西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.10 三人の挿絵画家【弐】


 前回は、フォード以外のふたりの画家についてお話しました。今回はいよいよ、ラング童話集のほとんどの挿絵を20年間にわたって描き続けた画家、ヘンリー・ジャスティス・フォードについてご紹介したいと思います。  経歴を見ると、ヘンリー・J・フォー...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.09 三人の挿絵画家【壱】


 アンドルーラングが編纂した童話集の挿絵を担当している画家は、全巻を通して活躍したヘンリー・ジャスティス・フォード(1860-1941)のほかに、初期の2作に参加したふたりの画家がいます。ジョージ・パーシー・ジェイコム・フッド(1857-1...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.08 パンフレット発売中です


今週は宣伝っぽくなりますが、大事なお知らせです。 7月21日(土)より、待望の企画展パンフレット"「挿絵が僕らにくれたもの」展"が美術館にて発売になりました。価格は、税込み600円で、館内の図書閲覧室"トライホークス"とミュージアムショップ...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.07 フォードの想像力


 前回に引き続き「猫のかけおち」(原題:The Cat's Elopement)のお話です。猫好きで有名な美術館スタッフの女性が日本語翻訳版を買ったということで、見せてくれました。確かに、そのお話は日本を舞台にしていたお話でした。時代は江戸...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.06 ラング童話に収録されたもの


 今回の展示で取り上げているアンドルー・ラングが編纂した世界童話集に収録されている438編のお話は、世界中、多岐にわたります。アンデルセン童話からの「雪の女王」や「おやゆび姫」があるかと思うと、グリム童話からも「白雪姫」や「ヘンゼルとグレー...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.05 イギリスと児童文学の誕生


 今回から「挿絵が僕らにくれたもの」展の背景にあるものを少しずつ、説明してみたいと思っています。ただ、自分は世界史があまり得意ではなかったので(ひとつの国の歴史である日本史に比べて、世界を相手にする世界史は覚えることが多すぎる!)、この機に...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.04 沙漠の魔王【弐】


 今回の企画展の「ぼくの妄想史-自分は何処から来たか-」という展示パネルは、入口から続くヘンリー・J・フォードの挿絵を中心とした一連の展示とはちょっと趣を異にしています。宮崎監督自らが、"自分は通俗文化の担い手だ"と定義づけ、近代日本の自分...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.03 沙漠の魔王【壱】


 今回は、福島鉄次についてお話します。なかなか展示の紹介に至らない連載なんですが、いろいろと大人の事情があるので、察してください(笑)  福島鉄次の代表作「沙漠の魔王」。(表記としては、「沙漠の魔王」と「砂漠の魔王」の2種類の表記あり。連載...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.02 挿絵に恋して


 小学校の頃、わりと読書が好きな方でした。学校の図書館もあったのですが、通っていた学習塾の本棚に世界の文学全集みたいなものがあって、新刊が入るたびに借りて読んでいたことを覚えています。たぶん岩波や講談社のシリーズだったと思います。今から40...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.01 ごあいさつ


 春のメンテも終わり、6月2日(土)より営業再開したジブリ美術館からお伝えしています。今週から、週刊「挿絵展」という連載をはじめることになりました。これから一年間、企画展示にかかわる話題の話を毎週お伝えして、その魅力の一端を紹介することが、...

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