「三鷹の森アニメフェスタ2018」第一部上映作品(予定)
①「美しい星」 (古川タク/1972年/5分/日本)
イラストレーターとしても活躍する古川タク監督による短編作品。コミカルで可愛らしく動くキャラクターが魅力です。子どもたちが惑星となって宇宙を浮遊し、地球を回ります。音楽は村井邦彦、森山良子が歌っています。提供 タクン・ボックス。
© Takun Box
②「チーズ・ホリデー」 (ニック・パーク/1989年/23分/イギリス)
おいしいチーズを求め、ウォレスとグルミットはお手製のロケットで月へと旅に出るのですが...。イギリスを代表するアニメーションスタジオ、アードマン・アニメーションズのニック・パーク監督が美術学校の卒業制作として制作を開始、完成までに6年も費やした記念すべきデビュー作。アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートほか、多数の賞を受賞しました。
© NFTS 1989
③「この星の上に」 (片渕須直/1998年/14分/日本)
「この世界の片隅に」の片渕須直監督による短編作品。世界を旅する青年から少女に手渡された小さな木彫りの置物が、木の精霊となり、少女を未知の世界に誘います。人物も背景も一枚の絵のように描かれながら、生き生きと動くアニメーションです。製作・提供 アニドウ・フィルム。
© Anidofilm
④「ちいさな星の王子さま」 (ゾヤ・トロフィモヴァ/2002年/7分/フランス)
フランスのフォリマージュスタジオ製作の手書き紙アニメーション。とてもちいさな星に住む、ちいさな王子さまの掃除に明け暮れる一日をユーモラスなアニメーションで表現し、見るものに地球環境を大切にする心を思い起こさせます。
©Folimage Studio
⑤「月と少年」 (エンリコ・カサロサ/2011年/7分/アメリカ)
少年は、おじいさんとお父さんと一緒に古い木製の小舟に乗って、夜の海へと漕ぎ出します。
波間に漂っていると、大きな月が昇り、思いもよらぬ光景が広がります。そこで少年は、代々受け継がれてきた"家業"について知るのです。第84回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされた、ピクサー・アニメーション・スタジオ制作、エンリコ・カサロサ監督による夢いっぱいの冒険ファンタジー。
©2018 Disney/Pixar
⑥「よだかの星」 (加藤隆/2013年/10分/日本)
宮沢賢治の代表作を美しい色彩で映像化した手書きアニメーション作品。よだかは鷹から名前を改めるように迫られるなど生きることに絶望する中で、夜空の星々に自分も星にして欲しいと願うも叶えてはもらえず、最後に自らの力で空高く舞い上がります。
⑦「おひさま」 (しょーた/2015年/4分/日本)
大学の卒業制作として制作され、第14回インディーズアニメフェスタ審査員賞を受賞した作品。ある時から夜が全く明けなくなってしまった村で、村人たちが困っていると、そこに現れた旅人は心が沈んだおひさまをリズミカルな音楽にのせて励まし続けます。
© しょーた