2012年10月


10.1(月)

・昨日は毎年西園屋外で開催している三鷹の森フェスティバルも行われました。今年は緑化フェア会場内での開催です。しかし、天気予報では台風17号直撃とのニュースが。不安をかかえながらも、さわやかな秋晴れで朝をむかえました。
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豪華なアーティストさんたちを迎え、コンサートは満席です。
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午後からはだんだん雲が増えはじめ、強い風が吹き夕方には雨もふり始めてしまいました。ですがコンサートの最後には、帰り道の風に負けず参加を決めこんだ皆さんと、強風防止に閉められたステージ内で、熱気が充満!まさかのアンコールも出て、熱量の高いコンサートになりました。無事に最後の片付けまでが終わった時には、安堵のため息。熱気に満ちたコンサートでした。


10.2(火)

・定年を迎えた柴田さん。有志から「2012年イヤリープレート」が贈呈されました。柴田さんはとても手先が器用で、細かなものを作ってくれたり、手直しして見違えるようにしてくれる魔法使いのようなお母さんです。これからも一緒にお仕事をしていただきますので、いつまでも元気で美術館を支えてほしいと思う仲間たちでした。よろしくお願いします。


10.3(水)

・運営からショップに異動して、5か月が経とうとしている高田くん。しかし彼が納金の作業をすると、必ずお金が詰まるエラーが起き、納金機との相性が悪いよう。「変な電磁波でも出してるんじゃないの!」と、納金が終わるまで待ちぼうけの先輩方から、やんやと言われながらがんばっています。


10.4(木)

・ショップから運営に移動した関根くんは、トライホークスの"お話の会"デビューを果たしました。緊張と不安が入り混じった様子ながらも、大きな声で子ども達の様子を見ながらハッキリと読みきかせをしています。会が終わった後、聞いてくれた子のお父さんより「この子は 本が大好きなので 今日来られて良かったです」と温かい言葉をいただいて、関根くんはさらなる高みを目指す決意をしたようです。

・お隣の緑化フェア会場内では、秋篠宮さまご夫妻が記念式典に出席され、記念植樹を行なわれました。その後ジブリ美術館にも視察に来館され、館長の案内で展示物を丁寧にご覧になっていました。


10.5(金)

・植物を見ていると、美術館の周りもゆるやかに秋に染まっていくのが分かります。
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色づいて来た木の葉や、そこかしこに落ちてるどんぐり。一生懸命探さなくても、秋の方から、美術館にせまって来ているようです。
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10.6(土)

・4月からショップで一緒に働いている、故山﨑文雄事務局長の愛娘、山﨑杏奈さんが正社員としての仲間入り。お父さんに似て小柄ですが、最年少ながらもどっしりとした物腰。朝礼であらためてのご挨拶がありました。これからもよろしくお願いします。


10.7(日)

・土星座で上映中の『パン種とタマゴ姫』。観終わった子ども達が、お母さんに「ちょっと怖かったねー」と話しています。バーバヤーガなる魔女の豪快な動きやごはんの食べ方が小さな子ども達にはちょっと怖いようで、目を手で隠しながら覗いたり、お母さんの影に隠れて観ていたり。頑張って最後まで観賞すると、「ふぅ...」と、力を込めて鑑賞していた子どもたちの安堵の溜息があちこちからもれ聞こえてきます。


10.8(月)

・10才くらいの子ども達が、展示室のパクさんの机を真剣に眺めています。話しかけてみると、本に埋もれて置いてあるラジカセが気になったよう。"ラジカセ"がどんな道具か分らない子ども達とのギャップを感じつつ、歴史の積み重ねで生まれ、そしてなくなっていくものに、時の流れを感じるスタッフでした。


10.9(火)

・お世話になっている北海道の農家さんのご好意で、カフェにたくさんの種類のカボチャが届きました。珍しい品種のカボチャがごろごろ入っていて、なかにはバターナッツというヒョウタンのような変わった形のカボチャも。
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カフェ店内のあちこちに飾られる予定です。


10.10(水)

・産業医の先生をお迎えし健康管理やメンタルヘルス対策に関する講習会がありました。日頃なかなか聞くことのできない貴重なお話をしていただきました。日々様々な出来事が起きる美術館ですが、「落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です。」と、つぶやきがんばるスタッフへの一助となる講習会でした。


10.11(木)

・「おもしろいので抱っこしてみて下さい」とネコバスの周りにいたお母様から、スタッフが赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。「よっこらしょ。」と一言。抱き上げられた赤ちゃんからの言葉でした。


10.12(金)

・この時期、あちらこちらで落ちている"どんぐり"をポケットに入れて遊んでいる子どもたちが多く、ネコバスにはどんぐりの忘れ物・落とし物がゴロゴロとたくさん。どこからか小トトロが拾い集めに出てきそうな雰囲気です。


10.13(土)

・ショップのガラスケースの棚が秋のディスプレイになりました。
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ディスプレイを担当した高嶋さんと佐藤さんは、通勤途中で枝や木の実を見つけると、リスのように拾い集めて歩いていたそうです。二人とも小動物のような容貌なので、一生懸命木の実を拾う様子を想像すると、思わず笑みがこぼれてしまいます。


10.14(日)

・企画展示室で紹介されている『沙漠の魔王』。安西さんが必要に迫られて、更に詳しくこの絵物語全10巻を読み直している。アトリエにお客さまが来ると、「あの人仕事中に漫画読んでる...」という視線を浴びつつも、通算3回も読破したそう。


10.15(月)

・ループウィラー×ジブリミュージアムの今年の新柄は、ニットの網目風刺繍でトトロを表現しています。男女問わずかわいく着られそうな仕上がり。さっそく欲しがっている高田くんと阿波谷さんに着てもらいました。
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館長も愛用していますが、意外にどの年齢層でも似合います。


10.16(火)

・ショップのミーティング中、窓から大きな虫が飛んできて、女子は虫が気になりなかなか話が進みません。みかねた菅野さんがピコピコハンマーでこっそり虫を叩き落とそうと画策。でも攻撃のたびに「ピコッ!!」と音がして、みんなの注目を浴びてしまう事に。ちょうど山崎さんの遺影が隣にあり、「絶対いま山崎さんも驚いたよ!」と、ますます話が脱線し、さわがしいミーティングでした。


10.17(水)

・3歳くらいの男の子が2人。ひとりは"卵焼き"のTシャツで、もうひとりは"目玉焼き"のTシャツ。そして、これから観る映画は「パン種とタマゴ姫」...!2人は「たまご!」「タマゴ!」と大喜びで土星座に入っていきました。


10.18(木)

・カフェデッキにそびえ立つ、赤松を眺めていた おばあさま。美術館のできるずっと前から、井の頭公園に生えていたこの赤松に、「立派ねぇ」と声をかけてくれ、「この時期だとアレも生えるわね」と、笑顔。どうも「アレ」というのは松茸のことのようでした。


10.19(金)

・クリスマス装飾のイメージがかたまって来ました。隊長の北嶋さんを筆頭に、本日は各部署の担当者が集まってのクリスマスミーティング。イメージのすり合わせをしています。
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今年のテーマは、「贈り合う喜び」。挿絵展で取り上げている「ラングの童話集」が出版された頃のイギリス・ヴィクトリア時代が題材です。この頃、ちょうどクリスマスの習慣が登場し定着した、と言われており、当時の人たちが家族や親しい人たちとプレゼントやカードを送りあい、クリスマスを待ちわびる気分を表現できたらと頭をひねっています。装飾が始まる11/28に向け、担当者も、丁寧に味わってくださるお客様の表情を思い浮かべ、楽しみな気持ちでいます。スケジュールに追われる現実的な気持ちも混じりながら、これから装飾の制作は佳境を迎えます。


10.20(土)

・展示の川上さんが結婚式をあげるため、地元金沢へ。そのお土産を安西さんがたくさん買ってきてくれました。可愛いらしいおきあがりこぼしを形どった最中で、"とても縁起の良いお菓子"、との説明書きがありました。お祝いごとにもあやかって、「いいことがありますように~」、と願いながら容赦なくパクっと頂くのでした。
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<縁起が詰まっている...>


10.21(日)

・カフェでは11月下旬にはじめる新メニュー登場に向け、メニュー表の作成を始めました。店内で使用しているメニューは手書きで作っているので、メニューが変わるごとに全て書き換えています。メニューを書いている原さんは、カフェ内での厳選なる文字オーデションで選ばれて早1年。今では堂に入った書きっぷりです。
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10.22(月)

・来週29日は高畑監督の喜寿のお誕生日。ただいま映画制作真っ只中の高畑監督への応援とお祝い、その気持ちをどうやって贈ろうかと考えられた結果、一同揃って歌う映像を贈ることになりました。本日の閉館後は、スタッフ揃って、その撮影会。
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<仕事を終えたいろんな制服のスタッフが集まってきました>
この間コツコツ準備がすすめられていましたが、全員集合はこれが初めて。演出を知るのが直前だったスタッフも多いのに、どんなことも"出たとこ勝負"で楽しんで挑むのは、日頃培った力でしょうか。
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カメラに全員が入るよう、ぎっしり並んでいます。最後にクラッカーを鳴らす演出がありましたが、阿波谷さんのすぐ耳元でクラッカーの轟音が鳴り響き、涙目で後ろを振り向くとクラッカーを手に満面の笑みの西岡さん。テイク2の時は注意して上に向けてくれたのですが、今度はクラッカーの中身がワカメのように阿波谷さんの顔に降り注いだそう。いろいろとハプニングはあったものの、無事に素敵な映像が撮れました。


10.23(火)

・運営での研修が間もなく終了に近付いている丸山さん。展示室研修のまとめとして、スタッフをお客様に見立てて展示室をご案内するという、アテンドツアーに向け練習を重ねています。分かりやすく伝えられる方法に苦悩中の背中には、ジブリブリが乗っているかのようでした。
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<"肩にのられると、頭痛・肩コリ、腰痛がひどくなり、気分はドーンと暗くなる"...という、怪人ジブリブリ>


10.24(水)

・先週お知らせしたループウィラー×ジブリミュージアムのパーカー。高田くんが年配の女性におすすめしたところ、気に入って頂ける、という出来事が連続。子どもからおばあ様まで、万人に受け入れられる高田くんの物腰の柔らかさ。「羨ましい」とくやしがるスタッフも多いです。あと一週間でショップでの研修を終え、運営に戻る高田くん。収穫は多かった模様です。


10.25(木)

・交代で休憩をとるスタッフにとって、毎日の昼食の充実は悩ましき問題。今日は初めての試みで、ランチ移動販売「カフェ ホロホロ」さんに来てもらいました。普段はお弁当を持参する人も、この日は行列に加わり財布を握りしめています。お弁当やおにぎり、ピロシキやベーグル、ケーキなど、たくさん並んだ様子に目をキラキラさせる者が大勢。翌日分は冷凍することにして、2日分仕入れている人もちらほら見かける盛況ぶりでした。
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10.26(金)

・閉店後のカフェで、休館明けから始まる新メニューの試食会が行われました。ホールのスタッフが作り手から料理法や込める想いなどをインタビューし、それぞれまとめたものを発表しながらの試食会。食事もデザートも大きく変わりますが、「麦わらぼうし」らしいメニューが揃いました。作り手もサービススタッフも熱を入れて休館明けに向けて気合いを入れています。
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10.27(土)

・美術館にもハロウィンにちなんで仮装した、三鷹のいずみ子ども会の子たちがやってきました。昭和の昔は馴染みがなかったのに、すっかり恒例だな~と思うスタッフでした。
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<おや、出口のあんな所にも何かある...>


10.28(日)

・企画展示室にて、福島鉄次『沙漠の魔王』の絵を御覧になって、「この人の絵は凄いんだよなぁ...」と話している男性。宮崎駿監督と同じように、子どもの頃食い入るように「冒険王」を読まれたとのことでした。復刊された『沙漠の魔王』はトライホークスでも読めることを伝えると、「懐かしいなぁ!」と嬉しそうにトライホークスに向かわれて行きました。


10.29(月)

・いつもと違う場所にはられたテントを発見。新調するために印刷の具合や色味のチェックをしているようです。新しいテントがやってくるまでに様々な確認がされています。
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10.30(火)

・少し前までは"王子"と呼ばれていた西川くんのオヤジ化が進んでいて、爽やかだった笑顔も最近はややお疲れの様子。しかし、深谷さんいわく、「"オヤジ"と呼ばれていいのは年を重ねて渋みも増した40代から!」...ということで、「まだまだコヤジ!」と命名された西川くんでした。


10.31(水)

・今日はカフェの新しいメニューを広報が撮影しています。でもプロのカメラマンさんではないので、温かいものは温かいうちに、作りたてのものも大急ぎで、できるだけ、ありのままでカメラにおさめていました。
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<あるデザートにカラメルをかけながら撮影中>
新しいメニューは、11/17から始まります。ホームページでお知らせしますので、ぜひお楽しみに。