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イントロダクション

三鷹の森ジブリ美術館が紹介する世界のアニメーション第一弾は、「老人と海」でアカデミー賞に輝いたアレクサンドル・ペトロフ監督の最新作

introduction_05.jpg 三鷹の森ジブリ美術館が世界のアニメーションを自ら配給して紹介する事業を始めた。ジブリ美術館は2001年の開館以来、企画展示や講演会などのイベントで、アニメーション作品とその作り手である作家やスタジオを紹介することを活動の一つにしてきた。しかし、世界には多くの人がまだ目にしていない良質なアニメーション作品が沢山ある。高畑監督や宮崎監督が若き日に影響を受けた作品、日本では知られていないが、世界で高い評価を受けている作品など、そういった新旧問わず面白い作品をより多くの人に届けるべく、自ら配給活動を行って見てもらう機会を作っていくことにした。その第一弾がこの「春のめざめ」。

introduction_06.jpg 監督は、前作「老人と海」(99)でアカデミー賞短編アニメーション部門賞を獲得した、ロシアのアレクサンドル・ペトロフ監督。高畑・宮崎両監督と古くから親交のあるロシアのアニメーション作家、巨匠ユーリー・ノルシュテインの門下生であり、その縁あって今回ジブリ美術館の配給作品第一弾となった。
ペトロフ監督は、油絵を用いた独自の表現スタイルで、深みのある作風を確立している。油絵アニメーションでここまで完成度の高い作品を残しているのは、世界中を探してもアレクサンドル・ペトロフ監督以外に例がない。「老人と海」以前の「雌牛」(89)、「おかしな男の夢」(92)「マーメイド」(97)も、世界の映画祭で受賞するなど、国際的な評価が急速に高まっている作家である。

平成18年度(第10回) 文化庁メディア芸術祭
アニメーション部門 優秀賞受賞

第11回 広島国際アニメーションフェスティバル
観客賞/国際審査員特別賞受賞