「三鷹の森アニメフェスタ2022」第一部上映作品(予定)
①『Tomorrow's Leaves』 (百瀬義行/2021年/8分/日本)
© 2021 Olympic Foundation for Culture and Heritage
遠い空から舞い降りる虹色の葉。人はそれを「あしたの葉-Tomorrow's Leaves-」と呼び、平和の証としていた。 しかしその年、世界中で虹色の葉が枯れていく。この星に一体、何が起きているのか。 育った場所も言葉も文化も異なる子どもたちが、虹色の葉を宿す「あしたの木」へと旅立つが...。
②『WIND』 (ロバート・レーベル/2013年/3分/ドイツ)
©2013 robert loebel
いつも強風が吹き荒れる地域があった。人々はそれに抗わず、さまざまな工夫を凝らしながら暮らしている...。ベルリン出身のアニメーターが描く本作は、ユーモアと風刺を感じさせる独特のシュールな世界観が印象的です。
③『HEAD OVER HEELS』 (ティモシー・レカート/2012年/10分/イギリス)
© 2012 National Film & Television School
ひとつ屋根の下で暮らす老夫婦。夫は床に、妻は天井に住んでいるが、お互いの暮らしぶりに不満を溜め込んでゆく。そんなある日、彼らの結婚生活に最大の危機が訪れる。ストップモーションの技法を用いて、登場人物の心の動きを丁寧に描き出しています。
④『Out of Sight』 (Ya-Ting Yu, Ling Chung, Ya-Hsuan Yeh /2010年/5分/台湾)
© 2010 Ya-Ting Yu, Ling Chung, Ya-Hsuan Yeh
盲目の少女は、ある日強盗に遭い道に迷ってしまう。生け垣を抜けると未知の世界に入り込み、感覚と想像力を駆使して不思議な冒険を繰り広げる。国立台湾芸術大学の3人の学生による卒業制作。やわらかな色彩とシンプルなデザインで少女の想像の世界を表現しています。
⑤『銀河の魚』 (たむらしげる/1993年/23分/日本)
© 1993 たむらしげる / Aniplex Inc. Sony PCL Inc.
天文学者の老人と孫のユーリーは、ある日、星を食らう怪魚が天体に出没しているのを見つける。2人は怪魚を退治するため、銀河の海原へと旅立つ。絵本作家・映像作家の たむらしげるによるアニメーション作品。1993年度毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞。
⑥『MANIPULATION』 (ダニエル・グリーブス/1991年/6分/イギリス)
© 1991 DANIEL GREAVES
創作したキャラクターの出来に満足できず、作者はそれを捨ててしまおうとする。けれどキャラクターはそれを拒み作者と争いを繰り広げる。手描きとピクシレーションという手法を融合させた不思議な映像が魅力の本作は、第64回アカデミー短編アニメ賞を受賞しました。
⑦『注文の多い料理店』 (演出:岡本忠成 監修:川本喜八郎 / 1991年 / 19分 / 日本)
©株式会社桜映画社 株式会社エコー
猟に出たのはいいが、山奥で道に迷ってしまった二人のハンター。霧の中、二人は「山猫軒」という西洋料理店にたどり
つく。一息つけると二人は安堵するが、店内に入るや「身なりをきれいにしてください」や「銃と弾をおいてください」などの細かい注文を次々と要求される。
⑧『ジャンピング』 (手塚プロダクション/1984年/6分/日本)
©手塚プロダクション
一人の少年がスキップしながら通りを歩いているうちにどんどんジャンプが大きくなって、町を越え、森を飛び越え、海を越えて、どんどん、高く高く、遠くへ遠くへジャンプして行くことになり、ついには戦争中の国へ...。全編ワンカット、動画枚数4000枚に及ぶ本作はこれまで数々の賞に輝きました。
⑨『ガチョウと結婚したフクロウ』 (キャロライン・リーフ/1974/7分/カナダ)
© 1974 Office national du film du Canada. Tous droits réservés.
ある日、フクロウとガチョウが出会う。お互いをとても気に入り、二人は結婚生活を送るようになるが...。イヌイットの伝説を基にした本作は、セリフにおいても現地の言葉を使用。動物たちの生き生きとした動きを、砂のアニメーションによって見事に表現しています。