西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.08 パンフレット発売中です


今週は宣伝っぽくなりますが、大事なお知らせです。

7月21日(土)より、待望の企画展パンフレット"「挿絵が僕らにくれたもの」展"が美術館にて発売になりました。価格は、税込み600円で、館内の図書閲覧室"トライホークス"とミュージアムショップにて販売中です。本当におすすめのパンフレットなので、少しだけご紹介したいと思います。

さっそく、全32ページの内容を見てみましょう。

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まずは表紙です。宮崎監督がこの企画展のために書き下ろした貴重なポスターです。トリミングされていますが、全貌を見たい方のためには、ちゃんと別のページにも収録されていますよ。
内容はというと、今回の展示で展示されているヘンリー・J・フォードやビリービンの挿絵の主要なものを可能な限り収録し、監督のコメントもほとんど収録しています。時間がなくて展示を見る時間がなかった、もう一度解説を読みたい方にとって、必携の書となっています。
あと、注目の読み物が、作家・夢枕獏さんと鈴木敏夫プロデューサーの挿絵展を見ながら行なわれた対談です。挿絵のこと、自著のこと、宮崎監督のことなど、楽しい雰囲気が伝わってくるとても面白い内容になりました。
今回の展示の、ある意味目玉ともいえる「ぼくの妄想史-自分は何処から来たか-」も、もちろんじっくりと読むことができます。
最後には、漫画家・安野モヨコさんの描きおろしイラストも収録されています。ヘンリー・J・フォードの画を彼女なりの印象で紹介しているのですが、緑をベースにした色使いがとてもキレイです。挿絵から始まって漫画がここまで進化したんだということも感じられて、その意味からも意義があるイラストです。

つたない紹介でしたが、本当にお買い得なパンフレットだということが少しは伝わったでしょうか。挿絵を展示した企画展なのですから、パンフレットという2Dの媒体と相性が良いのは当然です。まるで、企画展をそのままおうちに持って帰った気分になれます。

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「じっくりと理解するために、あるいは見学の記念として。好評発売中」