「三鷹の森アニメフェスタ2024」第一部上映作品
『HIDARI』(川村真司・小川育/2023年/6分/日本)
© dwarf/Whatever Co./TECARAT伝説の名工「左甚五郎」は、仲間の裏切りによって育ての親と右腕を失い、カラクリ義手と相棒の「眠り猫」を連れ旅を続けている。そしてついに、仇の一人である「犬丸」と対峙するのであった。木彫り人形のストップモーションで描く長編映画の序章となるパイロット作品。
『ファラオ』(Michel Ocelot/2022年/20分/フランス・ベルギー)
©2022 Nord-Ouest Films-Studio O - Les Productions du Ch'timi - Musée du Louvre - Artémis Productionsクシュ王国の王子タヌエカマニは、愛し合うナサルサとの結婚を認めてもらうため、エジプトを統一すべく遠征の旅に出る。色と影の美しさに圧倒される長編『古の王子と3つの花』に登場する、3つの時代の物語の中の一作。
『Sound of Light』(Julia De Araujo, Coline Fagot, Marine Hubo, Laura Lucinus, Remer Alice, Renaud Lisa, Mangeot Chloé/2022年/5分/フランス)
© ESMA - École Supérieure des Métiers Artistiques - 202270年代のアメリカ、ニューオーリンズ。部屋でひとりサックスを吹くジェームスを、隣人のエイミーが街のカーニバルへと誘うものの、臆病な彼は街に出る勇気がでない。そんな彼の元に不思議な精霊が現れる。彼は未知への恐怖を克服していくことができるだろうか。
『TOKRI』(Suresh Eriyat/2017年/15分/インド)
© Studio EEKSAURUS裕福ではないが、両親に大切に育てられ幸せに過ごす少女は、ある日父が大切にしている金時計を落として壊してしまう。落ち込む父を見て思い悩んだ少女は・・・。インドの街並みの空気さえ感じられそうな、8年もの歳月をかけて制作されたクレイアニメーション作品。
『Oktapodi』(Julien Bocabeille, François-Xavier Chanioux, Olivier Delabarre, Thierry Marchand, Quentin Marmier, Emud Mokhberi/2008年/5分/フランス)
© Gobelins, 2009あるところに愛し合う二匹のタコがいた。しかし無情にも二匹は引き裂かれ、メスは配達トラックに載せられ連れ去られてしまう。オスはメスを救うためトラックに飛び乗り、ドライバーと戦いを繰り広げる。ギリシャの美しい街並みを舞台にした愉快な作品。
『おたまじゃくしがお母さんを探す』 (1960年/15分/中国)
©SHANGHAI ANIMATION FILM STUDIO Co. Ltd卵から孵ったばかりのおたまじゃくし達は、まだ見ぬお母さんを探しにいく。金魚やナマズをお母さんと間違えながらも、池の中を果敢に探検するおたまじゃくし達。果たしてお母さんと出会うことができるのだろうか。中国伝統の水墨画を動かした初のアニメーション。
『飲みすぎた一杯』 (Břetislav Pojar/1953年/18分/チェコスロバキア)
O skleničku víc (1953, Pojar Břetislav) ©NFA 特別協力:チェコセンター東京バイク乗りの主人公は、婚約者に会いに行く道すがらに立ち寄ったバーで、禁断の一杯を勧められてしまう...。それまでの人形アニメーションにはなかったスピード感と緊張感のある描写が特徴の、当時のチェコの社会問題を描いた作品。飲酒運転はダメ、ゼッタイ。