お知らせ ジブリ美術館のクリスマス


ヨーロッパでは、クリスマス前の四週間のことをアドヴェント(待降節)と呼び、各地でクリスマスを迎えるための準備が始まります。
家の中で過ごす時間がだんだんと増え冬支度がはじまる時期、暖炉の薪となる木々や保存食となる木の実などの森の恵みは、人々にとって長い冬を乗り越えるために大切なものでした。

企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま」展で紹介されるホフマン原作の物語は、ドイツで生まれました。
クリスマスシーズンのドイツも、長く厳しい冬の最中です。
ドイツ東部のエルツ山地の鉱山で働く人々の間には、ろうそくを吊るして、この一年の安全に感謝し、来る年の無事を祈りお祝いする慣わしがありました。
家々の窓辺の風景を彩るろうそくのともしびのゆらぎは、クリスマスを待ちわびる心や、あたたかく迎え入れてくれる家族の姿を映しだしてくれます。

ジブリ美術館では、そんなクリスマス本来の、居心地よく快適な家にお客様をお招きするあたたかな気持ちにならい、クリスマスの装飾を行いました。
目印のように灯るろうそくのモチーフや、子どもたちが大好きなお砂糖がまぶされた甘いお菓子のイメージ、クリスマスマーケットへ飾りを買いに出かけワクワクと心が弾む気分など、
静かな冬のシーズンに、クリスマスを心待ちにする雰囲気を取り入れました。

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また、企画展示室内もクリスマスシーズンにあわせ、特別な飾り付けが追加されました。
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地下1階のテラスには恒例のクリスマスツリーが登場し、日が落ちてからはイルミネーションが一層輝きを増します。
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クリスマスの装飾は12月27日(土)までです。
ぜひ、ジブリ美術館のクリスマスをお楽しみください。