2012年7月
7.1(日)
・カフェでは、今までお出ししていた「甲州の白ワイン」に加え、北海道のワイナリーから「デラウェア」「ケルナー」「シャルドネ」「ロゼ」の4種類のワインが仲間入りしました。全部で5種類のワインの中から、日替わりで提供しいたします。暑い夏の昼下がりにキリッと冷えた冷たいワイン。大人のみなさんへ、暑い夏にオススメです。
7.2(月)
・カフェに立ち寄ってくれた制服姿の女子高生。頭に何かのっている。よく見て見ると、シロツメクサで作った冠でした。あまりにもその冠が似合っていたのでおたずねすると、美術館の隣の公園で作ってきたのです、と教えてくれました。「私もお花の冠かぶりたいな。」とオトメな発言をする小池さんに、村上さんは「僕たちに似合うのはタオルかねじり鉢巻きだよ。」と返していました。
7.3(火)
・夕方、売上を数える際に使用しているプラスチックのカゴ。重い小銭を入れたり毎日使用するので、壊れて新調することも多いのですが、できるだけ大事に使っています。...なのに、このカゴを頭にかぶっている人を発見。ショップ店長の郎さん、新商品のことで頭を悩ますことも多いと思いますが、はたしてこれが斬新なヒラメキに繋がるでしょうか?
7.4(水)
・ネコバスにやって来た、小学2年生の男の子のスタッフへの質問。「ネコバスの賞味期限はありますか?」。一瞬、回答につまる中村さん。「......えっと、小学6年生まで遊べるよ。」と中村さんが答えると、嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
7.5(木)
・海外のお客様に、「あの虫は日本に居るんですか?」と質問された阿波谷さん。どんな虫だろう?と、一緒に見に行くと、ウィンドーに展示されている"ウシアブ"の模型の事でした。あまりの精巧さに本物だと思われたようですが、『風の谷のナウシカ』に登場する"ウシアブ"が、実物大で生息していたら...と、考えただけで、虫が苦手な阿波谷さんは鳥肌を立てていました。
7.6(金)
・「挿絵が僕らにくれたもの」展のオリジナルポストカードの見本を見ながら「こんな風に額に飾るのもいいな」「年賀状で送ったら、誰とも被らないよね。」「家に飾る分と、自分で使う分に2枚!」ととても楽しそうな話をされている女性のみなさん。スタッフにも"ポストカード大好き!"という女性は多く、お客様と同じように「飾り方」「送る相手」「受け取られた様子」...とあれこれ想像しては赤くなったり無表情になったりしながら、たくさん買ってしまいます。このポストカードの絵柄は、それぞれある物語の一場面。想いを込めるにはもってこいかも知れません。
7.7(土)
・あいにくの雨となった七夕の今日。「お願いごとは書いて笹に飾ったけれど、ナイショ!」という子ども達の声も聞こえてきました。空の星を見ることは出来ませんでしたが、映像展示室で上映されている「星をかった日」で、少しでも七夕気分を味わってもらえていたらと思うのでした。
7.8(日)
・ステンドグラスの八田さんご夫妻からプリプリと大きく立派なさくらんぼがたくさん届きました。日照時間が長い北杜市明野町で育った栄養満点のさくらんぼ。元気をたくさんいただきました。ありがとうございました!!
7.9(月)
・暑い夏の対策に、今年も登場したミスト扇風機。屋外に設置された扇風機の風とミストの水は、熱気の中、つかの間の涼しさを感じられお客様からも好評です。ミスト扇風機担当・3年目の宮村くんは、取扱いも対処もプロの領域に達したとの噂。本日も自分と同じぐらいの大きさの「相棒」ともにカフェデッキへと準備に向かう宮村くんでした。
<福岡くんと丸山くんとお勤め中の扇風機>
7.10(火)
・中央ホールにある展示用のガラスケース。新しくなった「ジブリ美術館 図録」もディスプレィされました。
7.11(水)
・トライホークスで書籍をご購入して下さった海外の女性。ブックカバーをつけているのを眺めながら「折り紙!折り紙!」と、興味津津の様子。「これは、日本の素敵な気遣いですね」と、とても喜んでくれました。
7.12(木)
・打ち合わせ中の石光さんのメモに、"お金持ちだから"と書いてある。何を話し合っているのかと尋ねると、次回季刊トライホークスで取り上げる本、シュリーマンについて、らしい。「彼は不屈の精神で考古学に情熱をもやし続けた人だけど、原稿を書く机さんが興味をもつポイントは、お金持ちだったことかな、と思って。」だそうです。
7.13(金)
・男性のお客様にプラモデルについて質問を受け、「塗装までとなると、かなり技術がいりますよね。」と語る佐野くん。その後、レジにてその方に領収書発行のご要望があり宛名をお伺いしたところ、『○○塗装』とのこと。プロ中のプロの方に、釈迦に説法だったとは...。穴に入りたくなった佐野くんでした。
7.14(土)
・今年も恒例の三鷹阿波踊りの季節がやってきました。美術館の今年の新人は、内藤さん、山崎さん、保延さんの女子3人。自主練習の日、暗闇の中、先輩たちの指導を受け基礎練習に励んでいました。本番は8月18日(土)。あと約1ヶ月、夏の暑さに負けず頑張って下さい!
7.15(日)
・二宮さんがお弁当に持ってきたトマト。その中のひとつがとてもユニークな形。目と口を加えてもらって、突如人気者になったトマトでした。
・今週末から広島県立美術館で開催される「フレデリック・バック展」に、少しだけショップのグッズも販売されます。夏休み中の広島の子どもたちがジブリ美術館のグッズを手にしてくれる事を想像して、佐野くんと菅野さんは出荷作業に力を入れています。
7.16(月)
・ここ一週間で夏日が増え、そろそろ梅雨明けかなぁと感じる毎日。今日は、閉館の鐘の音と共にセミの鳴き声が聞こえ、林の向こうからは笛や太鼓の音が聞こえてきました。「初セミ?」「そういえば最近トンボもよく見かけるよね!」「えっ?この音、阿波踊りのお囃子じゃない?」と急にテンションが上がったスタッフ。「よし、今日から夏になったってことでいいよね!決定!!」と勝手に夏宣言をしました。...というわけで、ジブリ美術館は、今日から夏です。気合を入れて頑張りたいと思います!
7.17(火)
・夏休みに向けて、ショップのレイアウト変更が行われました。朝からエンジン全開の郎店長は、「この調子だと、すぐ終わっちゃうんじゃないの!?」と、作業は快調な様子。でも、什器が落ちないよう固定したり、細かな調整を一つ一つ丹念に確認すると、結局全てが終了したのはいつもと変わらない時間でした。今回のテーマは、夏休みの子どもたちに向けてワクワクドキドキするお店、です。ぜひのぞきに来て下さい。
7.18(水)
・3ヶ月に一度行われる、三鷹市防災MCA無線通信訓練。この通信訓練は、特に決められた台詞はないのですが、災害発生を想定して三鷹市と無線での受け答えを訓練しています。今回の通報は、総務の松島さんが担当。開始前からかなりの緊張ぶりで、防災隊長の天内さんと入念に練習し臨みました。いざという時には今日の練習を活かせるようにお願いします。
7.19(木)
・ここ最近の湿った季節は、美術館の周りでもミミズやダンゴ虫など、虫たちの姿をよく見かけます。その中でもダントツで人気があるのがダンゴ虫。座り込んでいる子どもたちに近づいてみると、大概、ダンゴ虫をコロコロ丸めています。まるでどんぐりを集めるかのごとく次から次へと拾い集める子どもたち。中には、10匹、20匹と集めて大事に握り締めている子もいました。その目つき、顔つきはまるでメイちゃんのようです。いつの時代も子どもたちの好奇心は変わらないのだなぁ、としみじみ思ってしまうスタッフなのでした。
7.20(金)
・すこし落ち着いた夕方ごろ、カフェにお子さまと一緒にいらしたお母さん。ショートケーキのファンで、ご自身でもケーキを作るそうですが、「なかなかこの味が出せない」とお話ししてくださいました。ケーキづくりを担当している多田さんが簡単な作り方とコツを説明すると、「今度子どものお誕生日に作ってあげたいので、チャレンジしてみます!」とメモを手に帰っていかれました。お家で同じように作ってくださるのはとてもうれしく、多田さんもお客様からパワーをもらい、いつにも増してケーキ作りに力が入っています。
7.21(土)
・18日から、ショップの横にあるワゴンが出現しました。駄菓子屋さんのような雰囲気で、何やら楽しそうなものが並んでいます。商品が売り切れてしまうと置いてあるものも変わってしまいますが、そんな点も何やらちょっと昔ながらの屋台のよう。ここでも素敵なたからものとの出会いがあるでしょうか。
7.22(日)
・カフェにいらした海外からのお客様。店内のカウンターに飾ってあった吊り下げ式のキャンドルを見つけて「これはどこで買ったものですか?」とスタッフに質問。フィンランドご出身の方で、吊り下げキャンドルはフィンランドでよく使うものなのだそうです。使い方を知らなかったスタッフに、"紐を切って水に浮かべて使用する"と教えてくださいました。
7.23(月)
・東京都現代美術館で開催されている「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技展」。この会場が、ジブリ美術館だと思われたアジアの方から、「"綾波レイ"のグッズはありますか?」と、ローマ字で書かれたメモを見せられた阿波谷さん。「"あやな・みれい"のグッズがどこで買えるかご存知の方いますか?」と、ショップの店内無線で問い合わせをすると、一斉に、名前の訂正やら詳しい路面店情報など、大コールバック攻撃を受けていました。
7.24(火)
・「動き始めの部屋」にあるミニシアター。映像の巻き戻し中の画面が、楽しいものに変わりました。画面に登場するいきものを探しながら、子ども達も巻き戻しの時間を楽しんでくれているようです。巻き戻し中にあたったら、ちょっと注目してみてくださいね。
<新しい画面はこんなかんじ>
7.25(水)
・トライホークスのウインドーに"地面の下のいきもの"の立体造形物が飾られました。アリからモグラ、虫の卵や草の根まで、田中さんを始め、中村さん、澤登さんのウインドー担当スタッフが、ひとつひとつを作りあげた傑作です。ウインドーを覗く子どもたちも、口々に「すげー!」「やばい!」と、そこから中々離れません。ずーっと見ていた男の子に話しかけると、「ボクも夏休みの自由研究でやってみる!」と教えてくれました。今夏、トライホークスの窓も、要注目です。
7.26(木)
・小池さんによる、『夏休み なりきり小学生日記』です。
『カブトムシがいました。手の上に乗せていると、ちびっこたちが集まってきて小さな手がたくさん伸びてきました。おっかなびっくりに伸ばすその指にカブトムシも緊張しているようだったので、カブトムシの顔をのぞきこむと、とっても優しい目をしていました。』
7.27(金)
・DIY女子として活躍するショップの阿部さんですが、実は手芸も得意です。今年はワゴン担当に任命され、色々手作りしていたのですが、ディスプレイ用の布を手織りする、という、またも驚きの一芸を見せつけられました。早速飾り付けをすると、「これって"さをり織"ですね。」と、お客様から声を掛けられ、もじもじと嬉しそうにお話していました。
7.28(土)
・パティオの井戸の所に子どもたちが集まって、みんな裸足で水遊びをしています。井戸から水を出したり、バケツに水を入れて撒いたり。気持ち良さそうに暑い夏を楽しんでいました。
・一方、美術館の近所で暮らしているネコたちは、あまりの暑さに物陰で寝入ってました。
7.29(日)
・お客様に写真撮影を頼まれた広報の机さん。両手に荷物を抱えていたため一瞬とまどっていると、サっとあらわれ笑顔を見せる西川くん。机さんが「こちらのイケメンが写真を撮ります。」とお客様にご説明すると、「本当だ、イケメンだ」「やったあ」と黄色い声を頂いたそう。全員が幸せになれて良かったね、と言われていました。
7.30(月)
・7月最後の今日は、暑気払いをしました。
いただいたカツオにきゅうり、おにぎりに唐揚げ、と盛り沢山の宴。
<包丁を入れる前のカツオと深谷さんの記念撮影>
最近蒸し暑い日々が続いている中での今日のご馳走は、スタッフの五臓六腑に染みわたりました。ご馳走さまでした。これで、今年の夏も全員一丸となって乗り切れることでしょう。
7.31(火)
・カフェで使用している"麦ストロー"を作ってくださっている長野県のコムハウスさんへ、スタッフ数人が見学に行ってきました。コムハウスさんの入口に着くと、以前お渡ししたスタッフからの寄せ書きを飾ってあり、なんだか嬉しいお出迎え。
今回は初めておじゃまするスタッフと、ストロー作りに参加させていただきました。本当に一本づつが手作業の、丁寧な仕事ぶりにスタッフは感動。施設長の諏訪さんからは麦ストローを作ることになった経緯などもお話しいただき、たくさんの方との出会いや手助けで、1本1本が丹精込めてできあがっていることを感じた一同なのでした。