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6月30日(金)ポール・グリモー展オープニング記念
『王と鳥』『太陽の王子ホルスの大冒険』他特別上映&トークイベント決定!開催日時:6月30日(金)
会場:東京日仏学院エスパス・イマージュ
一日券:一般 1,500円(東京日仏学院会員:1,000円)※6月17日(土)12:00より東京日仏学院受付にて前売チケットを発売開始します。お席に限りがございますので(先着80名限定)、お早めにお買い求め下さい。
※当日のすべての上映、トークショーへの参加料金を含みます。
【上映スケジュール】
15:30 「太陽の王子 ホルスの大冒険」
17:30 グリモー短編選集「かかし」「避雷針泥棒」「小さな兵士」
18:15 「王と鳥」
20:00 トークショー
20:00 出演:高畑勲/ ジャン=ピエール・パグリアーノ
「太陽の王子ホルスの大冒険」
[1968年/82分/35ミリ/カラー]
監督:高畑勲/脚本:深沢一夫
音楽:間宮芳生/場面設計:宮崎駿
提供:東映株式会社ある日、ホルスは、岩男モーグの肩に刺さっている太陽の剣を手に入れた。その剣を使いこなせるようになった人物は、太陽の王子と呼ばれるという。やがて父を失ったホルスは、遺言に従って、太陽の剣を手に旅立つが……。若き日の大塚康生、高畑勲、宮崎駿らが結集して制作した東映動画製作の長編アニメーション映画。
「かかし」
[1943年/10分/35ミリ/カラー]
監督:ポール・グリモー
脚本:ジャン・オーランシュ/モリス・ブロンドー/
脚本:ポール・グリモー
音楽:ジャン・ウィネール浜辺近くの田園。おひとよしの“かかし”は鳥たちを追い払いもせず、ずるがしこいネコから守って、帽子の中に匿ってやる。しかし、水着のグラビアに興奮してしまうスケベな“かかし”は、女装したネコの色仕掛けにまんまとはまってしまい……。「避雷針泥棒」同様、ドイツ占領下のパリで作られたジャン・オーランシュ脚本の一作。1943年、エミール・レイノー賞受賞。
「避雷針泥棒」
[1943年/10分/スタンダード/モノラル]
監督:ポール・グリモー
脚本:モリス・ブロンドー/ポール・グリモー
音楽:ジャン・ウィネール雷鳴がとどろくパリの夜。仮面の少年は、家々の屋根から、次々と避雷針を泥棒してゆく。警戒中のヒゲの警官2人は、少年をなんとか捕まえようとするが……。光と影のコントラストと、高所恐怖症を誘うような垂直空間の活用が見事な一作。エルジェ作の「タンタンの冒険シリーズ」に、グリモーへのオマージュとしてヒゲの警官2人組が登場するなど、後のクリエイターに与えた影響も大きい。1946年ヴェネチア映画祭一等賞受賞。
「小さな兵士」
[1947年/11分/スタンダード/モノラル]
監督:ポール・グリモー
脚本:ジャック・プレヴェール、ポール・グリモー
音楽:ジョゼフ・コスマ雪降る街のおもちゃ屋。見つめあう少年と少女、ふたつの人形。しかし、『おもちゃ全面破壊令』が発令され、少年は小さな兵士となって戦地へ向かわなければならなかった……。大戦直後に制作され、全フランス人を感涙に咽ばせたグリモーの戦後第一作。ウォルト・ディズニーが「これは自分が作りたかった作品だ」と言い、グリモー自身も「最も出来のよい短編」と語った。1948年、ヴェネチア国際映画祭アニメーション賞受賞。
トーク出演者 略歴
高畑 勲
1935年、三重県生まれ。アニメーション映画監督。劇場用映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』(68)で初監督。主な作品は、『アルプスの少女ハイジ』(74)、『火垂るの墓』(88)、『おもひでぽろぽろ』(91)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(94)、『ホーホケキョとなりの山田くん』(99)等。
ジャン=ピエール・パグリアーノ1943年、フランスのヴァロンス生まれ。ポール・グリモー研究の第一人者。アニメーション映画研究家。主著に「Paul Grimault」「Anti-manuel de francais」「Brunius」等。
『ポール・グリモー展』
映画「王と鳥」劇場初公開記念 / 高畑勲監修
会期: 2006年6月30日(金)~8月31日まで
会期: [祝日休館/8月1日~8月13日まで夏期休館]会場: 東京日仏学院ギャラリー
料金: 入場無料
主催: 東京日仏学院
後援: フランス大使館文化部、ユニフランス東京
協賛: エールフランス
協力: スタジオジブリ・「王と鳥」上映委員会