【三鷹の森アニメフェスタ2025】にて特別上映を開催します


3月1日(土)三鷹市芸術文化センターにて、「三鷹の森アニメフェスタ2025 ~アニメーション古今東西 その21~」を開催します。
毎年恒例、三鷹の森ジブリ美術館が厳選する古今東西の傑作アニメーションを上映します。アニメーションの面白さと奥深さをお楽しみ下さい。

開催概要
日時
2025年3月1日(土)10:30~17:00頃
第一部
10:30~13:00頃 短編映画上映「いろいろないきものとその世界」
第二部
14:30~17:00頃 長編映画『風が吹くとき』特別上映 & ノンフィクション作家 川内有緒さんトークショー
場所
入場料
無料
招待者数
第一部、第二部とも220名程度をご招待(1組4人まで、三鷹市外在住者は1組2人まで)。
※希望する部ごとに1組1枚とし、同じ部への複数の申し込みは無効。
※申し込み多数の場合は抽選。一人での申し込みも可能。
※第一部、第二部共に当日券あり(各30名程度 各部開演の1時間前から当日券を先着順で配布。1人1枚。)
お申し込み
インターネットでの申し込みフォーム入力(2月13日(木)まで)、または②はがき(2月13日(木)必着)にて、お申し込みください。
主催
企画・協力
三鷹の森ジブリ美術館

申し込み方法 ※ ①か②のいずれかでお申し込みください。

  • ① インターネットでの申込方法

    申し込みフォームに必要事項をご入力ください。(※2月13日(木)締め切り)
  • ② はがきでの申込方法

    記載事項をご記入の上、2/13(木)必着でお申し込みください。

    1. 住所
    2. 代表者の氏名(フリガナ、年齢)
    3. 人数
    4. 電話番号
    5. 希望する部(第一部・第二部のいずれか)を記入。1枚のはがきに1希望プログラムまで。
    申し込み先: 〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号三鷹市 スポーツと文化部 芸術文化課
  • 当選者について

    2月19日(水)以降招待はがき発送予定。招待状の発送をもって発表とします。
    (※電話などによる当否確認は受け付けておりません)
  • お問合せ先

    三鷹の森ジブリ美術館 ごあんないダイヤル ☎ 0570-055777

【第一部】「いろいろないきものとその世界」 10:30~13:00頃 

世界中の傑作短編アニメーションの中から、さまざまな"いきもの"や、その不思議な世界を描いた作品を選びました。アニメーションだからこそ表現できる、その真髄ともいえる作品の数々をぜひお楽しみください。

上映予定作品(年代順)
『こねこのらくがき』/『The Pink Phink』/『悪夢』/『Adam』/『Quest』/『Das Rad』/『Rabbit and Deer』/『(OO)』/『Candy.zip』/『目玉』 各作品の詳細はこちら →第一部上映作品

【第二部】『風が吹くとき』特別上映と ノンフィクション作家 川内有緒さんによるトークショー 14:30~17:00頃

『風が吹くとき』 (日本語吹替版)
(1986年/イギリス/原作・脚本:レイモンド・ブリッグズ  監督:ジミー・T・ムラカミ  ⾳楽:ロジャー・ウォーターズ  主題歌:デヴィッド・ボウイ/85分)
kazegahukutoki_1.jpg © MCMLXXXVI

イギリスの⽚⽥舎で暮らすジムとヒルダの平凡な夫婦。⼆度の世界⼤戦をくぐり抜け⼦供を育てあげて、今は⽼境に差し掛かった⼆⼈。ある⽇ラジオから、新たな世界戦争が起こり核爆弾が落ちてくる、という知らせを聞く。ジムは政府のパンフレットに従ってシェルターを作り始める。先の戦争体験が去来し、⼆⼈は他愛のない愚痴を交わしながら備える...そして、その時はやってきた。

1986年に英国で制作され、翌1987年に⽇本でも劇場公開された本作。
『スノーマン』で知られるレイモンド・ブリッグズの原作「⾵が吹くとき」(あすなろ書房刊)を、⾃らも⻑崎に住む親戚を原爆で亡くした⽇系アメリカ⼈のジミー・T・ムラカミが監督。⾳楽を元ピンクフロイドのロジャー・ウォーターズが⼿掛け、主題歌「When the Wind Blows」をデヴィッド・ボウイが歌う。
さらに「戦場のメリー・クリスマス」(1983)で⽣まれたボウイとの友情から、⽇本語(吹替)版を⼤島渚監督が担当。また、主⼈公の夫婦ジムとヒルダの声を森繁久彌と加藤治⼦が吹き替えたことでも⼤きな話題を呼んだ⼀作。


上映後は、国連職員などを経て現在ノンフィクション作家として活躍されている川内有緒さんをお招きします。
福島原発事故で大きな影響を受けた大熊町や双葉町などを取材した作品「ロッコク・キッチン」を制作中の川内さんは、『風が吹くとき』を中学生のころに鑑賞したことが本作をつくる一つのきっかけになったと書かれています。
『風が吹くとき』の魅力やご自身に与えた影響、制作中の「ロッコク・キッチン」やそこに込めた想いなどのお話をお聞きします。

司会・聞き手は、フリーアナウンサーの小島一宏さんです。


川内有緒さん

kawautiario.jpg撮影:齋藤陽道
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。
『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で、新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞。『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞。
著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う。』(以上幻冬舎文庫)、『晴れたら空に骨まいて』(講談社文庫)、『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎)など。最新刊は『自由の丘に、小屋をつくる』(新潮社)。全盲の美術鑑賞者、白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』共同監督。 
現在は子育てをしながら、執筆や旅を続け、小さなギャラリー「山小屋」(東京)を家族で運営する。趣味は美術鑑賞とD.I.Y。高尾山にも登ったことがないわりに「生まれ変わったら冒険家になりたい」が口癖。