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高畑勲監督コメント

「しわ」という作品で、アニメーション映画の持つ可能性がまたひとつ広がった、とわたしは思っています。元になっているコミックスがまずそうなのですが、この映画は、誰もが無関心ではいられないが、そのくせ、できれば目をそらせていたい老後の重いテーマを、勇気をもって扱っています。

わたしはひとりの老人として、人間として、そして一アニメーション従事者として、映画「しわ」に心から敬意を表します。

アニメーション映画監督 高畑勲

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