2013年11月
11.1(金)
・11/23から、新ギャラリー展示「かぐや姫の物語展」がはじまる予定なので、本日の閉館後にアトリエに2F運営スタッフが集合。どんな展示になるのか、安西さんから説明を受けています。
聞けば聞くほどこの映画の凄まじいまでの濃さが染み入り、「えっっっっ...」とか「こ、これを全部...!?」「なるほど...」と声をもらしながら、驚嘆する一同でした。展示も映画も、11/23からはじまります。ぜひお楽しみに!
11.2(土)
・ある日、制服の青シャツのボタンが1つ無くなっていることに気がついた成田くん。総務に予備のボタンを取りに行きましたが、「はいどうぞ」とボタンを手渡され「そっ、そうだよね...自分で付けるんだよね...。」と焦っている。「今どき、ボタンの1つも自分で付けられないようじゃ全然モテないよ!」と発破をかけられていましたが、現在のところ、別のシャツを着てボタン付けはまだ出来ていないことが松島さんにはバレています。
11.3(日)
・三鷹市の姉妹都市、兵庫県たつの市のお祭りに深谷さん、郎さん、鵜木さんが出張。今年は雨に見舞われたそうですが、盛況だった様子。
郎さんに「深谷さんの取材が入っているので、様子を撮影して来てほしい」とメールすると、「鵜木に頼んだから大丈夫だと思います!」という返信がありました。鵜木さんが二人に酷使されていないことを祈ります。
<鵜木さん撮影:屋台ではたらく深谷さん>
11.4(月)
・明日からはメンテナンス休館。最後の開館日なので、スタッフも緊張感をもって気を引き締めています。明日の朝からは、スタジオと合同で3日間の社員旅行が待っているので、早めの帰宅も必要です。なのに暗闇に一人残っているショップの佐野くん。
どうも旅行の企画をいまさら練っているようですが、なんだか不気味なので早く帰ってください。
11.5(火)
・休館中にメンテナンスをする社員を美術館に残して、ほとんどのスタッフが本日から芦ノ牧温泉へと社員旅行にでかけました。今年は、別行動をしている人々や美術館に残って仕事をしている人々とも、LINEなどを通じて状況がすばやく伝播していました。美術館で仕事をしている人々も、「社員旅行はいま釜飯食べてるんだって」「紅葉してるね」「宿で三味線弾いてる」など、細かい情報が画像つきで行き来しており、少しだけ旅行共有気分が得られたかもしれません。
11.6(水)
・社員旅行2日目。本日は自由行動です。市川くんや成田くんたちは、早朝から会津磐梯方面へ行くと言っていました。夜に宿で今日は楽しかった?、と尋ねると、「成田くんが鯉の画像をとりました」という返事が。五色沼に行き、からだにハート模様のある鯉を撮影することに成功したそうです。
<成田くん撮影の鯉>
紅葉より鯉に夢中の成田くん、を、撮影する市川くんでした。
<市川くん撮影の成田くん>
ちなみに、紅葉はとても艶やかだったそうです。
・ライブラリ作品の『しわ』DVD発売日でもあった本日は、横浜市にて、介護の日・記念フォーラムで『しわ』の上映会が行われました。関連ブースが登場しブルーレイ/DVDの販売もあり、担当だった内野さんはフォーラム終了後、大急ぎで社員旅行に向かう列車にとびのるのでした。
11.7(木)
・社員旅行最終日は、夕方近くまでたっぷり会津を満喫しました。美術館へお土産をまとめて郵送しようと、滝口さんと石光さんが箱を入手すると、「安西さんに買った喜多方ラーメンも一緒に入れてください」「矢澤さんに買った"赤べこパンツ"も」「みんなで遊ぶ"白虎隊・紙鉄砲"も...」といろいろな人々が名産品を手に手に、次々荷が増えていき、いつのまにか一番大きな箱で三鷹行きの宅急便がだされていきました。
11.8(金)
・さて、一方の美術館では、入り口付近の電灯が、何かかぶされています。
高い木々の枝が剪定される作業で枝が落下してくるので、帽子をかぶせてもらったようです。
11.9(土)
・厚樹さんが御みくじで大吉をひき、「toto BIG、10億当たるかもしれない」とニンマリしている。それを聞いていた天内さんは、「ええ!厚樹さんすごいなあ。10億当たったら、9億ください。」と言い「なぜ...」という表情の厚樹さんに、畳み掛けるように「じゃあ、よろしく」と言って天内さんは去っていきました。
11.10(日)
・今回の休館中、地下1Fの展示室にある「トトロぴょんぴょん」は、大きな作業が入りきれいに蘇りました。なわとびで遊ぶメイちゃんの「縄」の部分も、12年ぶりの新調です。
いつの日か使うかも知れない、と12年間ちゃんと保存してあった、なわとびの"縄型制作用の型"が出てきたのを見て、矢澤くんはちょっと感動してしまったそう。
木の枝部分にも丁寧に掃除が入り、宮崎監督がぜひ見て欲しい、と図録で語っている「ネコバスの足の動き」も、さらにくっきりと見えるようになりました。
11.11(月)
・年末に向けてなのか、突如深谷さんが名刺整理をはじめています。
大量にあった名刺の大きな山は、小さい束のカタマリになるまでに整理がすすめらていました。
11.12(火)
・先日、ぎっくり腰になり力なく歩いていた郎さんが、今度は角膜を傷めたらしく腫れぼったい眼でメガネをかけて出勤。そんな郎さんを励まそうと思った小林さんが、「メガネも似合うよ!のび太くんのようだし」と言って、「それ、あんまり嬉しくないから...」とますます肩を落とす郎さんでした。
11.13(水)
・ショップの倉庫・荷捌き所・マサキヤの断捨離を行いました。片づけても片づけても出てくる謎の物体を、収めるべき場所に収めていく作業は、果てしなく続くかのように思えましたが、二日がかりで何とか終わり、空いたスペースは念願の作業台になりました。
11.14(木)
・本日は、クリスマス用のもみの木が搬入されました。
サンクンテラスに木が設置され枝ぶりが整えられるまで、一日がかりで作業が行われます。
木の中腹あたりでまるで枝のように腕をだしている人は、木登りをし安全上のワイヤーを下の人と設置しあっている所です。
夕方暗くなる頃には、緑の大きな枝がサンクンテラスに広がりました。11/27にクリスマス装飾がはじまるまで、立派な枝ぶりをご堪能ください。
11.15(金)
・メンテナス休館は今日で終わり。明日からはいよいよ再開館です。明日に備えて、本日は全スタッフが出勤しています。まずは、防犯訓練です。今回の設定は、凶器をもった不審者が中央ホールに侵入し、安全確保や通報など、三鷹警察との合同訓練です。
覆面を被った犯人役が迫ってくるのは緊張感が強く、訓練は真に迫ったものとなりました。
これは別に二人がじゃれあってるわけではなく、背後から襲われた時の身の守り方を練習している所です。
午前中いっぱいをかけ、消火器の訓練やAED操作などを行いました。
その後は、各部署が膝を詰めて様々な打合せ。
明日からはまた、来た時より少しだけゆたかな気持ちになって出口をでてもらえるよう、がんばっていきます。
11.16(土)
・休館があけ、色づいた葉が鮮やかです。しかしこの季節、さっそく取り組まねばならないもの、それは落ち葉。
季節の特別戦隊「落ち葉隊」が組織され、早朝から小高い枯れ葉の山を作るほど。ずんずん舞い落ちてくる葉との格闘は続きます。
11.17(日)
・トライホークスで、一人で絵本を読んでいる3歳の女の子。大きな声で自分でストーリーを作って絵本を読み始めました。しばらくすると、その女の子とそっくりな女の子がやって来て、今度は二人で絵本を読み始めました。彼女たちは双子だったようです。その後、必死の形相で「なにやってるの!勝手にあちこち行っちゃだめよ!」とお母さんが現れました。どうやら二人とも迷子だったらしいのですが、そんなお母さんの心配はどこ吹く風、「どこ行ってたの、お母さん。ついてきてよー。」と再び絵本を仲良く読み始めていました。
11.18(月)
・とある企画の練習のために、帰りが遅くなった女性スタッフを送ることになった矢澤くん。"これまでも数々の皆さんを無事に送り届けた"いう実績を語り始めました。「まず伊神さんでしょ、容子さん。あと冷蔵庫。」だそうです。
11.19(火)
・2Fギャラリーで展示される「かぐや姫の物語」。展示チームは、制作の吉川くんのところへ相談に。さすが大勢の作画スタッフに説明を重ねてきた吉川くん、この作品で用いられた技法の解説は、とてもわかりやすいものでした。展示でもその一旦をご紹介しています。開始がますます楽しみです。
11.20(水)
・「そろそろ帰りますよ」声をかけられて、天内さんと一緒に退勤していった鵜木さん。一家の大黒柱として早く帰るよう厳命されているはずの二人ですが、一杯呑んで帰ったのかと翌日尋ねると、「アイスを食べてガマンしました」とのこと。駅のホームで売っているアイスは、ふたりのささやかな息抜きなのだそうです。
11.21(木)
・産休中の藤原さんのインクジェットプリンターを借りて印刷をしようとしたところ、紙を巻き取る部品が探しても見つからない。藤原さんの机の周りをウロウロ困り顔でいる内藤さんを見ていた大口さんと北嶋さんが、「まかせて」といってあちこち工夫をこらしています。そして、どこかから持ちだしてきた突っ張り棒を設置。どんなことでも智恵を絞って乗り切る、そこにあるもので生きていく道の熟練者です。
11.22(金)
・明日から公開の『かぐや姫の物語』に向けて、ショップの店内もレイアウト変更。何故か狭いスペースにスタッフがごちゃごちゃと集まり、おしくらまんじゅうのように作業が進んでいました。マンマユートオリジナルの商品が美しく並べられ、明日のお客様の顔が楽しみなスタッフでした。
11.23(土)
・昨日の閉館後は、ギャラリーにてかぐや姫の物語展の設営も行われました。小さい子どもたちにも見てもらえる高さを考えて取り付け作業が行われています。
本来屏風は和室の設えで置かれるものなので、洋風の館に設置するまでには様々な検討が重ねられていました。
類まれなこの作品の画面作りを、和洋折衷の雰囲気の中でどうぞご堪能ください。
11.24(日)
・本日は三鷹市民駅伝大会。精鋭の男性4名が出場します。しかし顔ぶれが3年連続同じなので、今年は走る順を変えて挑戦してみたそう。
第一走者に梨子木くん、そして森田くん、関根くんと続き、アンカーが小川くんの順番です。
サポーターも含めて朝7時半に美術館から出陣した一行は、各中継地点へと分かれていきました。
そして9時にスタート。ところが早くも事件が起こります。
もうすぐ到着するチームのゼッケンナンバーがコールされると次の選手がスタートラインに待機をするのですが、なぜかコールからもれてしまいました。梨子木くんは中継所で森田くんを必死で探すものの、なかなか見つからない。森田くんが選手の人混みをかきわけてどうにかタスキを受け取って走りだすまで、だいぶロスタイムが生まれてしまいました。
結果は男子の部で41位。これまでと比べると、ちょっとさみしい結果です。
<順位の発表に落胆気味>
ところが更にアクシデントが。毎年発表される「ラッキー賞」になんと当選し、姉妹都市の矢吹町の美味しいお米を頂けることになりました。
お米は選手4名できれいに分けあい、今年もなんとか美術館へ笑顔の報告ができました。
暖かい声援をくださったみなさん、ありがとうございました。
11.25(月)
・カフェでずっと育てているコーヒーの木に、新しい友人ができたそう。コーヒーの木と同じ植木鉢に居候しているベンケイソウです。もともと切り花で活けていた時にもげてしまった葉っぱを植木鉢にさしてみたところ、葉の先から新たに小さな葉が伸びてきました。
<もう少し大きくなるまで、居候のベンケイソウ>
11.26(火)
・クリスマス装飾の設営が行われました。今年のテーマは、「中世ヴェネチア」。水の都ヴェネチアに思いを馳せながら、ビーズ細工やプレゼントボックス、マーブル模様の壁紙など、毎日毎日、コツコツ準備を続けてきました。今日は朝から館内の至る所にスタッフが散らばり、頭を悩ませながらそれぞれ飾り付け。夜遅くまでかけて、館内の様々な箇所がいつもと違う表情になりました。さて、これらは一体どの部屋の飾りでしょうか?
11.27(水)
・装飾がはじまってはじめての開館日の今日は、いつものフィルム付ききっぷも、ちょっとだけ特別なクリスマス柄に。そして、夕方暗くなってからはツリーの点灯式がありました。本日いらしてくださった皆様が、館長と一緒にカウントダウン。
「点灯した後、写真撮影の西岡さんがすべって転倒した」「転倒式だけにね...」というがっかりなオチもささやかれていましたが、今年は運営スタッフの小林容子さんがツリーの横で短いクリスマスソングを4曲演奏し、軽やかな音楽に包まれ余韻を残しながら、式が終了しました。
11.28(木)
・『かぐや姫の物語』の展示が始まったギャラリーでは、「映画を観た」というお客様の声が聞こえてくるようになりました。本日来館された受験を控えた男性は、公開初日に観たかぐや姫に心を奪われ、翌日も映画館に行ってしまったそうです。「現在も映画が忘れられず勉強が手につかないので困っている」と笑いながら話してくれました。平安に生まれたかぐや姫が、平成男子も魅了し虜にしてしまったようです。
11.29(金)
・アトリエ2階に安西さんのご実家から大きな大根が届いたそう。食事が賑わいそうで楽しみですが、食べてしまうその前に、まずは何かしら装いを試してみる展示チームでした。
<大根さん>
11.30(土)
・宮本さんと福島さんがショップのDVDコーナーを盛り上げようと少しづつ作業を続けていましたが、作品の年表がディスプレイに加わり、しっかり目を引く棚に変わりました。モニターで流れる予告編も、紙芝居をみるように大人も子どももつい目が釘付けになっています。