【三鷹の森アニメフェスタ2016】にて特別上映を開催します
2016.02.07
3月5日(土)三鷹市芸術文化センターにて、「三鷹の森アニメフェスタ2016 ~アニメーション古今東西 その13~」を開催します。毎年恒例、三鷹の森ジブリ美術館が厳選する古今東西の傑作アニメーションを上映します。アニメーションの面白さと奥深さをお楽しみ下さい。
◆日時
2016年3月5日(土)
【第一部】午前11時~午後12時30分頃 「動物とアニメーション」
【第二部】午後14時30分~午後17時頃 「百日紅~Miss HOKUSAI~」特別上映と小松美羽さんトークショー
◆場所
三鷹市芸術文化センター 星のホール
◆入場料
無料
◆応募方法
<招待者数>
第一部、第二部とも200名を招待(市民:4名1組で40組160名、市外:2名1組で20組40名)
<申込方法>
2月15日(月)必着で官製はがきに、
1 住所
2 代表者の氏名(年齢、フリガナ)
3 人数(代表者を含む)
4 電話番号
5 希望プログラム(第一部、第二部どちらかを記入。1枚のハガキに1希望プログラムまで。)
をご記入のうえ、お申込ください。
※1組1枚とし、複数枚の申し込みは無効。一人での申し込みも可。
<申し込み先>
〒181-0013 三鷹市下連雀一丁目1番83号
三鷹の森ジブリ美術館「三鷹の森アニメフェスタ2016」係
<当選者の発表>
招待状の発送をもって代えます。(2月18日(木)以降発送予定)
電話などによる当否確認は受け付けません。
※第一部、第二部とも当日席有り。(先着50名様まで)
◆お問い合わせ先
三鷹の森ジブリ美術館 ご案内ダイヤル 0570-055777
【第一部】午前11時~午後12時30分頃 「動物とアニメーション」 アニメーションは、役者が演技をする実写映画と違い、すべて画によって物語を作るメディアです。それでアニメーション映画では、その黎明期から、動物が活躍したり、擬人化されたキャラクターが主人公になった作品がたくさん作られてきました。 今回はそんな"動物"をテーマにした作品の中から、エポックメイキングとなった傑作や、普段なかなか目にすることができない作品を選んでご紹介いたします。作品は、世界各国の作家による、様々な手法で作られた短編作品を選んでいます。アニメーションには様々な表現方法があるのを知ることも、アニメーション鑑賞の楽しさなのです。
◆上映作品(予定)
①「こねこのスタジオ」 (森やすじ/1959年/16分/日本)
撮影所を舞台に、前作「こねこのらくがき」に登場した子猫とネズミが動き回る楽しい物語。高畑勲・宮崎駿が師と仰ぐアニメーター、森やすじが演出と原画をつとめた、日本のアニメーションの記念碑的作品です。
© 東映
②「雌牛」 (アレクサンドル・ペトロフ/1989年/10分/ロシア)
油絵アニメーションで知られるアレクサンドル・ペトロフの記念すべき監督第1作であり、彼の創作の原点といえる作品です。ガラスに油絵具を使って描く独特の手法は、世界中から高く評価され、アカデミー賞にノミネートされたほか、広島アニメーションフェスティバルではグランプリを受賞しました。
© Alexander Petrov,OLDSEA
③「ひつじのショーン チャンピオンシープス」 (リチャード・スターザック/2012年/15分/イギリス)
2012年に開催されたロンドンオリンピックを記念してテレビ放送用に作られた1話1分の短編アニメーション。子どもたちに絶大なる人気を誇るショーン達が、夏季オリンピックで行われる様々なスポーツに挑戦する内容となっています。
© Alexander Petrov,OLDSEA
④「夜のとばりの物語 嘘をつかなかった若者」 (ミッシェル・オスロ/2010年/13分/フランス)
フランスの巨匠ミッシェル・オスロが得意とする影絵アニメーション。世界中のおとぎばなしを題材にアレンジした珠玉の作品たちの中から、人間の言葉を話せる馬と世話係の若者の物語を紹介します。オスロ監督ならではの圧倒的な背景と、エスプリの効いた物語が観客をとりこにします。
© 2011 NORD-OUEST FILMS - STUDIO O - STUDIOCANAL
⑤「黒いきこりと白いきこり」 (薮下泰次/1956年/15分/日本)
北国の深い雪山にある黒いきこりの家にくま、きつね、りすが訪れますが、黒いきこりは三匹を殺してしまいます。三匹の魂は神様に出会い、今度は白いきこりの家へ向かうのでした...。浜田広介の童話を原作に、人間の心の奥底に潜む善と悪、それぞれの行いと報いを描いた、日本のアニメの美しさが発揮された初期の傑作です。
© 東映アニメーション・教配
⑥「ダム・キーパー」 (堤大介、ロバート・コンドウ/2014年/18分/アメリカ)
ピクサー社で長くアニメーション制作に携わった堤大介氏とロバート・コンドウ氏が共同監督で手がけたオリジナル短編です。世界が大気汚染に覆われた時代。街を守る風車を一人で動かし続ける孤独な豚の少年と、絵を描くのが大好きな天真爛漫なキツネの転校生との出会いが描かれています。
© 2014 TONKO HOUSE LLC ALL RIGHTS RESERVED
【第二部】午後14時30分~午後17時頃 『百日紅~Miss HOKUSAI~』特別上映と小松美羽さんトークショー
『百日紅~Miss HOKUSAI~』/原恵一/2015年/93分/日本
江戸風俗研究家で文筆家や漫画家としても活躍した杉浦日向子の漫画代表作「百日紅」をもとに、「クレヨンしんちゃん」シリーズや「河童のクゥと夏休み」「カラフル」で知られる原恵一監督がアニメーション映画化。浮世絵師・葛飾北斎の娘で、同じく浮世絵師として活躍した女性・お栄が、父・北斎や妹、仲間たちとともに生きた姿を、江戸の町の四季を通して描きます。アニメーション制作は、原監督作では初となるProduction I.Gが担当し、スクリーンの中に江戸の街並みや風俗を生き生きと描くことに成功しています。声優には、お栄役の杏、北斎役の松重豊ほか、濱田岳、高良健吾、美保純、筒井道隆、麻生久美子ら豪華俳優陣が参加しました。
© 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
上映後は、現代アーティストの小松美羽さんをお招きして、映画の魅力について、たっぷりとお話を伺います。司会及び聞き手は、東海ラジオの人気パーソナリティ小島一宏アナウンサーです。
<ゲストプロフィール>
小松美羽(こまつ・みわ)
現代アーティスト
1984年11月29日生まれ。長野県出身。
女子美術大学短期大学部を卒業後、独自の死生観を描いた銅版画「四十九日」で注目を集める。その後、ペン画・ペイント画など様々なジャンルに挑み、2013年、フランスの製紙メーカーが毎年開催する「PRIX CANSON 2013」に日本代表で選出され、世界のファイナル39人にノミネートされた。2014年5月11日、遷座祭からちょうど1年のおかげ年の始まりの日に出雲大社に絵画「新・風土記」を奉納。2015年5月英国「チェルシー・フラワーショー」にて庭園デザイナー・石原和幸の作品とコラボした有田焼の「狛犬」が高い評価を受け、大英博物館に所蔵された。代表作108点を収録した画集「小松美羽 -20代の軌跡- 2004-2014」(角川マガジンズ)を2014年に出版。本年3月16日より、銀座三越美術サロンにて展覧会を開催する。