上がったそうです。


5.15(火)

・カフェの中庭では鮮やかな緑色にラメが入ったような色の綺麗なカメムシを発見。調べてみると、「アカスジキンカメムシ」というらしく、"葉上の宝石や"歩くペンダント"と呼ばれ日本で最も美しいともいわれているそう。幼虫の時は地味な色合いですが、羽化をするとこのような美しい緑色に。嫌われやすいカメムシですが、ちょっと観察してみるのもおもしろいですね。
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5.16(水)

・先週は母の日。ハンドタオルを自分のお小遣いで買いに来た男の子が、その場ですぐにお母さんにプレゼント。「わあ!びっくりした!ありがとう。」と、お母さんを驚かせていました。この光景を見て、ハッとしたショップスタッフ数人。自分はどうしようかと考え始め、閉館後にハンドタオルやら足袋下やらを、駆け込みで購入しはじめるのでした。そんな中、「俺は、"現金でくれ"って言われるぞ。」と、リアルな市来さんのコメントに、ドッと笑いが起きていました。


5.17(木)

・5月22日のオープンを前に、東京スカイツリーに行った方からお土産を頂きました。"三鷹にスカイツリーがあったらどんな景色が見えるのか?"と、想像しながら屋外で写真をパチリ。ちなみに、東京ソラマチの中にある、どんぐり共和国・スカイツリーソラマチ店さんでは、ジブリ美術館を紹介してくださっているコーナーもあります。
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5.18(金)

・1階企画展示室のネコバスの前で、「もうすぐ終わっちゃうのかぁ...」と寂しそうにつぶやく方がいました。実はスタッフも同じ気持ちでいるのです。更には、ネコバスをはじめ企画展示室のヤギや地球屋、千と千尋の屋台たちに「1年間本当にお疲れ様。」と話しかけながら、最後の最後まで頑張ってもらえるように閉館後は特に思いを込めて清掃をしています。


5.19(土)

・カフェデッキでお弁当を食べている幼稚園児の団体さん。他のお客様が「可愛い!可愛い!」と眺めているので、そっと お弁当箱をのぞかせてもらうと、トトロやまっくろくろすけの"おにぎり"がたくさん詰め込まれていて、お弁当箱も素敵なお楽しみ箱にもなっていました。


5.20(日)

・これはライブラリの内藤さんの机のうしろ。
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夜のとばりの物語』の公開日が迫ってきており、どうやら課題をクリアすると窓の色が塗られている模様。内藤さんによる色彩美の完成も楽しみですが、ジブリ美術館でのギャラリー展制作も、急ピッチですすんでおります。


5.21(月)

・東京でも金環日食が見られるこの日。井の頭公園西園では、早朝から鳥をこよなく愛する深谷さんたちが、鳥と太陽の観察のため待機。他のスタッフも思い思いの場所でみんながメガネをかけて空を見上げる姿、中には1人、落ちていたカラスの羽根で透かして見ようとして注意される者も。深谷さんの観察報告によると、金環日食の最中に小鳥のさえずりが特別に止むことはなかったそうです。観察後、小鳥の森では巣立ちの時を待っているコゲラの雛が顔をだしていたそう。
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<いつもと様子がちがう...?>
ピーク時には 辺りが薄暗く少し寒くなり、どこか幻想的な気持ちで、特別な朝を迎えました。
休館前の最後の一日、頑張ります!


5.22(火)

・本日から美術館は展示替えのため、休館に。10日間ほどですべての作業を終了しないと6/2の開館日を迎えられません。さっそく企画展示室の展示物はすべてが運びだされ、一夜にして展示室はガラーンとしてしまいました。
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5.23(水)

・門の前にあるジブリ美術館の看板。いつもは4つあるお知らせの中から、企画展示の部分が休館中は表示がありません。ここも少しさみしいですが、新しい表示が楽しみでもあります。
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5.24(木)

・休館中は出ずっぱりの矢澤くん。3年目に入り経験値も増えてきたので、「同じ轍は踏みません!」と宣言。初年度の失敗は「栄養ドリンクを飲み過ぎたこと」だったそうで、今年は「タウリンに頼らない」と決意を語っていた。

・お客様のいない館内は、がらんとして少し寂しそう。広い中央ホールには、天窓からの光がさんさんと降りそそぎ、ステンドグラスの影は、また誰かに発見してもらえるのを待っているかのように輝いています。
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5.25(金)

・新企画展示の搬入物が続々とやって来ています。この様子を毎日記録撮影し続けている広報の伊藤さん。そんな伊藤さんでも、何か呆然と立ち尽くすモノがやってきたよう。
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伊藤さんの足元にある、もっと大きな足。あれは一体誰の足なんだろう...。


5.26(土)

・今年の大きなメンテナンス作業はいくつかあるのですが、今年の大仕事は、「トトロの受付から本当の受付に続く小道」の舗装作業。乾燥にも時間がかかるので、小雨がパラついてくると、ドキドキします。どうか晴天が続いてくれますように...。
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5.27(日)

・今回の展示は200点以上の絵が使用されるため、展示チームの扱う情報量はそうとうなもの。しかし20代のくぬぎさんや岩本さんが入社したため、チーム全体の記憶力は格段にアップした模様。それぞれの絵に関して、「あれはどこだっけ?」という質問に、「これです!」とすぐさま反応してくれる。"外付けハードディスク"と異名をとるフレッシュな記憶能力により、たくさんの絵が着々と展示されています。


5.28(月)

・本日は晴天に恵まれたので、公式撮影が入りました。やぶ蚊に屈することなくベストな太陽光をねらい続けるカメラマン、辻さん。たまたま同じお茶を飲んでいた小林さんのペットボトルをゴクゴク飲んでいたので、「辻さんのはこっちですよ」と指摘されると、「あ、ごめんなさい、間違えました!」と、その前まで飲んでいた方を小林さんに返していました。どちらも飲みかけなことに変わりないのですが、ワイルドで屈託のない辻さんの笑顔に、小林さんもついお茶を受け取って飲んでいました。


5.29(火)

・新展示の設営作業が佳境を迎え、館内のあちこちで安西さんを探す声が。「さっきはあっちで呼ばれてましたよ。」そこへいくと「あれ、さっき地下で見ました。」など、目撃情報を残し現れては消えていく安西さん。展示室の入り口と出口、1階と2階、などグルグルと追いかけっこ状態。こんな時は、迷路のような館内をめぐって一騒動です。安西さんが立ち止まっているすきにエプロンのポケットにそっと無線機が差し込まれ、「重いよ~」と訴えていましたが一同の願いにより仕方なく受け入れていました。


5.30(木)

・ショップはレイアウト替えを行いました。「みなさん!もうお休みは終わりましたので、張り切っていきましょう!」と、郎店長の珍しく気合いの入った一喝で作業スタート。店内の照明を全てLEDに交換するところから始まり、気付けば日はとっぷりと暮れていました。新しい光のもと、美しく仕上がった店内です。
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実物をどうぞ楽しみにご来館ください。

・2階ギャラリーでの「夜のとばりの物語」展の設営作業も大詰め。こちらも光の演出が入り鮮やかな空間に仕上がる予定です。ライトに当てられたアクリル板は、少しでも中にホコリが入ると目立ってしまうため、慎重にホコリ取りが行われています。しかし、ギャラリーの隣はふわふわのネコバスルーム!何度も何度も確認しても、いつの間にかホコリが入り込み、もう1回やり直し。みんな目の下を青くして、何百回とホコリとりの戦いを繰り返していました。
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5.31(木)

・お休みに入っていたスタッフも本日からは全員出勤。朝から防犯訓練や打ち合わせ、新展示の説明会、明日の内覧会のリハーサル、と、さっそく一日フル稼働です。カフェでは新メニューの準備、トライホークスには新しいポストカードも並びました。
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館内は一日キリキリと走り回るスタッフで大騒ぎなのに、誰もいない屋外でひとりくつろぐ、のんき者も来ていました。
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<手をかしてくれるのか?>