2016年4月
4.1(金)
・この時期のカフェは、西園の桜が店内の窓から見えて一面ピンク色。入り口からデッキのソメイヨシノの花びらが舞い込み、お花見気分が味わえるのでした。
・今年もお花見弁当が支給されました。お昼が近づくと今か今かとそわそわし始めるスタッフ達。お弁当が届いた休憩室は、まるで小学校の給食の時間のように賑わうのでした。そして、新人の三橋さんはお花見弁当の'のりごはん'を食べて以来、毎日のり弁を作って持参。「はまっちゃったんです!」と毎日美味しそうな手作りのり弁当を持って来て食べるほど感動したそうです。
4.2(土)
・昨日、ランチタイムにお花見弁当を片手にお花見をした草屋チーム。思い思いに桜を眺める中、今年の桜を撮るためにカメラを新調した西岡さんは、使い慣れない写真に苦戦しながらも、例年以上に写真を撮っていました。
4.3(日)
・ふとした事で方言が出てしまうショップの菅野さん。しかし同じ山形県出身の運営の関根さんに、「"めじょけね"です」と言われ、「???」と意味がわからない様子。「うまく言えないんですけど、かわいそうっていう意味です」との事で、同じ山形県出身でも庄内と内陸では違う言葉が多く、「うちの方では、"むつこい"かなあ?」と、聞き慣れない言葉を言い合って県民愛を高め、次に使う機会をうかがっているそうです。
4.4(月)
・カフェテイクアウトでは、夏に向けて森のアイスクリームの新しい味の試食を行いました。まだ詳しいことはお伝えできないのですが、試食したスタッフ全員が「これはうまい!!!」とおかわり。男性スタッフも女性スタッフも満場一致で提供することが決まりました。早くお客様の反応がみたいのですが、おそらく夏からのデビューになりそうです。ご期待を!
4.5(火)
・桜もだんだんと散り始め、柔らかいピンクから、鮮やかな緑の風景になってきました。ふと見上げた木の葉を見て、季節の変わり目を実感するスタッフでした。
4.6(水)
・カフェでは小学生くらいのご兄弟とお母さんがなにやら「聞いてみる?どうする?」とスタッフに何か聞くかどうか相談している様子。スタッフからお声をかけてみると『ミルクたっぷりこんがりチーズパイ』に使われているフルーツは何かを聞くか迷っていたとのこと。ご兄弟は自分たちで当てたい様子で聞きたくなさそうでしたが、お母さんは正解を知りたいということでお伝えすると、思いもよらない答えだったことと、外れたショックでスタッフが心配するほどがっくりと肩を落としていました。
4.7(木)
・熱心に館内を見て、質問をしてくださる6、70代の方々のグループ。お話を伺うと俳句の会で来館してくださったそうです。テーマは「ジブリ美術館」。1人最大7句を詠んで句会をするとのことでした。井の頭公園の桜も咲き、春爛漫の気候でしたが、どんな俳句が詠まれていたのか気になるところです。
4.8(金)
・コーンポタージュ好きの男の子がカフェに来店。入店前から「コーンポタージュ食べたいー」と話していて、スタッフが男の子を見ると両手には缶のコーンポタージュが握られていました。スタッフが「このお店にもおいしいコーンのポタージュがあるよ」と伝えたところ、店内でも注文してくれました。食べ終えたころにスタッフが「おいしかったですか?」と感想を聞くと「うん!」とお墨付きをいただいたのでした。
4.9(土)
・美術館の入口や出口に立っている鵜木さん。早くも手の甲の半分ぐらいまでうっすらと長袖焼けをしています。この次は手首、長袖を少しまくった前腕の半分、と段階を踏んで黒くなっていくのですが、このままだと夏前に真っ黒になるのではと心配です。
4.10(日)
・テイクアウトで販売中の"河内晩柑"のソフトクリームを、初めて食べたショップ新人の日下くん。感想を聞いたところ、「甘さだけでなく苦みがあり、すがすがしい風が吹くような、青春を思い起こさせる...(以下略)」と、延々と語り始めるほど美味しかった様子。その感動をテイクアウトの横でお伝えしてみては?と、思う阿部さんでした。
4.11(月)
・美術館にいらしたお客様にお渡ししている「利用のご案内」。改修工事を機にリニューアルをしようと、現場や広報で打ち合せを重ねていましたが、本日無事入稿! ひと安心したのか、机さんは得意の口笛を吹きながら帰って行きました。
4.12(火)
・草屋恒例の草むしりが行われました。薔薇のオベリスクも設置。夏にはどんな色の薔薇が咲くか、みんな楽しみにしています。
・トトロのニセ受付に装飾が加わりました。今は春爛漫なイメージの彩りになっています。ぜひ近くで覗いてみて下さい。
4.13(水)
・長野県信濃美術館で4/16(土)から始まる「ジブリの立体建造物展」の展示設営に行ってきたスタッフ。現場では、元美術館、現スタジオの深谷さんが、担当の美術館コーナーで指示出しや実作業をしていて、ふと長野にいるのか三鷹にいるのかわからなくなったそうです。当の深谷さんは、設営初日から日を追うごとになぜか体調が良くなっているらしく、水を得た魚というのは、まさにこのことなのかなと思うスタッフでした。
4.14(木)
・海外のお客様がどこか探している様子で翻訳されたスマートフォンの画面を見せて下さいました。そこには"チンチラパビリオンする方法"の文字が。カウンターにいた千葉さんにはさっぱりわからず首をかしげていたところ、秋田さんが現れ「あぁ、トトロがいる受付ですね」と、事もなげに正解を導き出しました。なぜそれが正解なのかはお客様と秋田さんにしかわかりませんが、美術館の生き字引と言われる秋田さんにはまだまだ及ばないと感服するのでした。
4.15(金)
・風邪気味だったショップの永井くん、仕事帰りに薬局で薬を買う為に並んでいると、割り込みされそうになり、「最後尾はあちらです!」と、いつもの癖で並んでいるお客様の列の整理をしてしまったとのこと。いつもは至って穏やかな永井くんですが、一刻も早く薬を買いたい気持ちが表に出てしまったようです。
4.16(土)
・草むしりをして綺麗になった草屋横に、さっそくお客さんが来ました。
<アズマヒキガエル>
4.17(日)
・NHKの朝の連続テレビ小説を見てから出勤しているスタッフが多いので、休憩中に話題になるのですが、「今日は○○だったね~」と、山口さんに話し掛けると、「わっ!今日はまだ見てなかったのに...」と、核心を話されてがっかり。間髪入れずにまたもや同じ内容で話し掛けられ肩を落としていたのですが、「今日は○○だったんですよ~!」と、次にやって来た木村くんを生贄に腹いせしていました。続きの話は見たかどうかを確認してからにしましょうね。
4.18(月)
・ただいま上映中の「ちゅうずもう」をモチーフに作られた新商品、紙相撲の「トントンちゅうずもう」。それを手に持ってご両親に何かを話している5歳くらいの女の子。買ったばかりのこの商品をどうしても今すぐやってみたいようです。根負けしたご家族と共にカフェデッキのテーブルで早速相撲が始まりました。結果は全てその女の子の勝ち。もともと絵本の「ねずみのすもう」が大好きだそうで、映画もこの商品も本当に楽しかったようです。
4.19(火)
・打ち合せに出かけた机さん。石光さんと現地で合流する予定でしたが、石光さんは前の予定が長引き、少し遅れて到着したそうです。では打ち合せを、と話し始めようとする机さんを横目に、石光さんは席に着くや否や、クリームソーダを注文し、打ち合せも始めずに一気に食べてしまいました。机さんが注意すると、「喉が渇いていたから・・・」とニコニコ。相変わらずマイペースな石光さんでした。
4.20(水)
・カフェの店内で使用している麦わらぼうしオリジナルブレンドのコーヒー豆の販売を始めました。初めて購入してくださったのは、よくカフェに来てくださるお客様。企画展示「幽霊塔へようこそ展」を見てきたお客様は「私のことは"コーヒーの女"と呼んでください!」と、小説『幽霊塔』の関連本『灰色の女』になぞらえていてスタッフも大笑いでした。きっとご自宅でもおいしく召し上がってくださることでしょう!
4.21(木)
・ショップの制服は、「紅の豚」に登場する働き者の女の子"フィオ"をイメージした青いチェックのシャツなのですが、お客様とシャツがかぶってしまうことが時々あります。お会計にいらっしゃった欧米の男性から、「いいシャツですね!!」と褒められたので顔を上げると、その方がまるっきり同じシャツを着ており、自慢げに一周回って見せてくれました。「僕もここで働けますね!」と爽やかな笑顔で声を掛けてくれ、「はい!ぜひ!」と即答してしまいました。
4.22(金)
・カフェのメニュー写真を撮影している西岡さんは、なぜかいつも撮影前に自分の席から周りにいる人の写真を撮ります。試し撮りして撮影に備えているだけかなと思い、人の写真を消そうとすると、「だめだよ、日々の記録は大事なんだから」とのこと。ささやかな日常をとらえることにも余念のない事務局長なのでした。
<荷物をどうするか相談中>
4.23(土)
・上映中ということもあり「ちゅうずもう」に出てくるねずみのマスコットが人気なのですが、同じく美術館オリジナル短編映画「めいとこねこバス」に出てくる"こねこバス"も根強い人気。共にお買い求めになるお客様も多く、ネコとネズミが仲よくレジにやってくると、アメリカの某アニメーションを思う今日この頃です。
4.24(日)
・小学4年生ぐらいの男の子。「幽霊塔へようこそ展」の迷路の中のトイレに隠れ、後から来る妹を驚かそうと「ばあ!」とドアを開けるのですが、毎回妹が通り過ぎた後。何度やってもタイミングが合わず、結局妹を驚かすことは出来ませんでした。おうちでもこんな感じで遊んでいるのかなと想像してみるスタッフでした。
4.25(月)
・自他ともに認める台湾大好きの関根くんが、レジにいらっしゃった台湾の女性と楽しそうに話しています。最後に「一緒に写真撮ってください!」とお願いされて出て行こうとしたところ、そばにいた遠藤くんをご指名。「歳には勝てないか...」と、ちょっとシュンとする関根くんなのでした。
4.26(火)
・今日は新入社員たちの研修発表の日。「戦後70年の○○」というテーマをそれぞれが受け持ち、各自で調べまとめ上げての発表となりました。大きな表を作ったり、紙芝居のようにページをめくりながら説明したり、手持ちの原稿なしで、全て空で発表したりと、それぞれの個性が活かされていました。
4.27(水)
・先日、無事終了した理事会のお疲れさま会が行われました。厚樹さんがお店の手配や当日の準備などをしてくれたらしく、「めずらしいね~」と言われつつ少し株を上げたようです。
4.28(木)
・「幽霊塔へようこそ展」の記録映像の編集に立ち会うため、館長と広報で外出。編集現場では、ナレーションも順調に録音でき、無事完成しました。
4.29(金)
・カフェデッキでは、今年初めてのワゴン販売が始まりました。初日は、強風で肌寒く落ち着いた出足になりましたが、ワゴンが始まるといよいよ夏の訪れを感じるのでした。
4.30(土)
・4/12の日誌に書いた草屋の薔薇のオベリスク。実は赤い花が咲くと聞いていたのに、咲いたのはなぜか白。驚きつつも、可愛らしい白い花に心和む内野さんでした。
<薔薇の原種だそうです>