2017年7月
7.1(土)
・ネコバスルームで遊んでいた5歳の男の子から、ひとつ前の企画展示にいた大人も乗れるネコバスはいなくなったの?と聞かれたスタッフ。「そうなんだよ、ごめんね」と伝えると、「大人にはネコバスは見えないはずだから、僕はあのネコバスよりこっちのほうが好き!」と楽しそうに答えてくれました。
7.2(日)
・1F常設展示の「映画の生まれる場所」に来た3歳くらいの女の子。本の間に潜むジブリブリを発見して怖そうにしています。しかしどうしても気になるようで、小さな声でこっそりと「ここで何してるんですか?」とスタッフに質問。小声で答えると、ちょっと安心したように去っていきました。
7.3(月)
・暑い日が続いています。カフェデッキではお客様の「暑いねぇ・・・」と言う声を多く聞きましたが、ソフトクリームを食べたり、ビールを飲んだりと、夏ならではの雰囲気を堪能されているようです。
7.4(火)
・久々に行われたヨガ部には、4月入社の新入社員が数人入部。身体を動かすのが好きなスタッフも多く、みんな初回にも関わらず戸惑うことなく呼吸を整え身体を伸ばして、リラックスしている様子。若返ったヨガ部の今後の活動がますます楽しみです。
7.5(水)
・雨が降りそうな曇り空の中、蝦名さんが「わたしの前髪ウェザースティックみたいなんです...」とパティオを指差しています。見てみると、地面に向かってくるんと反ったウェザーステッィクが。ウェザースティックは、晴れのときは上に反り、天気が崩れるときは下に反ることで天気を予報するものですが、蝦名さんの髪もお天気のせいかスティックのようにくるんとクセがついています。蝦名さんの髪でも天気の予想ができるね、と盛り上がるスタッフです。
7.6(木)
・気温が30℃を超える日が続き、暑さに負けないように踏ん張っている毎日です。休憩中、グラスに入れた氷の音色が響くと、じんわり身体が冷えていくのを感じ、英気を養ってまた現場に戻っていきます。今年の夏も暑くなりそうです。
7.7(金)
・功刀画伯の最新作。冷蔵庫に張られています。
<どちらにしようかな>
7.8(土)
・企画展示室には道案内を手伝ってくれているウサギがいます。スタッフからは愛情をこめて「ウサ坊」と呼ばれていて、お客様からもとても好評で、特にお子様たちに大人気です。話しかけてくれたり、握手をしてくれたり、なかには抱っこをしてくれる子もいます。みんなの愛情を沢山もらって今日も頑張っている働き者の「ウサ坊」です。
7.9(日)
・美術館には沢山の植栽があり、どれも毎日スタッフが手入れをしています。いつものように朝の清掃をしていると、どのスタッフも見ると思わず笑顔になってしまうもの発見しました。こちらを見て微笑んでいるような、ありがとうと言ってくれているような気がして、朝から嬉しくなる出来事でした。
7.10(月)
・セミが鳴き始めました。夏はすぐそこです。
7.11(火)
・今日は休館日を利用して社内研修が行われました。午前中は館長の話を軸とし、ここ数年で入社した人たちを中心に、入社当時の思い、働いてきた中で起きた変化や経験を振り返り、改めて明日から、どう一日一日を過ごしていくかを考える場となりました。
午後はチームワークを活かした運動会。人によってはうん十年ぶりの大縄跳びやドッジボールなど、大盛り上がり。
リレー走では、各課長が最終走者を務め、数メートルだけ走ればよかったはずが、ゴールテープを設置しそびれて、どの選手よりも長距離を走るというハプニングで幕を閉じました。
7.12(水)
・閉館作業中の村上さん、額に汗をかきながら「あ~、熱風がくる~」と大きな声で一言。トライホークスで配布している「熱風」が明日納品されるのかと思っていると、続けて「窓開けても風が熱くて困っちゃう」と笑っていました。「熱風」違いに暑さも少しだけ緩んだ瞬間でした。
7.13(木)
・用事があって久しぶりにスタジオに出かけた広報ズ。最寄の駅前で大口さんに偶然出会い、虹が出ていると教えてくれました。
<虹の足。うっすら二重。>
7.14(金)
・中央ホールにある螺旋階段の途中で立ち止まってしまった4歳くらいの男の子。下を見てしまったらしく、怖くなって上れなくなってしまったようです。それに気がついた柴田さんが「下を見ないで、上を見て!あと4段、がんばれー!」と声をかけます。応援の甲斐があってか、男の子は一歩一歩慎重に足を進め、なんとか上りきることが出来ました。不安げな表情から一転、満足げに去っていく男の子でした。
7.15(土)
・西園にて「みたか商工まつり」が開催されました。40回目を迎える今回、特設ステージやたくさんの屋台などが出店され、日差しが強く気温も30℃を超える中、地域の方々をはじめ多くの方がいらっしゃっていました。ジブリ美術館もアメのつかみ取りや、ラムネ、オリジナル商品の販売する屋台を出店。参加したスタッフからは呪文のように「暑い、暑い!」と聞こえてきましたが、たくさんの人達と交流が出来て、楽しそうなスタッフでした。
7.16(日)
・本日は「みたか商工まつり」2日目。今まで館内での接客の経験しかなかった紅一点のショップ阿部さんは、もじもじしながらも公園のお客様との交流を楽しんだようです。市来さんは、どこからどう見ても的屋のあんちゃん。得意のベーゴマを回して、周りのお客様を盛り上げていました。
7.17(月)
・「屋上で青い蜂を見つけたんですよ〜!」と、休憩室で興奮気味の岸田さん。この蜂は"幸せの青い蜂(ブルービー)"と呼ばれていて、見つけると幸運が訪れるそう。正式名称はルリモンハナバチ、地域によっては絶滅危惧種のようです。「かなりレアな蜂を見つけて幸せなんですけど、お客様と一緒に見たかったのにそのとき私しかいなくて...ショック...」と、複雑な想いを教えてくれました。
7.18(火)
・岸田さんが屋上で見つけたブルービーですが、休館日だった今日、屋上に再び現われ、植栽の手入れをしているスタッフにより見事写真におさめられました。実際には見られなかったスタッフも写真をみて「貴重だね」「美術館を気に入ってくれたのかな」と大盛り上がり。みんなを幸せな気分にしてくれたブルービーでした。
7.19(水)
・事務所におめでたい話題が飛び込んできました。矢澤くんが結婚をしたそうで、館長からのお祝いを受け取っていました。
<大テレの矢澤くん>
7.20(木)
・欧米の小学生くらいの男の子が、首から小さなオカリナをぶら下げてショップにやってきました。「何か吹けるの?」と、尋ねると、「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」を、上手に吹いてくれました。お目当ての"土笛"を手に取り、「こっちの方が簡単そうだな」と余裕の表情を浮かべており、まだ "土笛"練習中の阿部さんは、羨望のまなざしで見つめるのでした。
7.21(金)
・企画展示「食べるを描く。」の第一室は一昔前のレストランを思わせる造りになっています。そこにやってきた小学生くらいの女の子グループがイスに座り展示パネルの説明をしているメニューを見始め、「どれにしようかなー」や「私これにする!」など相談しています。「すいませーん!」と誰かを呼ぶと店員さんに扮した別の女の子がやってきてオーダーを取るマネをして、レストランごっこで盛り上がっていました。夏休みを迎えて子どもたちの元気な声があちこちに響き渡っています。
7.22(土)
・トライホークスのウィンドウディスプレイ。今は、「クルミわり人形とネズミの王さま展」でご紹介していたアリソン・ジェイさんのコーナーになっています。
<ハチたちがお茶会?中>
7.23(日)
・90歳のおじいちゃんに"トトロ"の食器をプレゼントするという方に、「おじいちゃんは"トトロ"がお好きなんですか?」と、尋ねると、「私が"トトロ"が好きなので、使っている時に自分のことを思い出してほしくて」と、素敵な答えが返ってきました。ラッピングを担当したスタッフは、包みを開けた時のお客様のことを思いながら、より一層心を込めて包むのでした。
7.24(月)
・トライホークスで行なっている、お話の会で初めて絵本を読むことになった田頭さん。先輩たちからアドバイスをもらい、何日も前から猛特訓をして当日を迎えました。お昼のお弁当も半分しか喉を通らず、緊張でいっぱいだった本番でしたが、猛特訓の甲斐あって順調に読み終えることができました。お話の会に参加したお子さんから「楽しかった!また聞きたいな〜」「とっても面白かったよ!」と嬉しい声をもらえて一安心の田頭さんは、すっきりとした顔で残っていたお弁当をおいしそうに食べきっていました。
7.25(火)
・暑い日が続く中、パティオの花たちも夏模様です。ひまわりが綺麗に咲き、虫たちも元気に飛び回っています。毎日植物の様子を気にかけている堀田くんは「ミントがまた伸びてきて、成長がわかって楽しいよ」と嬉しそうに教えてくれました。その話を聞き「家でミント育てようかなあ」と、興味津々な新婚の成田くんです。
7.26(水)
・いよいよ夏休み本番!元気な子どもたちで大賑わいの美術館です。この時期はおじいちゃんおばあちゃんと一緒に来る子が多く、子どもたちが「これは○○っていうんだよ!」と、ジブリのキャラクターを教えてあげている姿を目にします。ショップでは、「こんなの欲しいんだって...」と、首をかしげながらレジにお持ちになることもしばしば。おじいちゃんおばあちゃんには"謎"のキャラクターでも、子どもたちは大満足でお家に連れて帰るのでした。
7.27(木)
・8月の阿波踊りに向けて練習が着々と進められています。鵜木さんは数年ぶりに参加することになり、びっくりするほど鮮やかなピンクのTシャツで練習に励んでいます。
7.28(金)
・「あそこでハートを見つけたよ!」と5歳くらいの女の子に話しかけられた屋上のスタッフ。ハートとはどのことかと池の方までついていくと、確かにハートを発見!偶然できたようですが、スタッフも気がついていなかったので、子どもは見ているところが違うなぁと感心していると「見つけられたから、きっと幸せなことがあるよね!」と、満面の笑みで館内に戻っていきました。女の子にこのあと幸せが訪れますようにと願うのでした。
7.29(土)
・地下展示室の『びっくり劇場』のハンドルをまわしながら歯車を見つめる10歳くらいの男の子。「まわすの早いね」とスタッフが声をかけると、「要するにこれはタービンの力で発電して動いてるんでしょ」と冷静に答えてくれました。その返答のかっこよさに、まさに"びっくり"させられたスタッフでした。
7.30(日)
・帽子に蝶々をとまらせているお父さんがいらっしゃり、お話したところ、「外からずっと一緒なんですよ~」と苦笑い。とても居心地がいいようで、共に美術館を見学している蝶々でした。
7.31(月)
・朝から晩まで何回もショップに遊びに来てくれたご家族。お母さんは行ったり来たりする子どもたちにやや呆れ顔でしたが、「今日は我が家の夏の一大イベントなんです!子どもたちは何回来ても新しい発見があるみたいで、とても楽しんでいます」と、うれしそうにお話してくださいました。そんなご家族に元気をもらった大塚さんなのでした。