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全世界待望!「ウォレスとグルミット」短編最新作!
精巧なクレイアニメで4度のアカデミー賞を受賞し、アニメーションの枠を超えて世界から熱狂的な支持を集めているアードマン・アニメーションズの「ウォレスとグルミット」シリーズ。その最新作となる『ベーカリー街の悪夢』は、2008年クリスマスに本国イギリスでTV放映され、視聴率58%という驚異的な記録を打ち立てました。今作ではサスペンスの巨匠ヒッチコックを彷彿とさせるどこか不気味でスリリングな演出を軸としつつ、これまで同様に映画ファンならニヤリとせずにはいられない小ネタが満載!クライマックスの”戦闘シーン(!?)“が、アノ名作SF映画のパロディになっているのをはじめ、”元ネタ“となっている数々の作品を探すのも楽しみの一つ。この洒落の利いたミックス感覚こそ、イギリス的と言ってもいいでしょう。
パン人は誰だ!?
奇想天外な発明品でいつも大騒動を巻き起こしてしまうウォレス。そんなお間抜けな主人をけなげに守ろうといつも大活躍の愛犬グルミット。このコンビの今回のお仕事は、“街のパン屋さん” 。ふっくら焼けた美味しそうなパンを、みんなのお家に配達してまわります。でもよく見ると、働いているのは、やっぱりグルミットばかり!?ウォレスは、街で出会った、かつてのCM女優パイエラ・ベークウェルに恋をして、仕事に熱が入らない様子です。おまけに、街で起こっている「パン屋さん連続殺人事件」の犯人にウォレスが狙われていることを知ったグルミットは、あの手この手で主人を救おうとします。それでも能天気なウォレスはまったく気づいてくれません。はたして、グルミットはウォレスを救うことができるのでしょうか?
シリーズ20周年を記念して、デジタルリマスター版過去作品3本を一挙同時上映!
ニック・パーク監督が、卒業制作として作った最初の作品「チーズ・ホリデー」(1989年)から今年で20年。それを記念して、デジタルリマスター版「チーズ・ホリデー」「ペンギンに気をつけろ!」「危機一髪!」を特別同時上映することが決定しました。特にファンの多いこのクラシック3本と合わせて4作すべてを、新字幕・新吹替で一挙にご覧頂きます。20年を通して変わらない魅力、はたまた、進化をとげている表現や技術、さらには、通して見るからこそ気づく隠れネタの数々。マニアならずとも、いろんな発見ができる一挙上映にご期待ください。
ジブリの友人、アードマン・アニメーションズ
「ウォレスとグルミット」のほか、様々なスタイルのアニメーションを手がけている、イギリスを代表するアニメーションスタジオ。それがアードマン・アニメーションズです。宮崎駿監督が、イギリスを訪れた際、誠実で真摯に粘り強く作品作りをこなす姿勢に共感したことがきっかけで、アードマンとジブリは互いに敬意と友情を育んできました。そうした関係が実を結びこの夏、「ウォレスとグルミット」の三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー作品としての劇場公開が決まりました。
日本語吹替版のキャストには津川雅彦と森公美子が決定!
劇場公開に際し、スタジオジブリによって日本語吹替版が制作されました。ジブリの鈴木敏夫プロデューサーによるとオリジナルのウォレス役を演じるイギリスの名俳優ピーター・サリスが醸し出す、どこかとぼけた愛すべきキャラクターを演じられるのは、日本を代表する名俳優にして映画監督も務める芸達者な津川雅彦さんしかいない、ということで津川さんにオファーがされ、ウォレスのキャラクターに共感した津川さんがこれを快諾、役者人生初のアニメーションのアフレコに挑むことになりました。一方、パイエラ役には「今は少し太めだが、かつては羽のように軽かったCM女優」というキャラクター設定はもちろん(!?)、美声が自慢のキャラクターということで、歌や舞台に活躍中の森公美子さんに満場一致で決定。日本が誇る二人の‘大物’が作り出す日本語吹替版に期待が高まります。