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СТОЙКИЙ ОЛОВЯННЫЙ СОЛДАТИК
STORY
とある街のアパートメントの一室の、部屋の棚の上に、25体の鉛の兵隊の人形が置かれていました。25体は同じ鉛の塊から生まれた兄弟だったのですが、最後の一体は鉛が足りなくなって、生まれた時から片足しかないというハンデを背負っていました。そのため、他の兄弟のように勇ましく行進もできず、いつも一人ぼっちです。
そんな彼はある日、同じ部屋に住む真っ白なバレリーナに出会います。彼女の美しい踊りに、彼の心は幸せで満たされます。ふたりは互いに見つめ合って、いつしか惹かれあっていました。そんな二人の様子を快く思わない煙草入れに住む魔法使いが、鉛の兵隊にいじわるをします。足が一本しかない彼は、窓の上でバランスを崩し、外の世界へ放り出されてしまうのです。大雨の中、紙の小舟に乗り、川に沈んでいく彼は、彼女のことを思いうかべるのですが……。