美術館日誌 2016年5月 - 三鷹の森ジブリ美術館

2016年5月

5.1（日）

・全体朝礼の後、ホールにそびえ立つ"時計塔"を見上げ、「そろそろこれも見納めだから...」と登ることにしたショップの女子3人。「初めて見た時はすごく大きく感じたけど、一年も経つと馴染んでくるもんだね～」と、内部をしげしげと見ながらかみしめて登る三人なのでした。

5.2（月）

・カフェデッキの木に立派な巣を作りあげたコゲラ。最近は巣穴に虫を運んでいる姿が目撃されたり、「なんかピチピチ鳴き声がするんだよ！」との情報も。もしかしてヒナが居るのかなぁ...と、気になって気になって連日スタッフが覗き込んでいましたが、ついにその姿を確認！あまりの可愛さにさらに覗き込むスタッフが増えたのでした。

5.3（火）

・海外出張に行っていた商品部の今井さんが、現地での記録写真を色々と見せてくれました。普段からお洒落な今井さんですが、異国の地を背景に写る今井さんの写真は、「一般人に見えない...」「あやしい！」と、スタッフで大盛り上がり。お洒落は空間の演出も必要なのかもしれないと思うスタッフでした。

5.4（水）

・朝方の雨風が過ぎ去り、抜けるような青空となった連休の中日。気温もめきめき上昇、すっかり夏のようなお天気となりました。「これはラムネ日和だね!!」と本日ワゴン担当の木村さんはやる気十分です。

5.5（木）

・美術館がお休みの間、2F事務所の面々はスタジオの方に出勤するので、警備員さんに覚えてもらえるように顔写真を提出することになりました。次々とみんなの写真を撮影していく小池さん。順番がまわってきた郎さんはなぜかスカーフを首周りに巻いて、おしゃれ感を出し始めました。「ほら、スタジオには青木くんとかいるからさ。負けてられないよね」と、なぜかイベントの青木くんに対抗心を燃やす郎さんなのでした。

5.6（金）

・「天空の城ラピュタ」に出てくる"飛行石"に、音声認識"バルスモード"が搭載された商品があるのですが、「バルス！」と、"飛行石"に言葉を発すと、映画に出てくる"飛行石"のように輝き出すというもの。言葉を発してもうまく光らない時に、お客様の代わりにサンプルに向かって「バルス！」と叫ぶスタッフの声が店内に響くことがあり、ついニヤリとしてしまうのです。

5.7（土）

・「今日が誕生日なんです」という男性にお話をお聞きしたところ、お友だちからサプライズで美術館に招待されたのだそう。「今日ここに来るまでどこに連れて来られるのか知らなくて、東京に来ることもついこの間知らされたんですけど、すっごく嬉しいです！」と、サプライズは大成功。お友だちになってから20年という記念すべき年だったようで、ジブリ美術館選んでくださったことが嬉しかったです。

5.8（日）

・今日は休館前の最終営業日。しばらくお休みになるので、出勤ではないスタッフもなんとなく様子を見に来ていました。閉館後は、改修工事のために館内や事務所を空っぽにするべく、スタッフ総出で搬出準備が始まりました。完全撤収まであと3日。無事搬出できるのでしょうか。
改修工事による休館は7/15（金）まで。7/16（土）からは新しい企画展示も始まります。どうぞお楽しみに。
　

5.9（月）

・修繕の間、美術館のメダカたちが草屋にやって来て合宿中。もともと広い水槽(？)にいたメダカたちは、泳ぐのがとっても速いそう。しばらくの間は、功刀かあさんが面倒を見てくれます。

5.10（火）

・本格的な改修工事が始まったため、美術館スタッフがスタジオの方に出勤しています。美術館とスタジオは別々のところにあるため、「さっき監督を見かけたよ！」「社長が様子見に来てました！」と、日頃あまり会わない人々に遭遇して、ちょっとドキドキしているスタッフたちです。

5.11（水）

・開館中、企画展示の道案内をしていたパン種くん。改修工事で中にはいられないため、今はアトリエの会議に参加しています。

5.12（木）

・美術館スタッフがスタジオに出勤することは珍しいので、連日色んな人が様子を見に来ています。今日は美術の吉田さんが「なんだか新鮮だね。」と現れました。でも昨日も来ていたそうです。

5.13（金）

・トライホークスの見本の本を入れ替えるため、スタジオのスペースを借りて新たな見本作りにスタッフが没頭しています。トライホークスの膨大な本の数に気が遠くなりつつも、黙々と作業を進めています。

5.14（土）

・たとえ事務所がお引越ししても、コロはいつも滝口さんのそばにいます。

5.15（日）

・カフェデッキからふと井の頭公園を見るとセミの抜け殻を発見！最近の暑さで出てきてしまった様。まだ5月、夏までどこで過ごしているのでしょう？

5.16（月）

・美術館メンバー数人、本日から草屋での作業が始まりました。場所は離れても、まずは朝礼からスタートです。天気の話、時事ニュースなど西岡事務局長からの有り難いお言葉を頂き、姿勢を正す（笑いから始まる）朝なのでした。

5.17（火）

・期間限定で移転している事務所は、荷物が多いせいか、まだまだ片付かないよう。みんな段ボールの隙間を縫うように移動しています。

＜片付く前にまた引越しになるのでしょうか＞

5.18（水）

・「ちょっと聞いて」となんだかもやもやしている机さん。何があったのか聞いたところ、石光さんに言われて季刊トライホークスの「おわりに」で取り上げた作家を、「はじめに」で石光さんが書いていたそうです。「打ち合わせでそのことを指摘したら、ニコニコしながら『机さん、変えて』だって・・・」。と言いながらも、ひとしきり話してスッキリしたのか、落ち着いて原稿を書き直す机さんなのでした。

5.19（木）

・スタジオ内に虫が入り込んでしまい、美術館から来た荷物の中から虫取り網を探し出して無事捕獲。元の位置に戻そうとしたら、今度はカフェの小池さんが虫取り網を使いたいとのこと。どうやら竹トンボを飛ばしていたら高いところに引っかかってしまい、長い棒を探していたそうです。こちらの"虫"は無事取れるのでしょうか。

＜ちゃんととれるかなぁと心配そうな小池さんの背中＞

5.20（金）

・今までにない長期休館をしての改修工事ということで、広報チームで記録撮影を行っています。普段、なかなか工事現場で間近に作業を見られることがないので、撮影に熱が入る広報なのでした。

5.21（土）

・改修工事が進む中、カフェデッキの片隅でひっそりと咲いているカルミア。

5.22（日）

・いつにもまして美術館の敷地に鳥が飛んできています。どうやら工事で掘り返した土にいる虫を狙って集まっている様子。鳥達の口コミ力はすごいです。

5.23（月）

・今日の西岡さんの服装は上が黒、下はカーキというスタイル。朝礼に集まった人を見渡すと西岡さんの服装とまったく同じ色合いが他に２人も。「西岡さんと同じ色になるように、念じていました！」と澤登さんが話すと「自分も上を1枚脱ぐと同じでした！」と田中くんも増え、計４人、チーム西岡が結成されていました。

＜壁の色ともぴったり＞

5.24（火）

・今日は5スタに移動した美術館メンバーの歓迎会、「山賊の娘ローニャ」「レッドタートル」の受賞、深谷さんの誕生日など、いろいろお祝い！の宴が催されました。それぞれの主役がケーキの蝋燭を吹き消し、また火をつけて次の主役が吹き消すというのを延々と繰り返し、何回やるの！と突っ込みつつ大盛り上がり。普段の仕事以外では、なかなかゆっくりと話すことがないスタジオと美術館の交流の場となったのでした。

5.25（水）

・功刀隊長をはじめ草屋チームの頼もしいサポートにより、閲覧用の絵コンテ作りなど作業も順調の美術館スタッフ。思いを込めて作業をしている草屋チームの仕事の様子を目の当たりにし、休館明けの7月から、気持ちも新たにお客様に楽しんでもらえるように頑張っていこうと思うのでした。

5.26（木）

・市川くんの結婚式の話をしていた5スタの面々。3年前の同じ時期に結婚した西川くん、自分の結婚式を自分で司会したという小川くんと結婚式話で盛り上がっていると、「俺も大変だったなぁ...式」と呟く独身貴族の郎さん。その発言を「どうしようもないですね」と冷ややかに、でもきちんとキャッチする大津さんでした。

5.27（金）

・美術館スタッフの草屋勤務最終日。しかし西岡さんが出張に行くためお昼に会社を出てしまうということで、美術館スタッフ皆でハイタッチのお見送り。

とてもご機嫌で出かけて行った西岡さんですが、このあとの羽田空港で足止め、乗るはずだった便が欠航となってしまい、陸路で愛媛まで12時間かけて移動したのでした...。