【三鷹の森アニメフェスタ2012】にて特別上映と講演会を開催します


募集は〆切ました。ご応募ありがとうございました。

3月3日(土)、三鷹市芸術文化センターにて
「三鷹の森アニメフェスタ2012 ~アニメーション古今東西 その9~」を開催します。

毎年恒例、三鷹の森ジブリ美術館が厳選する古今東西の傑作アニメーションを上映します。
アニメーションの面白さと奥深さをお楽しみ下さい。

◆日時
 2012年3月3日(土) 午後1時~午後6時30分頃まで
 【第一部】午後1時~午後3時頃  「ちょっと不思議なアニメーション」
 【第二部】午後3時30分~午後6時30分頃  「コクリコ坂から」特別上映と宮崎吾朗監督講演会

◆場所
 三鷹市芸術文化センター 星のホール

◆入場料
 無料

◆応募方法
 招待者数:第一部、第二部とも200名(60組)を招待

  • お申込方法: 2月13日(月)までに 官製はがきに下記をご記入のうえお申込ください。(※消印有効)

 1 住所
 2 代表者の氏名(年齢、フリガナ)
 3 人数(代表者を含む)
 4 電話番号
 5 希望プログラム(第一部、第二部どちらかを記入。1枚のハガキに1希望プログラム、複数枚の申し込みは無効。一人での申し込みも可)

  • 申し込み先: 〒181-0013 三鷹市下連雀一丁目1番83号 三鷹の森ジブリ美術館「三鷹の森アニメフェスタ2012」係

    ※当選者の発表は招待状の発送をもって代えさせて頂きます。(2月19日(日)発送予定)
    ※第一部、第二部とも当日席有り。(定員に達し次第、締切)


◆お問い合わせ先
 三鷹の森ジブリ美術館ごあんないダイヤル 0570-055777 
※電話による当否確認は受け付けられませんのでご了承ください。


【第一部】午後1時~午後3時頃  「ちょっと不思議なアニメーション」
魔法やマジック、生き物ではないものが動き出すといった、アニメーションならではのちょっと不思議なお話のあれこれを、ジフリ美術館学芸員の解説とともに上映します。


◆上映作品
①『真夜中の舞踏会』(ディズニー シリー・シンフォニーシリーズ)ウィルフレッド・ジャクソン/1934/9分/アメリカ
真夜中に陶器の人形たちが動き出す。「美女と野獣」を髣髴とさせるちょっと不思議でシニカルなお話。

②『ふしぎなくすり』岡本忠成/1965/15分/日本
SF作家・星新一と、斬新な手法を用いるアニメーター岡本忠成の名コンビによる愉快な人形アニメ。木や皮をつかったキャラクターも見どころ。
husigina.jpg©エコー

③『ポロンギター』小野豪/1959/27分/日本 東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
教材映画で有名な学研の人形アニメーションシリーズの名作。群集シーンは人形アニメーションでは珍しい。
nfc.jpg協力:東京国立近代美術館フィルセンター

④『雪だるま』ヘルミーナ・ティールロヴァー/1966/9分/チェコ
毛糸を使ったかわいいアニメーション。写真の切り絵、ハンカチや手紙などモノを素材にした「オブジェクトアニメ」の母とも呼べるティールロヴァー作品。

⑤『イリュージョン?』フレデリック・バック/1975/12分/カナダ
文明社会を痛烈に批判し、子どもにとって本当に大事な物とは何かを訴えた、しかし決してユーモアを忘れていない素敵な短編アニメーション。
iryu-jyo.jpg© Société Radio-Canada

⑥『かかし』ポール・グリモー/1943/9分/フランス
ドイツ占領下のパリで作られたジャン・オーランシュ脚本の一作を「王と鳥」のポール・グリモーが演出。かかしの動きが面白い。

⑦『アマールカ 子羊を助けた日』ヴァーツラフ・ベドジフ/1973/7分/チェコ
70年代から今まで、チェコの子どもたちが眠る前にみるアニメーション番組"おやすみアニメ"で人気を博した森の精『アマールカ』の一作品。
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©B.Siska and V.Bedrich, Licence provided by Czech Television master licensee in Japan, AT ARMZ



【第二部】午後3時30分~午後6時30分頃  「コクリコ坂から」特別上映と宮崎吾朗監督講演会


宮崎吾朗監督作

『コクリコ坂から』(2011年/91分)


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東京オリンピック前年の横浜。とある高校で、古いけれど、
歴史と思い出のつまった建物を取り壊すべきか保存すべきかという紛争が起きていた。

そんな事件の中で、高校生の少女・海(うみ)と少年・俊(しゅん)が出会う。
徐々に惹かれ合うふたりにある試練が襲いかかる。
自分たちは兄妹かもしれない。それでも、ふたりは現実から逃げずにまっすぐに進む。 

そして戦争と戦後の混乱期の中で、親たちがどう出会い、愛し、生きたかを知っていく。
そんな中でふたりが見出した未来とは...。

 

企画・脚本は宮崎駿、監督は『ゲド戦記』以来5年ぶり2作目の演出を手掛ける宮崎吾朗。



上映後、ジブリ美術館初代館長でもある宮崎吾朗監督が、映画演出の魅力や美術館での経験がどのように映画作りに影響を与えているかなど、様々な話をします。

司会は、東海ラジオの人気パーソナリティー小島一宏アナウンサー。


©2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT





宮崎吾朗

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1967年、東京生まれ。信州大学農学部森林学科卒業後、建設コンサルタントとして公緑地や都市緑化などの計画、設計に従事。その後1998年より三鷹の森ジブリ美術館の総合デザインを手がけ、2001年より2005年6月まで同美術館の館長を務める。

2004年度芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。「ゲド戦記」(2006)でアニメーション映画を監督。

2011年夏に公開されたスタジオジブリ最新品「コクリコ坂から」では監督を務めた。