2016年10月
10.1(土)
・マルシェ当日は雨の予報で心配していましたが、終日なんとかもって一安心。この日は特別に麦こがしを使ったクレープやワゴン販売では念願のホットコーヒーも始まりにぎやかなデッキになりました。初めて担当者になったホールスタッフの原さんは、「改めてとっても食材の勉強なった」とスタッフにとっても収穫があったようです。
10.2(日)
・市民デー2日目です。昨日に引き続き、カフェデッキではベーゴマや剣玉などで遊べる、むかし遊びのコーナーを設けたり、ジブリ美術館に関するクイズをしたりと、賑やかな一日となりました。
<お客様の見本に、皿回しに挑戦する天内さんと中村くん>
10.3(月)
・季刊トライホークスの次号の取材に出かけた石光さんと机さん。作家さんにインタビューをしたのですが、作家さんと石光さんが共通の話題で大盛り上がりしたそう。打ち合せから帰ってきた机さんは、「石光さんと好みが似ている方で、石光さんは近年まれに見るくらい楽しそうだった」と話していました。季刊トライホークスは11月を目指し絶賛制作中です。
10.4(火)
・館長が海外出張に行くことになり、にわかに英語ブーム到来の館長と広報チーム。「ここでの会話は英語にしましょう!」と盛り上がるもその後の会話が続かず、すぐに公用語は日本語になりました。
10.5(水)
・「今日、良いことがあったの!」と嬉しそうな山川さん。カフェデッキにあるオリーブの木に実ができていたそうです。オリーブは1本だけあっても受粉できず実ができません。もともとは2本オリーブの木があったのですが1本になってからというもの、ずっと実ができていなかったので感慨もひとしおです。これからもっと実が増えていくことを願う山川さんです。
10.6(木)
・仲良く手を繋いでやってきたおじいさんとお孫さん。トトロのステンドグラスに喜ぶお孫さんを見て、おじいさんがトトロの「さんぽ」を歌いだしました。「あるこうあるこう~わたしは~げんき~」と快調な滑り出しですが「あるくのだいすき~」と歌ってから先が思い出せず、その後「ドンドンドコドン~ドコドコ~...」と全てを通していました。ですが、とっても楽しそうな様子の2人に聴いているこちらも思わず笑顔になりました。
10.7(金)
・今年も、三鷹ネットワーク大学で、アニメーション文化講座が始まりました。講師は高畑勲監督。1回眼の今日は、「レッドタートル ある島の物語」のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が制作した「岸辺のふたり」を取り上げ、作品をじっくりと鑑賞。何がそこに描かれ、どんな表現をしているのか、質疑応答をしながらの講座となりました。
10.8(土)
・開館前、トトロのニセ受付のお掃除中の鵜木さんに遭遇。
<宙に浮いています>
10.9(日)
・特別な日をジブリ美術館で過ごしてくださるお客様も多く、「初めて来た時は5歳だったんですけど、今日で20歳になったんです!」とお話してくださった方がいらっしゃり、15年前ネコバスで働いていた菅野さんは、「一緒に遊んだ子かもしれないなぁ」と感慨深くなったのでした。
10.10(月)
・「飛行石だね~」と、ご家族とご覧になっていたお父さんが、後から一人で戻っていらして、「一つください」とプレゼント用に購入。何やら内緒にしているようだったので理由をお聞きすると、「娘が20年後とかに結婚する時がきたら渡そうと思って」と、思ってもみなかった答えが返ってきました。「タイムカプセルみたいですね」と、ラッピングに力が入る佐藤さんなのでした。
10.11(火)
・笠屋にもついにめずらしいお客さんがきました。ぜひお入りいただきたかったのですが、この跡きびすを返してお帰りになってしまいました。残念。
<すきまにヤモリ>
10.12(水)
・休憩の時に向かい側に座っていた関根くんが、ラップに包まれたごはんの塊を振ってみたり、ろくろを回すようにこねくり回していました。何をしているのか聞いてみると、おにぎりを握っているつもりらしく、「おにぎりは、手を三角にして縦にぎゅっぎゅっ、とするといいんだよ」と伝授。「あっ!できた!」と、初めて上手に握れて喜んでいる姿がかわいかったです。
10.13(木)
・今週は出張中の館長。時差を気にせず送った仕事のメールもまめに返信してくれるのですが、その合間に現地の様子も送られてきます。食事や訪れた場所の写真がほとんどで、それを見た机さんが「楽しそうですね・・・」と返すと、「自分で撮ってるから仕事をしている姿は撮れないのです」との返事が。確かにそうだなぁと思いつつ、少しうらやましい広報チームなのでした。
10.14(金)
・ネットワーク大学での講座2回目。本日もマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の「岸辺のふたり」を見ながら、演出にこめられた思いや、登場人物の心情の変化、死生観など、幅広い話題のもと、高畑監督が講座を行いました。
10.15(土)
・今年も駅伝部が始動し始めました。練習記録表を作成して、昨年よりもタイム・順位をアップさせようと気合十分なのですが、暫く続いた雨の影響でなかなか思ったように練習ができないまま時間が過ぎ、やっと晴れたこの日は、すっかり秋になり涼しくなってしまいました。「このくらいがちょうど良い!」と気合の入る駅伝部員。間もなく迫ってきた仕事の終わりやお休みの日などの空いている時間を使い、日々練習に励んでいます。
10.16(日)
・本日は井の頭公園西園にて「三鷹の森フェスタ2016」が開催されました。朝から好天に恵まれ、沢山のお客様にご来場いただきました。
初参加のReiさん、ヒグチアイさん、優河さんとおおはた雄一さん、森恵さん、Schroeder-Headzが登場し、トンボの飛び交う秋の空の下、素敵な音楽を届けてくれました。
今年2回目のアーティスト全員でのセッションも、夕焼けと重なり大成功。ご来場下さったみなさま、ありがとうございました。
10.17(月)
・先月から毎月スタッフ向けの上映会が開催されることになり、今月は「天空の城ラピュタ」。お休みのスタッフも多数参加しており、カフェの根津くんが颯爽と "パズー"になりきって現れました。ショップで販売している"パズー帽"をかぶり、私服を駆使して誰が見ても"パズー"そのもの。映画の楽しみ方は人それぞれ、来月は「となりの山田くん」。真似するにはなかなか難易度が高そうです。
10.18(火)
・笠屋に置いてある植物の植え替えを行う事になりました。机さんはいきもの係から園芸部に昇進(?)。
新しい鉢で無事根付いてくれますように。
10.19(水)
・とても楽しそうな母子グループ。映画を観終えて「次はこの階段だー!」と最年長らしき男の子を先頭に、みんなで物見塔を上り始め、「僕はママが好きー!」と叫びました。すると「私は弟が好き!」「僕はお友達が好き!」「私はケーキ!」と、好きな人・ものを順番に発表。その声は中央ホール中に響いていて、お母さんたちは苦笑いしながらも嬉しそう。他のお客様はその微笑ましい様子をニコニコしながら見守っていました。
10.20(木)
・両手を床にくっつけて、不思議な格好で歩いている少年がいたので、「どうしたんだろう?」と見守っていると、「屋上の"ロボット兵"を真似してます」とお父さんが解説してくれました。少年の目には"ロボット兵"が動いている様子がありありと浮かんでいるのだそうで、その想像力に感心する阿部さんなのでした。
10.21(金)
・ネットワーク大学文化講座の三回目が行われました。今回は、1943年に公開された政岡憲三監督「くもとちゅうりっぷ」を鑑賞。高畑監督が、受講生の皆さんに現代のアニメーションとどう違うのかを聞いていきながら、監督の政岡憲三さんのことや、制作当時の時代背景など、様々な視点から作品を読み解く講座となりました。
10.22(土)
・閉館後、パティオからカンッ!カンッ!と音がするので行ってみると、そこには薪割りをする山本くんの姿がありました。開館中にお客様の前で披露したいので、薪割りの練習をしていたそうです。もともと薪割り名人の山本くんは完璧な薪割りを披露すべく、さらに腕に磨きをかけていました。「うまく割るのにはコツがあってね~」と話をしながらも順調に薪を割っています。お客様の前で披露できる日がもうすぐやってきそうです。
10.23(日)
・なんだか落ち着かない様子の二宮さん。「なんかそわそわしてます?」と松島さん、「いつもに増して、そわそわしてる?」と石光さんに聞かれ、「してますよー!もうすぐ本番だから...」と随分緊張している様子。どうやらこの後、ひさしぶりにトライホークスで子ども達にむけて読み聞かせをするそうです。「もう1回だけ...」と最後の1回を事務所でひっそり練習していました。はたしてその成果は...。
10.24(月)
・元学芸の三好さんが打ち合せのために美術館に来ることになり、なんとなくそわそわと待ち構えていたスタッフ。久しぶりの三好さんは、新天地でも忙しく働いているようですが、相変わらず調子にほっとしたのでした。
10.25(火)
・手芸経験があまりない森田くんが、"自分で作るマスコットキット"で、「お客様にちゃんとご案内したいから!」と夜な夜な"大トトロ"を作り、見事に出来上がりました。こっそりエプロンのポケットに忍ばせて、みんなに自慢したりしています。
10.26(水)
・美術館に遊びにいらしたとあるご家族。みんなで楽しそうに展示を見ていると、急に娘さんが「パパがいない!」と叫びました。パパを探しにみんなで大捜索した結果、なんと同じ部屋の隅の方でじーっと展示を見つめていました。「もう!いなくならないでよ!」と言われたパパは「だってこれすごくない?!」と目をキラキラさせて答えていました。まるで少年のような姿に、娘さんとお母さんも笑ってしまい許してしまうのでした。
10.27(木)
・各所でクリスマスの準備が始まっています。笠屋でも空き時間を利用してお手伝い。「あ、うまくいった」「端っこがなぁ・・・」「あ・・・!」などの独り言が飛び交うものの、作業に集中しなくてはと思い、心の中で「その気持ちわかります!」と同意するに留めるのでした。
10.28(金)
・本日は、ネットワーク大学の講座の最終回。今回は高畑監督と共に特別講師のなみきたかしさんも登壇し、政岡憲三という作家が生まれた時代背景や、技術、人となりなど、貴重な資料を交えて解説してくださいました。
10.29(土)
・映像展示室で研修中だった三橋さん。研修の前日はなかなか寝付けず、緊張しながらも前説をなんとか笑顔でやりきりホッとして映画も終わりのお客様を送り出していると、海外から来たファミリーに「アリガトウ!」と手を振られました。うれしくて手を振りかえすと、3歳くらいの男の子が投げキッス!ガチガチだった三橋さんも緊張が解けたようで、その後自然な笑顔で一日を乗り切ることができました。
10.30(日)
・カフェでお食事をされた小学生くらいの女の子とお母さん。お会計の時に、旗セットをご購入してくださることに。お釣りをお渡しする前に、「旗セットを先にいただいていいですか?」とささっとお鞄にしまわれました。お話してみると、娘さんに内緒でこっそり購入していたようで、何かのときにお家で使うとのこと。娘さんが喜んでくれるといいな~と想像を巡らすスタッフでした。
10.31(月)
・本日、2階の北側廊下のレッドタートル ある島の物語」展の最終日。ご覧になったお客様の反応や、感想、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が実際に見に来て、壁に絵とサインをしてくださったりと、色々な思い出が蘇る1日でした。