2017年2月
2.1(水)
・先日テレビで大相撲を見ていたら、力士の宇良さんが"居反り"という珍しい決まり手で見事白星を取っていました。ショップで販売している短編映画『ちゅうずもう』の"決まり手手拭い"にも "居反り"を決めているちゅうねずみの絵が描かれており、「これ、これ!」と相撲好きのスタッフの間で話題になっていました。
2.2(木)
・冬の寒い朝、テイクアウトの朝の準備をしていた岩崎さんが「見て!見て!」と声を掛けてきました。指差す方にあるヤカンの中をのぞくと、ヤカンの中に入っていた麦茶の表面に氷の膜ができており、つららのようなものもできていました。「これだけ寒かったら凍るよね」「冬本番だね」「綺麗だね~」と眺めていたら、あっという間に溶けてしまいました。
2.3(金)
・今年も恒例の恵方巻きの日を迎えました。笠屋では鵜木さんが黙々と恵方巻きを食べています。周りにいたスタッフはここぞとばかりに、「鵜木さん、美味しいですか?」「あだ名をつけていいですか?」「返事がないので肯定とみなしますね?」と質問攻め。しかしめげずに笑顔で応える鵜木さんなのでした。
2.4(土)
・映像展示室で上映している「たからさがし」を気に入り、パンフレットを購入してくださった60代くらいの男性。「男の子とリスの動きは本当によかったよ!」と熱弁してくださっていましたが、目を輝かせながらお話しする男性に、それがうさぎだということはなかなか告白できませんでした。
2.5(日)
・梨子木さんがデッキ、西川さんがQライン。雨男が2人も外に立つという怖ろしい日が訪れました。雨男が2人も揃うと、その効果は絶大。終日晴れの予報だったのに、なんと空は雲って日差しもなくなってしまいました。
山川さんによると、梨子木さんが外に出た途端、青空にウワーっと雲が広がった...
中山さんによると、西川さんが水を撒き出した途端に雲がモクモクわき出した...
各方面から「やめてよー!降らせないでね!」と言われ、2人は「いやいや、それは梨木くんだよ」「それは西川さんです!」とお互いのせいにしあっていました。
2.6(月)
・休憩室に置いてある胡蝶蘭。花芽は順調に伸びています。
2.7(火)
・ショップの阿波谷さんが、ご家族のお仕事の都合により海外で暮らすことになりました。育児休暇中だったのであまり実感が沸かなかったのですが、最後のみんなへの挨拶の時に、「今度ジブリ美術館に来る時には、"ハイジ"がアルムの山に帰って来た時に、分厚いコートを脱ぎ捨てて山を駆け登って行くように、みんなの元に帰って来ると思います」と、大好きな"ハイジ"の名シーンに例え、とても温かい言葉をいただきました。ジブリ美術館を心から愛してくれた阿波谷さんが去ることは本当に寂しいですが、「向こうでもジブリのよさを伝えていきたい!」と、少し離れたところでがんばってくれる仲間がいることが心強かったです。
2.8(水)
・井の頭公園の河津桜がなんともう咲いているそうです。まだまだ寒いけれど、暦の上では立春も迎えました。暖かな陽気の訪れまで、あともう少し。
<真ん中にはメジロが>
2.9(木)
・比留間さんが時間を確認しようとふと手元を見ると、右にも左にも腕時計をしていることに気がつきました。今日は自宅から腕時計を左にして出社し、その後、無意識で会社に置いてあった仕事用の腕時計を右手にしていたのです。その姿はまるで某サッカー選手のようでしたが、なぜ右にもしてしまったかは本人もまったく分からないそうです。
2.10(金)
・雪が降り、とても寒かった昨日はあまりの寒さにブルブル震えていたスタッフでしたが、今朝はすっきりと晴れて気持ちの良い朝となり「晴れはいいね」と話す声が聞こえてきます。すると午後からまた雪が降ってきました。「寒い~」とはいいながらも、「昨日に比べたら平気!」と元気に働くスタッフです。
2.11(土)
・入り口付近を歩いていると、何かふわふわしたものが落ちているのを発見した斉藤さん。拾ってみると...ハツユキカズラという植物の種でした。お人形の髪の毛のように美しいその姿に、しばらくスタッフは釘付けになってしまいました。
2.12(日)
・ヨガ部での1コマ。先生から「痛いとこある人教えてくださ~い」と投げかけられ、「あし!」「こし!」ときて、「なし!」と、いい具合に韻を踏んだところで、足腰に気を遣ったメニューになりました。
2.13(月)
・閉館後、『新春、マンマユート杯ベーゴマ大会』が開かれました。阿部さんが出場者募集のチラシを作り、名乗りを上げた6人の猛者たちでトーナメントが組まれました。
様子を見に来た館長がスマートにベーゴマを回したのを皮切りに、ベーゴマ大会が始まりました。
たくさんの観客に応援される中、前回王者の郎さん、サウスポーの森田くんがまさかの敗退!決勝戦に勝ち進んだのは、ベーゴマの町、川口在住の市来さんと、大宮出身の阿部さん。
阿部さんは市来さんの気迫に押されながらも、両者一歩も譲らぬ白熱した試合になり、見事激戦を勝ち抜いたのは市来さん!初出場の山口さんと日下くんは、この悔しさをバネにお客様にも楽しさを伝えられるよう、いっそう腕に磨きをかけようと誓うのでした。
2.14(火)
・今年のバレンタインデーも、あちこちでチョコを渡す姿、貰って嬉しそうな姿が見られました。スタジオ行きの荷物のラックには山積みのチョコ...。スタジオのモテ男は一体誰なのでしょう?
<愛の山積み>
2.15(水)
・雫石くんと岸田さんは更に英語を身につけたいと、英語の検定を受けるべく昨年から勉強会を開いていました。二人とも筆記試験を見事に通過。面接試験を受けることになり、緊張している様子でしたが、級は違えどお互い支えあってきたので「きっと大丈夫!」と励まし合い、試験に挑戦。結果はまだ出ていませんが、やりきった二人の顔はとてもすっきりと輝いて見えました。
2.16(木)
・映像展示室にて、前説をしてお辞儀をしたスタッフに、「さようなら!」と手を振ってくれた若い欧米男性。その後、男性が悲しい顔をして「I'm sorry」と謝ってきました。なぜ謝っているのか尋ねてみると、本当は"さようなら"ではなく、「こんにちは」と言いたかったと言うのです。気にしないようにとお伝えすると、安心したのか、素敵な笑顔で「さようなら!」ともう一度言ってくれたのでした。
2.17(金)
・最高気温が19℃だったこの日。2月とは思えないくらい汗をかいたり、花粉に苦しめられているスタッフもいましたが、暖かな日が差しとても過ごしやすい1日でした。花粉症のスタッフは、鼻の下や目が真っ赤になっていたり、止まらない鼻水のせいで持参したティッシュを使い切ってしまったりと大変そうですが、暖かさを感じると、つい春が待ち遠しくなってしまうものです。
2.18(土)
・SHOPから地下1Fのご案内所に異動になった山口さん。持ち前の明るさであっという間に馴染み、笑顔でお客様に接する姿も安心感があります。率先して仕事をやっている姿に、初心忘れるべからずと思うスタッフです。
2.19(日)
・屋上に一人で遊びに来た男の子。「あれ?一人?」と尋ねると、「おばあちゃんが1階のネコバスにいる」との事。しばらくしてまた一人で屋上にやって来て、「おばあちゃん、ネコバスで寝てたからもうちょっと一人で遊んでても大丈夫!」と、様子を見に行って安心していました。"大人も乗れるネコバス"は、ついついお昼寝してしまうほど乗り心地がいいようです。5月までいます。
2.20(月)
・カフェでは田中くんと高石くんがホールスタッフに加わり、男性が増え少して雰囲気が変わったよう。落ち着いた物腰の2人ですが、順調に仕事を覚えどんどんこなしておりパワフルに動いています。年齢も近い2人は良きライバルになっているとかいないとか。いずれにせよ切磋琢磨して成長してくれることでしょう。
2.21(火)
・本日は休館日を利用し、植栽のメンテナンス中。高所作業車が稼動しています。
2.22(水)
・ショップの朝礼で、ちょっといい話をする"ひだまり"ですが、今日は『サラリーマン川柳』に触発された阿部さんが『ジブリ美術館川柳』を発表しました。"巨神兵 言うに言えない ロボット兵""そのキャラは ジブリじゃないけど まあいいか""ダイツーマ?(中国語で袋いりますか?) その先会話が 続かない"等、「わかる!わかる!」と、みんなから喝采を浴びていました。日々のあるあるネタで始まったこの日は、スタッフが思い出し笑いをしている姿を目にしました。
2.23(木)
・先日、地下1F常設展示室のジブリハウスのアネックスに「レッドタートル ある島の物語」が加わり、1F常設展示室の作画室の壁のキャラクター設定が「紅の豚」に替わりました。
2.24(金)
・井の頭公園の沈丁花。寒い日が続いていたので、なかなかつぼみが開かず、まだかなぁと見守っていました。今日、ふと歩いていると香りがしてきたので見てみると、白い花が咲いていました。調べてみると2月23日の誕生花だそう。1日ずれていましたが、なんだかいいタイミングに見られて、嬉しい気持ちになるのでした。
2.25(土)
・学芸チームのところに打ち合わせで行った時に見つけた節分の名残り。
携帯で撮影しましたが、ちゃんと顔認識され、ちゃんと本人と認識されていました。現代の機械はすごいなぁ・・・。
2.26(日)
・海外の方や園児さんたちなど、様々な人が元気に行き来していて、とても賑やかな中央ホールに居合わせた木下くん。すると、その中の一人が「銅像がいる!」と言いました。どうやら中央ホールの様子を見守っていた木下くんを見てそう思ったようです。「銅像って初めて言われた」と、戸惑いながらも思わず笑ってしまうのでした。
2.27(月)
・美術館を支え続けてくれた土屋さんが、ご家族とともに東京を離れることになり、本日が最終日となりました。
15年間美術館の受付の顔となってお客様をお迎えし、またトライホークスのお話の会での優しく暖かい語り口は子どもたちにばかりではなく、スタッフも引き込まれるほどでした。
閉館後中央ホールでのセレモニーでは、涙と共に美術館で過ごした日々の思いを伝えてくれ、そして最後には縁起が良いと言われる恒例の胴上げが行われました。小さな身体が飛んで行ってしまいそうなほど高く舞い上がり、涙と笑いの時間となりました。
土屋さん、ありがとうございました。
2.28(火)
・石光さんがおでこに絆創膏を貼っているのに気が付いた机さん。飼っている猫に引っかかれたのかなと思って聞いてみると、朝、寝ている石光さんを起こしに来た猫に咬まれてしまったとのこと。おでこを噛むっていったいどうやるんだろとう、机さんの頭の中はハテナマークでいっぱいです。