2017年10月
10.1(日)
・市民デー2日目。デッキでは「目玉焼トースト」「ソーセージトースト」をご用意。こちらも、パンやソーセージがこんがりと焼けるいい匂い。「食べる」を、空間でも実際にも味わっていただけたようで、嬉しくなるスタッフたちでした。
<双子の卵!>
10.2(月)
・屋上にサルビアレウカンサの花が咲き始め、秋の空の下に彩りを添えてくれています。これから紅葉も始まり、色をゆっくりと楽しめる季節がやってきました。
10.3(火)
・相変わらず2F事務所の外に定住しているかまきりですが、「かまたろう」と名づけ、小池さんが愛でていました。ところがこの日事件が。もう1匹現われ、仲良く寄り添っている「かまたろう」。どうやらメスだったようです。なんとなく傷心気分の小池さんなのでした。
10.4(水)
・先月からトライホークスにて販売を開始した木口木版画をじっくりと見ていたお父さんが、「また販売始めたんですね」とスタッフに声をかけてくださいました。以前トライホークスで販売していた木口木版画を買おう買おうと思っているうちに、販売終了してしまっていたとか。その後、どれにしようか真剣な眼差しで見つめながらじっくりと選んで購入されました。「パパ何買ったの?見せて!触らせて!」というお子さんに「素敵なものを買ったんだよ。お父さんがまずは楽しみたいから、まだ触らせない!」と笑っていました。
10.5(木)
・4月に入社し、早くも半年が経った荒井さんが1階の研修の締めくくりとして、スタッフをお客様に見たてた展示室の説明会を行いました。この日のために、たくさん勉強と練習をしてきた荒井さん。研修担当の山川さんは、一生懸命で真摯に展示物と向き合い説明する荒井さんの姿に、これからもこの経験を活かして頑張って欲しいと思うのでした。
10.6(金)
・夕方、小学生の男の子が出口小屋のライトを見上げていました。するとポケットから家族みんなのフィルム切符を取り出し、ライトの光にかざして絵柄を確認していました。何の映画だったかを尋ねてみると、男の子はすべての切符を見事に言い当て、「難しいのもあったのにすごいね!」とスタッフが言うと、「いっぱい映画見てるからね!」と嬉しそうに答えてくれました。
10.7(土)
・ネコバスルームに来た2歳くらいの男の子は、マックロクロスケが少し怖い様子。それでも、ちょっとずつ近づいて恐る恐る持ち上げ、「こんにちは」と挨拶する姿に心和むスタッフなのでした。
10.8(日)
・屋上で咲いているアザミの花にはさまざまな虫がやってきます。蝶や蛾のオオスカシバが蜜を吸いに、そしてその虫を食べようとカマキリが待ち構えていたり。子どもたちと虫観察ができて、小野さんは今日はどんな虫が来るかなと楽しみにしているそうです。
10.9(月)
・いいお天気の今日、カフェ前のデッキでは、小さな子どもたちが元気いっぱいの様子。目が合うと、食べていたソフトクリームを見せてくれたり、話しかけてくれたり、風に吹かれて気持ち良さそうに過ごしていました。
10.10(火)
・厚樹さんの机の上にメモが一枚。近づいて見て見ると・・・。
<クヌギ画伯の最新作>
10.11(水)
・入り口のケーキハウスで、ボトッと音がしました。何が落ちたのかな?と見てみると、そこには手作りの大きなどんぐりが!落とし主は女の子で、「お家で作ってきたの」と話してくれました。その後、館内を楽しく回ってくれたようで、最後に「あげる!」とネコバスの頭の上に。ネコバスも、いつもよりもどこか満足げな顔をしています。
10.12(木)
・図書閲覧室「トライホークス」にいらしたおばあさま、娘さん、お孫さんの親子三代のグループ。絵本を眺めながらお話をされていたので伺ってみると、「この絵本は、私が娘に読んであげたのよ。まだ家にあるかも」とのこと。すると「おばあちゃんの家に行く楽しみが増えたね」とお孫さん。ひとつの絵本が受け継がれていく姿を目の前に見ることができた瞬間でした。
10.13(金)
・風が少し強かったこの日、カフェデッキのテントの中で「ボスッ、ボスッ!」と聞きなれない音が。何の音なのか調べてみると木から落ちたどんぐりがテントに当たっている音でした。さらに、そのどんぐりは地面にコロコロと転がっていき、繰り返し転がってくる様子にお客様も「これって演出ですか?」「トトロがいるみたい!」と、この時期ならではの出来事を楽しんでいました。
10.14(土)
・スタッフの私服がよくかぶってしまうことが多々あるのですが、ロッカーで着替えていると、「あれ?同じだ!」「本当だ!」「それにしてもこんなに揃っちゃうなんて...」と笑いが止まらないスタッフ。なんと5人がギンガムチェックのシャツを着て来ていました。「寒い季節はギンガムチェックだよね〜」と、寒くなってきたことを洋服でも感じます。
10.15(日)
・カフェの佐野さんは入社して約半年。まだまだ勉強することがたくさん。この日は週に一度のお花屋さんの来る日。お花屋さんが持ってきてくれる新しいお花の説明を聞いて、先輩の小池さんと共に一生懸命メモをとっていました。
10.16(月)
・デッキで紙コップを持って歩き回っている男の子。どうやらどんぐりを捜しているよう。話しかけてみると、ひときわ大きなどんぐりを嬉しそうに見せてくれました。お気に入りのどんぐりが見つかるといいなぁと思うスタッフでした。
10.17(火)
・カフェの近道で円形の網を見つけた設備の天内くん。カフェの丸山さんに確認すると、薪ストーブの煙突の部品かも知れないから、年に一度の薪ストーブのメンテナンスがもうすぐだから業者さんに聞いてみようということになりました。メンテナンス当日、業者さんに尋ねたところ、2人読み通り煙突のてっぺんの網でした。カラスが網の上で跳ねたりしたら取れることもあるそう。巣作りにでも使おうと思ったのでしょうが、カラスの犯罪?が未遂に終わったおかげで、欠損なく無事に薪ストーブのメンテナンスが終了できました。
10.18(水)
・ショップで流れているBGMは、雨の強い日には「ポニョ」、学生が多いときには「コクリコ坂から」というように、その時の雰囲気でスタッフが曲を変えることがあります。今日は家族連れで賑わっていたので「トトロ」のサウンドトラックを流したところ、「さんぽ」のイントロに気付いた子供たちが一斉に歌いだし、思わず笑顔があふれた店内でした。
10.19(木)
・作画室にあるタイムシートを熱心に見てくれていたドイツからお越しの女性。お話を伺うと、アニメーションが大好きで、ご自身も卒業制作でパペットアニメーションを作ったそう。「作業が大変だったときに、"ジブリの人はもっと大変なことをしてるんだよ!"とみんなを励ましていたんです」と教えてくれました。遠く離れたところでも、想いを込めてものづくりをしている様子が伺え、わたしたちも美術館で頑張ろうと思うスタッフなのでした。
10.20(金)
・この時期は日が暮れるのが早くなってきて、出口付近からは、ライトが灯った美術館全体を見渡すことができます。建物をバックに記念撮影をしている海外の方のグループもいらっしゃり、シャッターを切るたびにみんなで声を揃えて「ジブリー!」と言いながら楽しそうに撮影していました。みなさんも出口を通る前に、ぜひ一度振り返ってみてください。
10.21(土)
・ネコバスに入るときに「僕、5歳になったんだ!」と教えてくれた男の子が、ネコバスの屋根に頑張って登ろうとします。ですが、予想以上に登るのに苦戦している様子。見守っていたスタッフが声をかけようかと近づいた時、「僕は5歳なんだ、5歳だからできる...!」という声が聞こえてきました。そして頑張った甲斐があり、屋根に登れた男の子。「5歳だから登れた!」と嬉しそうな姿に見守っていた全員、笑顔が溢れるのでした。
10.22(日)
・「トトロのベーゴマをください!」と、元気な男の子がショップに来てくれました。福島さんが話を聞いてみると、川口にあるベーゴマ工場でトトロのベーゴマの製造過程を見学してきたそう。実際に見たときの感想や、色を塗るともっとかわいくなるかも!と、盛り上がったそうです。
10.23(月)
・台風一過の青空。台風前の雨がちなお天気から一転、雲ひとつありませんでした。
10.24(火)
・次号で50号を迎える季刊トライホークス。担当の石光さんと机さんがそれぞれ取り上げた本は、正反対の雰囲気と内容のもの。「2人で続けているけれど、相変わらず気の合わないとも、結果バランスが取れているともいえるなぁ」と机さん。50号は11月発行予定です。どうぞお楽しみに。
10.25(水)
・美術館チームも出場する三鷹市民駅伝まで残り一ヵ月を切り、選手たちも練習に熱が入ります。この時期、ロッカーや休憩室で選手同士が顔を合わすと、もっぱら「昨日は◯キロ走った!」や「◯分で走れた!」と個人練習の成果を報告し合っています。昨年よりもいい順位を目指し、日々練習に打ち込む選手たちです。
10.26(木)
・図書閲覧室トライホークスで、絵本を見ていた3歳くらいの女の子。何かしゃべっているようだったので、朗読しているのかと思いきや、絵から生まれた自分の物語をお話していました。独創性あふれる内容に、ついつい聞き入ってしまいました。
10.27(金)
・朝早めに事務所に来ると、なんだかとてもいい香りが漂っています。なんだろうと思いながら席につくと...。
頂き物のりんごを誰かが置いてくれたようです。
甘くてさわやかな香りに包まれて、朝からいい気持ち。
10.28(土)
・三鷹市内の福祉施設のお祭りで、阿波踊りを披露させていただく機会に恵まれ、10人が参加しました。8月の三鷹阿波踊りは雨天中止となってしまい、踊ることができなかったため、新人さんにとっては初のお披露目。当日は弾ける笑顔で楽しく踊ることができ、ご覧いただいたお客様にも、とても喜んでもらうことができました。特訓をして、格段に踊りがうまくなった田頭さんは、「コツがわかってきました!」と、来年の夏に向けて頼もしい一言。ようやく今年の夏を終えられた気持ちがした阿波踊りメンバーなのでした。
10.29(日)
・大柄な欧米男性から親しげに肩を組まれたショップの森田くん。目を白黒させていると、同じようなチェックのシャツを着ているので、仲間だと思ったとのこと。ショップの制服は「紅の豚」のフィオが着ているシャツをイメージしています。似たようなシャツを着てくると、スタッフからもお客様からも仲間だと思われてしまうかも...?!
10.30(月)
・バッサリと髪を切り、素敵な内巻きカールになった2児の母・山本さん。しかし、翌日出勤してくると髪が外に跳ねています。どうしたのかと聞いてみると「朝起きたらこうなっていた...」とのこと。落ち込み気味の山本さんを、どちらもかわいいよ!と励ますショップスタッフ一同なのでした。
10.31(火)
・休館日のこの日、美術館スタッフを中心に野球の試合を行い、普段から野球部で練習しているスタッフやこのところ運動不足になってしまっているスタッフなど様々な人が集まりました。試合は白熱の展開、延長戦の末に後攻チームの劇的なサヨナラ勝ちで幕を閉じました。スポーツの秋らしく爽やかな汗を流したスタッフたちでした。
・スタジオではおめでたいことがあると、張本人がいない間に席を飾りつけてお祝いすることがあります。笠屋でもおめでたいニュースが飛び込み、一致団結して装飾が始りました。
ものの30分でこんなことに。戻ってくるのを今か今かと待ち受けています。